赤ちゃんが泣き止まないと、空腹なのか、おむつが汚れているのか、それとも体調が悪いのかと不安になるものです。授乳しても、おむつを替えても、抱っこしても泣き続けると、育児に慣れていない保護者ほど「自分の対応が間違っているのでは」と悩んでしまうことがあります。
しかし、赤ちゃんが泣く理由は空腹や眠気だけではありません。生後1〜2か月頃に泣きのピークを迎える発達上の特徴や、夕方に激しく泣く黄昏泣き、夜間に目を覚ます夜泣きなど、成長に伴う自然な現象もあります。一方で、発熱や嘔吐、呼吸の異常など、病気を知らせる泣き方もあるため、見分け方を知っておくことが大切です。
【原因を解説】赤ちゃんが泣き止まないのはなぜ?考えられる6つの理由

赤ちゃんにとって泣くことは、言葉の代わりに自分の状態や欲求を伝える大切なコミュニケーション手段です。まだ自分で不快感を解消できないため、少しの変化でも泣いて知らせることがあります。
こども家庭庁が紹介する育児情報でも、空腹、おむつの汚れ、暑さや寒さ、抱っこしてほしいという欲求などが、赤ちゃんの泣く理由として説明されています。
1.空腹や授乳量が足りない赤ちゃんが泣く理由として、まず確認したいのが空腹です。特に新生児は胃の容量が小さく、一度に飲める母乳やミルクの量にも限りがあります。
授乳から時間が経っていなくても、成長に伴って飲む量が変化したり、授乳が十分にできていなかったりする場合があります。
次のような様子があれば、空腹の可能性があります。
- 口を開けて乳首を探すように顔を動かす
- 手を口元に持っていく
- 口をもぐもぐ動かす
- 抱っこすると授乳する方向を探す
- 授乳すると落ち着く
ただし、泣いたからといって必ず空腹とは限りません。満腹のサインが出ているのに無理に飲ませるのではなく、授乳前後の様子や普段の哺乳量を確認しましょう。
2.おむつの汚れや肌の不快感おむつが濡れている、便が出ている、肌が蒸れているといった不快感も、赤ちゃんが泣く原因になります。
おむつを交換しても泣き止まない場合は、次の点も確認してください。
- おむつがきつく締まりすぎていないか
- 衣服のタグや縫い目が肌に当たっていないか
- 首や脇、股の部分に汗や湿疹がないか
- 手足の指に髪の毛などが巻き付いていないか
- 皮膚に赤みや腫れがないか
特に髪の毛が指に巻き付くと、血流が妨げられて痛みが生じることがあります。手足の指先まで確認することが大切です。
3.眠いのに眠れない赤ちゃんは眠気が強くなりすぎると、かえって寝つきにくくなり、激しく泣くことがあります。
あくびをする、目をこする、視線をそらす、急に機嫌が悪くなるといった様子があれば、眠気が関係している可能性があります。
眠そうなときは、明るい照明や大きな音を避け、静かで落ち着ける環境を整えてみましょう。
4.暑さ・寒さ・周囲の刺激赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、室温や衣服の状態によって不快感を覚えることがあります。
厚着をして汗をかいている場合や、反対に手足や体が冷えている場合は、衣服や室温を調整してください。
また、テレビの音、人の話し声、強い照明、頻繁な抱き替えなどが刺激になり、落ち着かなくなることもあります。
5.抱っこしてほしい・安心したい赤ちゃんは保護者との身体的な接触によって安心感を得ます。空腹やおむつの問題がなくても、抱っこしてほしくて泣くことがあります。
特に生後1〜2か月頃は、周囲の環境に慣れていく途中です。保護者の体温や声、心臓の音などが安心につながる場合があります。
こども家庭庁の育児情報でも、抱っこによって赤ちゃんを安心させることや、抱きぐせを過度に心配する必要はないことが紹介されています。
6.病気や身体の痛みがある何をしても泣き止まない場合、身体のどこかに痛みや不調がある可能性も考えられます。
例えば、感染症、便秘、胃食道逆流、耳の痛み、皮膚の炎症などは、不機嫌や激しい泣きにつながることがあります。
普段と明らかに違う泣き方をする、授乳を嫌がる、発熱や嘔吐を伴うといった場合は、単なるぐずりと判断せず、小児科に相談してください。
【月齢別に比較】新生児・生後3か月・生後6か月で泣き方はどう変わる?
赤ちゃんの泣き方には、月齢によって特徴があります。同じように泣き続けていても、新生児と生後3か月、生後6か月では背景が異なる場合があります。
新生児が泣き止まない場合新生児期は、外の世界に適応している途中です。空腹、眠気、おむつの汚れ、暑さや寒さなど、日常的な不快感を泣いて伝えます。
特に授乳のリズムが安定していない時期は、短い間隔で泣くこともあります。
一方、新生児は感染症などによって急に体調が悪くなる可能性もあります。38℃以上の発熱がある場合や、哺乳できない、ぐったりしているといった症状があれば、速やかに医療機関へ相談してください。
生後1〜2か月は泣きのピークを迎えやすい生後1〜2か月頃は、赤ちゃんの泣きが特に強くなりやすい時期です。
こども家庭庁が公開している啓発資料では、研究により、赤ちゃんの泣きは生後1〜2か月頃にピークを迎え、1日に合計5時間以上泣くこともあると紹介されています。その後、生後5か月頃にかけて徐々に落ち着いていく傾向があります。
この時期には、授乳やおむつ交換、抱っこなどを試しても泣き止まないことがあります。必ずしも保護者の対応が間違っているわけではありません。
生後3か月でも泣き止まないのは普通?生後3か月になっても、赤ちゃんが激しく泣くことはあります。
泣きのピークを過ぎる時期には個人差があり、生後3〜4か月頃でも、顔色がよく発熱などの症状がないのに泣き続ける赤ちゃんはいます。
この時期は、周囲への関心が高まったり、生活リズムが変化したりする時期でもあります。昼間の刺激や眠気が重なって、夕方から夜にかけて機嫌が悪くなることもあります。
生後6か月頃から増える夜泣き生後6か月頃からは、夜中に目を覚まして泣く赤ちゃんが増えてきます。
お腹が空いている、安心したい、睡眠のリズムが変化しているなど、さまざまな要因が考えられます。
夜中に目を覚ましたときは、空腹のサインがあれば母乳やミルクを与え、必要に応じて抱っこや声かけをして落ち着かせましょう。
なお、夜泣きが始まる時期や頻度には個人差があります。生後6か月より前から夜間に泣く赤ちゃんもいます。
赤ちゃんの月齢と泣き方の関係を一覧で比較| 月齢・時期 | 泣き方の特徴 | 考えられる背景 | 基本的な対応 |
|---|---|---|---|
| 新生児期 | 授乳前後や睡眠前に泣く | 空腹、眠気、環境への適応 | 授乳、おむつ交換、温度調整 |
| 生後1〜2か月 | 理由が分からない激しい泣きが増える | 発達に伴う泣きのピーク | 抱っこ、静かな環境、適度な休息 |
| 生後3か月前後 | 夕方や夜に長く泣くことがある | 黄昏泣き、眠気、刺激への反応 | 刺激を減らし、生活リズムを整える |
| 生後4〜5か月 | 徐々に泣く時間が減る傾向 | 自己調節機能や発達の変化 | 赤ちゃんに合わせた生活環境づくり |
| 生後6か月頃以降 | 夜間に目を覚まして泣くことがある | 睡眠リズム、空腹、安心感への欲求 | 授乳、抱っこ、落ち着いた声かけ |
表は一般的な傾向を整理したもので、すべての赤ちゃんに同じ発達経過が当てはまるわけではありません。月齢だけで健康状態を判断せず、哺乳量、排尿、体温、顔色、普段との違いを合わせて確認しましょう。
【家庭でできる】赤ちゃんの泣き止ませ方7選!抱っこしても泣き止まないときの対処法
赤ちゃんが泣き続けるときは、いくつもの方法を一度に試すよりも、原因を確認しながら一つずつ対応するのがおすすめです。
1.授乳やミルクで空腹を確認するまずは空腹のサインがないか確認します。普段の授乳間隔や飲んだ量を参考にしながら、母乳やミルクを与えましょう。
母乳育児をしている場合は、泣き止ませるためだけに無理に人工乳へ切り替える必要はありません。こども家庭庁の啓発資料でも、普段母乳を与えている場合は母乳を与えるよう案内されています。
2.抱っこして身体を密着させる赤ちゃんの頭と首をしっかり支えながら、胸元に抱き寄せてみましょう。
保護者の声を聞かせたり、背中を優しくなでたりすることで落ち着く場合があります。身体を密着させるスキンシップも試せる方法です。
ただし、強く揺らしたり、急激に上下させたりするのは危険です。あくまで穏やかな動きにとどめてください。
3.おくるみや優しい音を活用する赤ちゃんによっては、身体を優しく包まれる感覚や一定の音によって安心することがあります。
こども家庭庁の啓発動画・資料では、おくるみで包む方法や、「シー」という音、ビニールをくしゃくしゃにする音など、胎内にいたときに近い感覚を意識した対処法が紹介されています。
ただし、音は大きくしすぎず、耳元で直接鳴らさないようにしましょう。おくるみを使用する場合も、顔を覆わず、暑くなりすぎないように注意してください。
4.部屋を暗くして刺激を減らす周囲の音や光が刺激になっている場合は、テレビを消し、照明を少し落としてみましょう。
静かな部屋で優しく声をかけたり、ゆっくり抱っこしたりすると、落ち着くことがあります。
5.授乳後の姿勢やお腹の状態を確認する授乳後に泣く場合は、飲み方や吐き戻し、便秘などが関係している可能性もあります。
授乳後は赤ちゃんの様子を見ながら、必要に応じて縦抱きで背中を優しくさすり、げっぷを促してみましょう。
ただし、げっぷが出ないことだけを泣く原因と決めつける必要はありません。頻繁な嘔吐や哺乳不良がある場合は、小児科に相談してください。
6.抱っこする人や環境を変える同じ人が長時間抱っこしていると、保護者も赤ちゃんも疲れてしまいます。
可能であれば、パートナーや家族に交代してもらいましょう。抱き方や声の違いによって、赤ちゃんが落ち着くこともあります。
また、ベビーカーでの散歩など、適切な安全対策をしたうえで環境を変えてみる方法もあります。
7.どうしても泣き止まないときは無理に泣き止ませようとしないあらゆる方法を試しても泣き続けることがあります。その場合は、無理に泣き止ませようとしなくても大丈夫です。
赤ちゃんの顔色や呼吸、体温などを確認し、異常がなければ、落ち着ける環境で見守ることも選択肢の一つです。
何より大切なのは、泣き止まないことを理由に強い刺激を与えたり、無理にあやしたりしないことです。
黄昏泣きと夜泣きはどう対処する?夕方になると決まって泣き出す場合は、黄昏泣きの可能性があります。
黄昏泣きは、夕方から夜にかけて赤ちゃんが不機嫌になり、長時間泣く現象です。空腹やおむつの汚れなどがなくても起こることがあります。
対処法としては、次のような方法が考えられます。
- 夕方はテレビや大きな音を控える
- 授乳やおむつ交換を早めに済ませる
- 眠そうな様子があれば早めに寝かしつける
- 抱っこや優しい声かけを続ける
- 保護者同士で育児を交代する
夜泣きの場合も、まずは空腹、おむつ、暑さや寒さなどを確認します。部屋を明るくしすぎず、必要以上に刺激を与えないようにしましょう。
夜中にお腹が空いている様子があれば、月齢や普段の授乳状況に応じて母乳やミルクを与えてください。
【病気の可能性も】赤ちゃんが泣き止まないときの受診目安と危険な症状
赤ちゃんが泣き止まないときに最も注意したいのが、体調不良を見逃さないことです。
普段と違う激しい泣き方や、泣き方以外の症状が現れている場合は、病気や身体の痛みが関係している可能性があります。
速やかな受診・救急対応が必要な症状次のような症状がある場合は、単なるぐずりとして様子を見続けないでください。
- 呼吸がおかしい:息苦しそう、呼吸が速い、唇や顔色が青白い。
- 意識や反応がおかしい:ぐったりしている、呼びかけに反応しない、起こしても目を覚ましにくい。
- けいれん:手足が規則的に震える、意識がはっきりしない。
- 嘔吐を繰り返す:何度も吐く、緑色の液体や血液を吐く。
- 哺乳不良:母乳やミルクをほとんど飲めない。
- 脱水の疑い:おしっこの量が明らかに減る、口の中が乾く。
呼吸困難、意識障害、唇が紫色になる、けいれんなど、生命に関わる症状がある場合は、迷わず119番で救急車を要請してください。
生後3か月未満で38℃以上の発熱がある特に注意が必要なのが、生後3か月未満の赤ちゃんの発熱です。
生後3か月未満で38℃以上の発熱がある場合は、元気そうに見えても速やかに医療機関へ連絡し、受診してください。
月齢の低い赤ちゃんは、重い細菌感染症などを発症している可能性があります。発熱に加えて哺乳不良やぐったりした様子があれば、より急いで対応する必要があります。
日本小児科学会が2026年6月3日に改訂した小児の発熱時の対応に関する情報でも、哺乳不良、尿量の低下、顔色不良、呼吸状態の悪化、意識障害、けいれん、嘔吐の反復などは、速やかな医療機関への連絡・相談が必要な症状として挙げられています。
嘔吐や下痢を伴う場合赤ちゃんが泣き止まないときに、嘔吐や下痢が見られる場合は注意が必要です。
特に次の症状がある場合は、早急に医療機関へ相談してください。
- 何度も繰り返し吐く
- 緑色の液体や血液を吐く
- お腹が大きく張っている
- 母乳やミルクを飲めない
- おしっこの回数が明らかに減っている
- 顔色が悪く、元気がない
嘔吐や下痢が続くと脱水につながる可能性があります。泣いている時間だけで判断せず、哺乳量や排尿の状態も確認しましょう。
病院に行くか迷ったときの判断方法赤ちゃんの泣き止まない状態が続いていても、発熱がなく、顔色や呼吸が普段どおりで、母乳やミルクを飲み、おしっこも出ている場合は、落ち着いて様子を確認できることがあります。
ただし、いつもと違う泣き方が続く場合や、保護者が強い不安を感じる場合は、診療時間を待たずに相談して構いません。
日本小児科学会が提供する「こどもの救急」では、症状に応じた受診判断の参考情報が提供されています。年齢や症状を確認しながら、医療機関を受診するタイミングを考える際に活用できます。
【親のストレス対処法】赤ちゃんが泣き止まないときに絶対に守りたい安全対策と相談先
赤ちゃんの泣き声を長時間聞き続けると、睡眠不足や疲労が重なり、精神的に追い詰められることがあります。
これは特別な人だけに起こることではありません。こども家庭庁の啓発資料でも、赤ちゃんが泣き止まないことで保護者がイライラすることは誰にでも起こり得ると説明されています。
乳幼児揺さぶられ症候群を防ぐために赤ちゃんが泣き止まないときに、絶対に避けなければならないのが、頭を激しく前後に揺さぶる行為です。
乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)は、赤ちゃんの頭部が激しく揺さぶられることで、頭蓋内出血や脳の損傷などを引き起こす危険な状態です。
赤ちゃんは頭が大きく、首の筋肉も十分に発達していません。そのため、強い揺さぶりによって脳や周囲の血管に重大な損傷が生じる可能性があります。
重症の場合は、後遺症が残ったり、命に関わったりすることもあります。
泣き止ませる目的で、赤ちゃんを激しく揺さぶることは絶対にやめてください。また、泣き声を止めようとして口や鼻をふさぐ行為も危険です。
一方、頭と首をきちんと支えた通常の抱っこや、穏やかな揺れまで過度に恐れる必要はありません。危険なのは頭が前後に激しく揺さぶられる状態です。
イライラしたら赤ちゃんを安全な場所に寝かせるどうしても泣き止最初に、保護者自身が冷静でいられなくなりそうなときは、いったん赤ちゃんから離れても構いません。
こども家庭庁が紹介する対処法では、次のような行動が勧められています。
- 赤ちゃんを安全なベビーベッドなどに仰向けに寝かせる。
- 周囲に枕やぬいぐるみ、顔にかかる布などがないことを確認する。
- 保護者はいったん別の部屋や廊下に移動する。
- 深呼吸をして、水を飲むなどして気持ちを落ち着かせる。
- 少し時間を置いたら赤ちゃんの様子を確認する。
このとき、赤ちゃんを長時間放置してはいけません。安全な場所で短時間離れ、落ち着いてから戻ることがポイントです。
家族やパートナーに連絡し、育児を交代してもらうことも有効です。育児を一人で抱え込む必要はありません。
夜間・休日に相談できる「こども医療電話相談 #8000」赤ちゃんの症状が気になるものの、夜間や休日で病院が開いていない場合は、こども医療電話相談「#8000」を利用できます。
8000は、休日や夜間に子どもの急な症状について、受診すべきかどうか判断に迷った保護者が、小児科医師や看護師に電話で相談できる制度です。
短縮番号「#8000」に電話すると、住んでいる都道府県の相談窓口につながり、症状に応じた家庭での対処法や受診先などについて助言を受けられます。
厚生労働省が公表している2026年5月22日現在の実施状況では、全国47都道府県で実施されています。深夜0時以降も各都道府県で相談できる時間帯が設けられています。
ただし、受付時間は地域によって異なります。24時間365日対応している自治体もあれば、時間帯が限定されている自治体もあるため、事前に確認しておくと安心です。
また、#8000は電話相談窓口であり、救急車の代わりではありません。呼吸困難や意識障害など、緊急性の高い症状がある場合は119番を利用してください。
育児の悩みやストレスは自治体や児童相談所にも相談できる赤ちゃんが泣き止まないことが続き、育児への不安や疲労が強くなっている場合は、医療機関以外の相談先も活用しましょう。
例えば、次のような窓口があります。
- 市区町村の子育て相談窓口
- 保健センターの保健師
- 助産師による育児相談
- 児童相談所
- 地域の子育て支援センター
児童相談所につながる全国共通の3桁ダイヤル「189(いちはやく)」もあります。子どもの安全や育児に関する不安を抱えているときに相談できる窓口です。
赤ちゃんの泣き声に耐えられなくなりそうなときは、我慢を続けず、早めに周囲の人や専門機関に助けを求めてください。
【赤ちゃんが泣き止まないこと】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:赤ちゃんが何時間も泣き続けるのは普通ですか?
A1:生後1〜2か月頃は泣きのピークを迎え、長時間泣くことがあります。こども家庭庁の啓発資料では、1日に合計5時間以上泣く場合もあると紹介されています。ただし、発熱や嘔吐、哺乳不良などを伴う場合は医療機関に相談してください。
Q2:生後3か月なのに泣き止まないのはなぜですか?
A2:生後3か月頃でも、発達に伴う泣きや黄昏泣き、眠気、空腹などによって泣くことがあります。泣きのピークが落ち着く時期には個人差があるため、月齢だけで異常と判断する必要はありません。ただし、普段と違う様子があれば小児科に相談しましょう。
Q3:抱っこしても泣き止まない場合はどうすればよいですか?
A3:授乳、おむつ、室温、衣服、身体の痛みなどを確認し、静かな環境で優しく抱っこしてみましょう。それでも泣き止まない場合は、無理にあやし続ける必要はありません。赤ちゃんを安全な場所に寝かせ、保護者も短時間休憩してください。
Q4:赤ちゃんが泣き止まないとき、#8000は24時間利用できますか?
A4:全国47都道府県で実施されていますが、受付時間は自治体によって異なります。厚生労働省の最新掲載情報で地域の受付時間を確認してください。緊急性の高い症状がある場合は119番を利用しましょう。
Q5:赤ちゃんが泣き止まないとき、すぐ病院に行くべきですか?
A5:生後3か月未満で38℃以上の発熱がある場合、呼吸困難、意識障害、けいれん、繰り返す嘔吐、哺乳不良などがある場合は速やかに医療機関へ相談してください。判断に迷う場合は#8000も活用できます。
赤ちゃんが泣き止まない理由は、空腹やおむつの汚れだけではありません。眠気、暑さや寒さ、安心したい気持ち、黄昏泣き、月齢に伴う発達上の特徴など、さまざまな原因が考えられます。
特に生後1〜2か月頃は泣きのピークを迎えやすく、抱っこや授乳をしても泣き続けることがあります。すべての方法が赤ちゃんに通用するわけではなく、泣き止まないことが保護者の責任というわけでもありません。
一方で、発熱や嘔吐、呼吸の異常、ぐったりした様子などがある場合は、病気の可能性を考えて受診する必要があります。特に生後3か月未満の38℃以上の発熱には注意してください。
育児で疲れたときは、赤ちゃんを安全な場所に寝かせて短時間休み、家族や専門機関の助けを借りましょう。夜間や休日には#8000、緊急時には119番という相談先もあります。
大切なのは、赤ちゃんを無理に泣き止ませることではなく、赤ちゃんの安全を守りながら、必要なケアと保護者自身の休息を確保することです。一人で抱え込最初に、周囲と協力しながら赤ちゃんの成長を見守っていきましょう。
参照した公的・専門機関資料
- こども家庭庁「赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの理解と対処のために~」
- こども家庭庁「育児のしおり」
- 厚生労働省「子ども医療電話相談事業(#8000)」
- 日本小児科学会「小児の発熱時の対応」(2026年6月3日改訂)
- 日本小児科学会「こどもの救急(ONLINE-QQ)」