「綾野剛は映画『クローズ』に出演していた?」「何役を演じたの?」「漆原凌はどんなキャラクター?」と気になっている人も多いのではないだろうか。
綾野剛が出演したのは、2009年4月11日公開の映画『クローズZERO II』。演じたのは、鳳仙学園に所属する危険な幹部・漆原凌(うるしばら・りょう)だ。小栗旬、山田孝之、金子ノブアキ、三浦春馬ら豪華キャストが集結した本作で、当時27歳だった綾野は、独特の存在感を放つ役柄で注目を集めた。
2026年現在、綾野剛の代表的な出演作を振り返るうえでも、『クローズZERO II』は見逃せない作品である。映画の公開日、漆原凌の人物像、鈴蘭高校と鳳仙学園の抗争、共演者との関係、前作との違いまで順番に整理する。
【結論】綾野剛が『クローズ』で演じたのは漆原凌!出演作品は『クローズZERO II』

最初に、最も気になる疑問から答えたい。
綾野剛が出演したのは、映画『クローズZERO II』である。役名は漆原凌。主人公・滝谷源治を演じる小栗旬とは異なり、綾野が演じた漆原はライバル校である鳳仙学園側の人物だ。
制作会社トライストーン・エンタテイメントが公開している作品情報にも、出演者として「綾野剛……漆原凌」と明記されている。
ここで押さえておきたいのは、2007年公開の前作『クローズZERO』と、2009年公開の続編『クローズZERO II』を混同しないことだ。
前作の公式キャスト一覧には綾野剛の名前はなく、漆原凌役で参加したのは続編からとなる。
漆原凌はどんな立ち位置の人物?漆原凌は、鳳仙学園に所属する2年生の幹部。普段は口数が少なく、おとなしい雰囲気を漂わせているが、ひとたび喧嘩が始まると激しい戦闘性を見せる。
鳳仙学園のトップである鳴海大我(金子ノブアキ)との関係も特徴的だ。漆原は鳴海の指示を重視する一方、戦いになると周囲が止めに入るほど危険な存在として描かれる。
単純に腕っぷしが強い不良ではなく、静かな外見と戦闘時の激しさの落差がキャラクターの魅力になっている。
綾野剛のビジュアルも印象的当時の綾野剛は、現在の出演作で見せる姿とは異なる、細身で長髪のビジュアルが印象的だった。
漆原の寡黙な雰囲気と、どこか近寄りがたい佇まいが組み合わさり、作品の中でも独特の存在感を生み出している。
【作品情報】『クローズZERO II』の公開日・あらすじ・基本データ
『クローズZERO II』は、2007年公開の『クローズZERO』に続く作品で、2009年4月11日に劇場公開された。
原作は高橋ヒロシによる漫画『クローズ』。ただし、映画は原作のストーリーをそのまま映像化したものではなく、映画独自のオリジナルストーリーとして制作されている。
監督は三池崇史。前作から引き続き小栗旬や山田孝之らが出演し、新たな登場人物として金子ノブアキ、三浦春馬らが加わった。
『クローズZERO II』の基本情報| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | クローズZERO II |
| 公開日 | 2009年4月11日 |
| 上映時間 | 133分 |
| 監督 | 三池崇史 |
| 原作 | 高橋ヒロシ『クローズ』 |
| 脚本 | 武藤将吾・水島力也 |
| 配給 | 東宝 |
| 主演 | 小栗旬 |
| 綾野剛の役 | 漆原凌 |
| 主な共演者 | 山田孝之、金子ノブアキ、三浦春馬ほか |
| ジャンル | 学園アクション・青春ドラマ |
物語は、前作で鈴蘭高校の勢力争いに大きな変化をもたらした滝谷源治と、彼を取り巻く仲間たちのその後から始まる。
源治は芹沢軍団との戦いに勝利したものの、鈴蘭高校の完全制覇を成し遂げたわけではなかった。
加えて、最後の壁として立ちはだかるリンダマンとの勝負にも決着をつけられず、源治は新たな問題を抱えていた。
そんな鈴蘭高校に現れたのが、ライバル校・鳳仙学園の生徒たちだ。
鳳仙学園は「殺しの軍団」と恐れられる武闘派集団。かつて両校の間で起きた悲劇的な抗争を背景に、守られていた休戦協定が破られる。
鳴海大我を中心に結束する鳳仙学園に対し、鈴蘭高校は源治のG・P・S、芹沢軍団などがまとまりきらず、内部に不安を抱えている。
つまり、本作は単なる学校同士の喧嘩ではない。組織としてまとまった鳳仙と、個々の実力者が集まる鈴蘭という、異なる集団の構造がぶつかる物語でもある。
【キャスト相関】小栗旬・山田孝之・三浦春馬・金子ノブアキとの関係
『クローズZERO II』の大きな魅力は、当時の人気若手俳優から実力派俳優までが集まったキャスト陣にある。
綾野剛だけでなく、小栗旬、山田孝之、金子ノブアキ、三浦春馬ら、それぞれ異なる個性を持つ俳優が物語を支えている。
鈴蘭高校と鳳仙学園の主要キャスト鈴蘭高校側
- 小栗旬:滝谷源治
- 山田孝之:芹沢多摩雄
- 高岡蒼甫:伊崎瞬
- 桐谷健太:辰川時生
- やべきょうすけ:片桐拳
鳳仙学園側
- 金子ノブアキ:鳴海大我
- 三浦春馬:美藤竜也
- 綾野剛:漆原凌
- 蕨野友也:芝山隼人
- 阿部亮平:的場闘志
- 大口兼悟:熊切力哉
小栗旬が演じる滝谷源治は、鈴蘭高校の制覇を目指す中心人物。
一方、山田孝之が演じる芹沢多摩雄は、前作で鈴蘭高校最大勢力を率いていた人物だ。
2人は前作から続く重要な存在であり、続編でも鈴蘭高校の内部関係を理解するうえで欠かせない。
金子ノブアキは鳳仙のトップ・鳴海大我金子ノブアキが演じる鳴海大我は、鳳仙学園を率いる中心人物。
ロックバンドRIZEのドラマーとしても知られる金子が、組織をまとめる強い存在感を持ったキャラクターを演じている。
漆原凌にとっても鳴海は特別な存在であり、鳳仙側の人物関係を理解するうえで重要なキャラクターだ。
三浦春馬は美藤竜也役で出演三浦春馬が演じたのは、美藤竜也。
原作漫画でも人気の高い人物であり、本作では鳳仙学園の1年生ながら幹部入りを果たしたスーパー・ルーキーとして登場する。
金子ノブアキ演じる鳴海大我が現在の鳳仙を率いる存在であるのに対し、美藤竜也は将来を担う人物として描かれる。
このように、鳳仙学園の内部にも異なる立場や世代のキャラクターが配置されている。
【漆原凌を深掘り】綾野剛の役柄・登場シーン・印象的な戦闘
『クローズZERO II』を見た人の記憶に残りやすいのが、綾野剛演じる漆原凌の独特なキャラクター性だ。
漆原は鳳仙学園の幹部でありながら、一般的な不良キャラクターとは少し異なる雰囲気を持っている。
1. 普段は静かで感情を表に出さない漆原の特徴は、普段の落ち着いた態度と戦闘時の激しさのギャップだ。
長髪のビジュアルと寡黙な立ち振る舞いも相まって、鳳仙学園の中でも異質な存在として映る。
大勢で威圧するタイプではなく、個人としての危険性を感じさせる人物だ。
2. 鳳仙学園の幹部として鈴蘭側と対峙漆原は鳳仙学園の幹部として、鈴蘭との抗争に関わる。
特に印象的なのが、上地雄輔演じる筒本将治を襲う場面だ。
この出来事は、鳳仙学園の攻撃が単なる威嚇ではなく、実際に鈴蘭側へ深刻な脅威を与えていることを示す。
3. 芹沢多摩雄との対決漆原の人物像を理解するうえで重要なのが、山田孝之演じる芹沢多摩雄との関係だ。
漆原は芹沢に対して特別な感情を持っており、戦いを通してその人物像が浮き彫りになる。
相手を圧倒することに執着する漆原と、圧倒的な実力を持つ芹沢の対峙は、本作の印象的な見どころの一つだ。
4. 綾野剛の演技が役柄の魅力を引き立てた漆原凌の魅力は、激しいアクションだけではない。
むしろ、戦闘に入る前の静かな表情や、相手を見つめる視線、感情を抑えた立ち振る舞いが、キャラクターの不気味さを際立たせている。
普段の穏やかな姿から、戦闘時に一変する演技によって、綾野剛ならではの存在感が生まれている。
【前作との違い】『クローズZERO』と『クローズZERO II』は何が変わった?
『クローズZERO』と『クローズZERO II』は、同じ映画シリーズでありながら、物語の中心となる対立構造が異なる。
前作は鈴蘭高校内部の勢力争いが中心だった。続編では、鳳仙学園という外部の強大なライバルが登場し、物語の規模が大きく広がっている。
前作『クローズZERO』は鈴蘭内部の覇権争い2007年公開の前作では、鈴蘭高校に転校してきた滝谷源治が、芹沢多摩雄率いる芹沢軍団をはじめとする校内の勢力に挑む。
誰も制覇できなかった鈴蘭高校の頂点を目指すという、学校内部の競争が中心だ。
公式キャスト情報にも綾野剛の名前はなく、漆原凌も登場しない。
続編は鈴蘭対鳳仙の全面抗争2009年の続編では、鳳仙学園が本格的に物語へ加わる。
鳳仙は組織としての統率力を持ち、鳴海大我を中心に一枚岩となって鈴蘭へ攻勢をかける。
これに対して鈴蘭は、源治のG・P・Sや芹沢軍団など、異なる勢力が存在しているため、内部のまとまりに問題を抱える。
この対比が映画全体の緊張感を生み出している。
原作漫画『クローズ』との違いにも注目原作は高橋ヒロシによる人気漫画『クローズ』。
映画『クローズZERO』シリーズは、原作の世界観を引き継ぎながら、映画独自のオリジナルストーリーとして構成された作品だ。
そのため、原作漫画の登場人物と映画オリジナルの展開を、完全に同じものとして捉えるのは正確ではない。
『クローズZERO II』は、原作の人気キャラクターである美藤竜也の若い時代を描くなど、原作ファンにとっても興味深い要素を持っている。
【若い頃の綾野剛】漆原凌役が俳優としての転機になった理由
『クローズZERO II』は、綾野剛のキャリアを振り返るうえでも重要な作品だ。
1982年1月26日生まれの綾野は、2003年の『仮面ライダー555』で俳優デビュー。2009年の『クローズZERO II』公開時には27歳だった。
当時は現在ほど一般的な知名度を確立する前であり、漆原凌役は彼の名前と演技を多くの映画ファンに印象づけるきっかけとなった。
綾野剛本人が振り返った漆原凌役2025年7月、双葉社のインタビューサイト「THE CHANGE」に掲載されたインタビューで、綾野剛は過去の役柄について語っている。
その中で、『クローズ』の漆原役について、次のように振り返った。
「『クローズ』の漆原で存在に気づいていただき」
加えて、NHK連続テレビ小説『カーネーション』で演じた周防龍一役によって、より多くの人に知られるようになったと説明している。
この発言からも、漆原凌役が綾野にとって単なる出演作品の一つではなかったことが分かる。
その後の代表作へつながるキャリア綾野剛は『クローズZERO II』以降、幅広いジャンルの作品に出演していく。
代表的な作品を挙げると、次のとおりだ。
- 2011年:NHK連続テレビ小説『カーネーション』
- 2013年:ドラマ『最高の離婚』
- 2013年:ドラマ『空飛ぶ広報室』
- 2014年:映画『そこのみにて光輝く』
- 2015年:映画『新宿スワン』
- 2015年:ドラマ『コウノドリ』
- 2016年:映画『日本で一番悪い奴ら』
- 2020年:ドラマ『MIU404』
- 2024年:Netflixシリーズ『地面師たち』
- 2024年:映画『カラオケ行こ!』
特に『そこのみにて光輝く』では第37回日本アカデミー賞新人俳優賞、『日本で一番悪い奴ら』では第40回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞している。
三池崇史監督との再会にも注目綾野剛と三池崇史監督の関係も興味深い。
『クローズZERO II』で三池作品に参加した綾野は、その後もさまざまな映画に出演し、俳優としての表現の幅を広げてきた。
2025年公開の映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』でも三池監督と再びタッグを組んでいる。
『クローズZERO II』から長い時間を経て、再び同じ監督の作品に参加したことは、俳優としての歩みを振り返るうえでも興味深い出来事だ。
【プロの結論】漆原凌役が今も語られる理由は綾野剛の演技の幅にある
『クローズZERO II』における漆原凌役の価値は、単に綾野剛が若い頃に出演した映画という点だけでは説明できない。
注目すべきなのは、キャラクターの外見、性格、行動、そして周囲との関係性が一体となって印象を作り上げていることだ。
漆原は、鳳仙学園という組織の中にいながら、独特の個性を持っている。
鳴海大我のように集団を率いるリーダーでもなければ、滝谷源治のように主人公として物語を動かす存在でもない。
それでも、静かな雰囲気と激しい戦闘性という相反する特徴によって、強い印象を残している。
これは、綾野剛が後年さまざまな人物を演じ分ける俳優へ成長していく過程を考えるうえでも興味深い。
作品を見返すなら注目したい3つのポイント1. 漆原の表情と視線: 台詞だけでなく、表情や目線から人物の感情を読み取る。
2. 鳴海との関係: 鳳仙学園内部の上下関係と、漆原の独特な立ち位置を理解する。
3. 芹沢との対峙: 漆原が何を求めて戦っているのか、人物の内面に注目する。
単純なアクション映画として楽しむだけでなく、キャラクター同士の関係や心理を意識して鑑賞すると、作品の見え方も変わってくる。
【よくある質問】綾野剛の『クローズ』出演に関するFAQ
Q1:綾野剛は『クローズ』シリーズの何作目に出演していますか?
A1:2009年4月11日公開の『クローズZERO II』です。2007年公開の前作『クローズZERO』ではなく、続編から参加しています。
Q2:綾野剛が演じた漆原凌は何高校の生徒ですか?
A2:鳳仙学園の生徒です。2年生の幹部で、普段は寡黙ですが、戦闘になると激しい一面を見せます。
Q3:『クローズZERO II』の公開日はいつですか?
A3:2009年4月11日です。上映時間は133分で、三池崇史監督がメガホンを取りました。
Q4:『クローズZERO II』で小栗旬や山田孝之も出演していますか?
A4:出演しています。小栗旬は滝谷源治、山田孝之は芹沢多摩雄を演じています。前作から続投した主要キャストです。
Q5:三浦春馬と金子ノブアキは何役ですか?
A5:金子ノブアキは鳳仙学園のトップ・鳴海大我、三浦春馬は鳳仙学園の1年生幹部・美藤竜也を演じています。
Q6:漆原凌役は綾野剛の出世作ですか?
A6:綾野剛本人は2025年のインタビューで、『クローズ』の漆原役によって自身の存在に気づいてもらえたと振り返っています。その後の『カーネーション』出演などにつながる、キャリア上の重要な作品です。
まとめ:綾野剛の『クローズ』出演作は『クローズZERO II』!漆原凌は忘れられない役柄
綾野剛が『クローズ』シリーズで演じたのは、2009年公開の『クローズZERO II』に登場する漆原凌だ。
鳳仙学園の幹部という立場で、普段の静かな雰囲気と戦闘時の激しさを併せ持つ人物を演じた。
本作には小栗旬、山田孝之、金子ノブアキ、三浦春馬らが出演。三池崇史監督のもと、鈴蘭高校と鳳仙学園の壮絶な抗争が描かれた。
また、綾野剛本人も後年のインタビューで漆原凌役が自身の存在を知ってもらうきっかけになったと語っている。
2026年に改めて作品を振り返ると、漆原凌は、現在の綾野剛につながる初期の重要な役柄の一つだと分かる。
「綾野剛はクローズで何役?」という疑問への答えは、漆原凌。
作品のあらすじだけでなく、鳳仙学園での立ち位置や芹沢多摩雄との関係まで知ることで、『クローズZERO II』をより深く楽しめるはずだ。
主な確認資料: トライストーン・エンタテイメント公式作品情報、TBS、JFDB、双葉社「THE CHANGE」、GQ JAPAN、シネマトゥデイの作品情報・インタビューを照合しています。
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