アースリィガンダムは、アニメ『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』に登場する主人公・ヒロト(クガ・ヒロト)が操るガンプラです。小型のコアガンダムにサポートメカのアースアーマーを合体させることで完成し、基本性能の向上と武装の強化を実現しています。
最大の特徴は、惑星の名前を冠した複数のアーマーを交換し、戦況に応じて機体特性そのものを変化させる「プラネッツシステム」です。アースリィガンダムは、その中でも汎用性を重視した基本形態に位置付けられています。2026年現在も、作品のメカニック設定とHGBD:Rシリーズのガンプラを理解するうえで押さえておきたい機体です。
【基本解説】アースリィガンダムとは?ヒロトが操る主人公機の正体

アースリィガンダムの登場作品は、2019年10月10日に配信が始まった『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』です。制作はSUNRISE BEYOND、企画はサンライズが担当しています。
本作は、前作『ガンダムビルドダイバーズ』で描かれた第二次有志連合戦から2年後の世界が舞台です。ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)が進化した環境で、さまざまな事情を抱えたダイバーたちが新たなチームを結成していきます。
その中心人物がヒロトことクガ・ヒロトです。ヒロトは海沿いの街に暮らす17歳の高校生で、GBNの経験が長く、ガンプラのビルダーとしてもファイターとしても高い実力を持っています。
サンライズの公式作品紹介では、ヒロトは傭兵プレイを続けながら、ディメンションの中でかつて失った誰かを探しているダイバーとして紹介されています。単純に強さを求める主人公ではなく、過去の出来事を抱えた人物という背景が、機体の使い方や物語上の立ち位置にも深みを与えています。
ヒロトの声を担当するのは小林千晃です。2019年8月のサンライズによるキャスト発表でも、ヒロト役として正式に紹介されました。
アースリィガンダムの基本的な役割アースリィガンダムは、コアガンダムをベースにアースアーマーを装着した形態です。コアガンダム単体よりも装甲と基本性能が強化され、標準的なモビルスーツに近いシルエットへと変化します。
特徴は、特定の戦闘方法だけに特化していないことです。近距離から中・長距離まで幅広く対応できる構成になっており、さまざまなミッションで運用しやすい機体として設計されています。
ヒロトが使用する複数の換装形態の中でも、アースリィガンダムは基本となる戦闘スタイルを担います。特定の武装や局面に依存しないバランスのよさが、この機体の大きな魅力です。
【合体機構を解説】コアガンダム・アースアーマーとプラネッツシステムの仕組み
コアガンダムはすべての換装形態の中心アースリィガンダムを理解するうえで欠かせないのが、コアガンダムの存在です。
コアガンダムは、RX-78-2 ガンダムをベースアイデアとしてヒロトが制作した小型のガンプラです。一般的なガンプラよりも一回り小さな体格ですが、その小型・軽量という特徴を機動力に生かし、ヒロトの操縦技術と組み合わせることで独自の戦闘スタイルを実現しています。
コアガンダムは単独でも戦闘できますが、装甲と武装を追加することで、より高い性能を発揮できるように設計されています。
アースアーマーとの合体でアースリィガンダムが完成アースアーマーは、コアガンダムを強化するためのサポートメカです。装甲パーツを搭載した状態でコアガンダムとドッキングすることで、アースリィガンダムへと変化します。
合体の流れは次のとおりです。
- コアガンダムが基本となる機体として待機する。
- アースアーマーを展開し、各部の装甲パーツを接続する。
- 頭部、胸部、腕部、脚部、背部などを強化する。
- 武装を大型化し、アースリィガンダムとして完成する。
単に外装を追加するだけではありません。コアガンダムが持つ基本構造を利用しながら、機体のシルエット、機動性、火力をまとめて変更する仕組みになっています。
プラネッツシステムとは何かプラネッツシステムは、コアガンダムに搭載された連携合体換装システムです。太陽系の惑星をイメージしたサポートメカと組み合わせることで、異なる特性を持つガンダムへ換装できます。
たとえば、地球をモチーフとしたアースアーマーを装着すれば汎用性を重視したアースリィガンダムに、火星をモチーフとしたマーズアーマーを装着すれば近接格闘戦に特化したマーズフォーガンダムになります。
重要なのは、武器を交換するだけのシステムではないという点です。装甲の構成そのものが変わるため、機体の得意分野や戦闘方法まで変化します。
プラネッツシステムとコアドッキングカスタムの違いこの2つは混同されやすいものの、役割が異なります。
プラネッツシステムは劇中の設定、コアドッキングカスタムはガンプラでその合体・換装を再現するための仕組みです。
バンダイナムコの2019年7月31日付公式発表では、コアガンダムに腕・脚・装甲をドッキングさせ、異なるシルエットやカラーリングに変更できる新機構としてコアドッキングカスタムが紹介されました。
つまり、アニメの中で実現している換装ギミックを、実際のガンプラでも楽しめるように設計したものです。作品と商品が連動している点が、HGBD:Rシリーズの大きな特徴となっています。
【武装・性能】アースリィガンダムの強さと戦闘スタイル
主力武装はビームライフルとシールドアースリィガンダムの代表的な武装は、ビームライフルとシールドです。
この2つの武器には、コアガンダムから引き継がれた独自の拡張機構があります。もともとのコアスプレーガンに延長バレルなどの強化パーツを取り付けることで、より大型のビームライフルへと変化します。
シールドも同様に、コアシールドをベースとして強化パーツを追加したものです。防御装備としてだけでなく、射撃武器と連携させるための機能も備えています。
シールドとビームライフルを接続する連携射撃アースリィガンダムの武装で特に注目したいのが、ビームライフルとシールドの連携機構です。
シールドにはエネルギーパックが内蔵されており、ビームライフルと接続することで追加充填を行えます。これにより、通常の射撃よりも強力な一撃を放つことが可能です。
この機構は、単純に火力の高い武器を持たせるのではなく、武器同士を連携させて攻撃性能を引き上げる設計です。
防御と攻撃を両立しながら、必要な局面では高出力射撃に切り替えられるため、アースリィガンダムの汎用性を支える重要な要素となっています。
アースリィガンダムの性能と特徴を整理アースリィガンダムの長所は、極端な性能に偏らず、さまざまな状況に対応できることです。
- 汎用性:幅広いミッションに対応できる標準的な戦闘形態。
- 機動性:コアガンダムを基本とした構造により、小型機ならではの機動力を生かせる。
- 火力:ビームライフルとエネルギーパック内蔵シールドの連携で高出力射撃が可能。
- 拡張性:別の惑星アーマーに換装することで、異なる戦闘スタイルに対応できる。
- 操作性:ヒロトのビルダー・ファイターとしての技量を生かせる柔軟な機体構成。
一方で、近接格闘に特化したマーズフォーガンダムのように、特定の戦闘領域だけで圧倒的な性能を発揮するタイプではありません。アースリィガンダムの価値は、状況に応じて柔軟に立ち回れるバランスにあります。
【徹底比較】アースリィガンダムとアルスアースリィ・マーズフォーの違い
3機は似ているようで戦闘思想が異なるアースリィガンダムを調べると、アルスアースリィガンダムやマーズフォーガンダムと比較されることがよくあります。
アースリィガンダムとアルスアースリィガンダムは名称だけでなく、基本となる構成にも共通点があります。しかし、使用者や開発経緯、武装の特徴は異なります。
一方、マーズフォーガンダムは同じコアガンダムを基礎としながらも、近接格闘戦に特化した別の換装形態です。
3機の特徴・設定比較表| 比較項目 | アースリィガンダム | アルスアースリィガンダム | マーズフォーガンダム |
|---|---|---|---|
| 登場作品 | Re:RISE | Re:RISE 2nd Season | Re:RISE |
| 使用者 | ヒロト | アルス/ガードアイ | ヒロト |
| 基本構成 | コアガンダム+アースアーマー | アルスコアガンダム+アルスアースアーマー | コアガンダム+マーズアーマー |
| 主な役割 | 汎用戦闘 | 汎用戦闘・模倣機 | 近接格闘戦 |
| 代表的な武装 | ビームライフル、シールド | ビームライフル、ビームブレイド | スラッシュブレイドなどの近接武器 |
| 機体の特徴 | バランスのよい基本形態 | アースリィの戦闘データを参考にした敵側の機体 | 高い瞬発力と格闘能力 |
| HGキット発売日 | 2019年10月12日 | 2020年4月25日 | 関連アーマー・ユニットは別商品展開 |
アルスアースリィガンダムは、2nd Seasonに登場する敵側の機体です。ヒトツメを率いる存在として描かれるアルスが、ヒロトのコアガンダムとプラネッツシステムを解析・模倣し、独自の機体として生み出したものです。
基本的な構成は、アルスコアガンダムとアルスアースアーマーの組み合わせです。オリジナルのアースリィガンダムを参考にしているため、汎用戦闘形態としての性格を受け継いでいます。
ただし、単なる色違いではありません。敵側の機体らしい独特の頭部や装甲デザインを持ち、武装にも違いがあります。
代表的なのがビームブレイドです。アルスアースリィガンダムは、手部からビーム刃を展開する格闘兵装を使用します。また、ビームライフルを使った高出力射撃にも対応しています。
ガンプラの商品構成にも違いがあります。BANDAI SPIRITSの公式商品情報によると、HGBD:R 1/144 アルスアースリィガンダムには、ビームライフル、左右の平手、ビーム手刀、アーマー台座、差し替え用頭部パーツ、ホイルシールが付属します。
発売日は2020年4月25日、当時のメーカー希望価格は1,650円(税込)です。
マーズフォーガンダムとの違いは近接戦闘への特化マーズフォーガンダムは、コアガンダムにマーズアーマーを装着した形態です。地球をモチーフとするアースリィガンダムに対して、火星をイメージした赤系統の機体として設計されています。
最大の特徴は近接格闘戦への特化です。マーズアーマーには加速デバイスが組み込まれており、高い瞬発力を生かした接近戦を得意とします。
主な武装はスラッシュブレイドをはじめとする近接兵装です。剣を組み合わせて大型の剣として運用できる点も特徴的です。
つまり、アースリィガンダムが幅広い戦況に対応する機体であるのに対し、マーズフォーガンダムは敵との距離を一気に詰め、格闘戦で優位に立つための機体です。
どちらが強いかという単純な順位付けではなく、戦場や敵の特性に応じて使い分けることがプラネッツシステムの本質です。
【ガンプラレビュー】HGBD:R 1/144 アースリィガンダムの仕様・発売日・価格
発売日は2019年10月12日、価格は1,540円(税込)アースリィガンダムのガンプラは、BANDAI SPIRITSから「HGBD:R 1/144 アースリィガンダム」として発売されました。
発売日は2019年10月12日、公式商品情報に掲載されている発売当時の価格は1,540円(税込)です。
HGBD:Rシリーズの初期商品であり、作品の主人公機としてコアガンダムとアースアーマーの合体機構を再現できる構成になっています。
キットの主な仕様と付属品公式商品情報で確認できる付属品は次のとおりです。
- ライフル×1
- シールド×1
- ホイルシール×1
本商品の魅力は、完成したアースリィガンダムだけでなく、コアガンダムとアースアーマーの状態も再現できることです。
コアガンダムからアーマーを取り外し、各部の装甲を組み替えることで、設定に沿った換装ギミックを楽しめます。加えて、武装もコアスプレーガンとコアシールドをベースに強化できるため、単純な外装交換にとどまりません。
実際のガンプラレビューで注目したいポイントガンプラ専門レビューサイトのガンプラスタイルやDalong.netでは、素組み状態での構造、可動範囲、合体ギミックなどが紹介されています。
レビューで評価しやすい要点は、コアガンダムとアースアーマーを別々に組み立てられること、装甲の組み換えによって外観が大きく変化すること、そして武装の拡張まで再現できることです。
特に、コアガンダムからアースリィガンダムへ変化する過程は、このキットならではの楽しみです。小型の素体に装甲を追加していくことで、完成形のシルエットが大きく変わります。
一方、組み換え機構を採用しているため、通常のHGガンプラと比べてパーツの取り外しや接続位置を意識する必要があります。レビューでは、ポージング中に一部の追加装甲が外れやすい点も指摘されています。
また、コアガンダム単体のサイズは比較的小さいため、大型のガンダムを期待している人は、完成後のボリューム感を事前に確認しておくとよいでしょう。
2026年に購入する場合の価格の見方2026年に購入を検討する場合、2019年の発売当時のメーカー希望価格と、現在の販売価格を区別することが大切です。
1,540円(税込)は発売当時の公式価格であり、2026年の実売価格や再販価格を示すものではありません。販売店、在庫状況、再生産の有無、中古市場の状態によって購入価格は変動します。
BANDAI SPIRITSの公式商品ページでも、発売から時間が経過した商品については生産・販売が終了している場合があると案内されています。購入前には商品の状態、付属品の欠品、未組立品か組立済みかを確認が必要です。
【名前の由来と設定】アースリィガンダムが象徴する地球の意味
EARTHとTHREEを組み合わせた名称アースリィガンダムの英語表記は「EARTHREE GUNDAM」です。
名称は地球を意味する「EARTH」と、太陽系の第3惑星であることを示す「THREE」を組み合わせたものです。
この名前は、プラネッツシステム全体のコンセプトともつながっています。地球や火星など、太陽系の惑星をモチーフにしたアーマーを交換することで、それぞれ異なる性能を持つガンダムへと変化する仕組みです。
アースリィガンダムは、その中でも地球を象徴する基本形態として位置付けられています。
アースリィガンダムは単なる強化形態ではない注目したいのは、アースリィガンダムが単純なパワーアップ形態ではないという点です。
コアガンダムは小型・軽量という特性を持ち、機動力を生かした戦闘を得意とします。一方、アースリィガンダムはアーマーを装着することで装甲と武装を強化し、幅広い状況に対応できる機体へ変化します。
つまり、コアガンダムの機動性を土台にしながら、必要な性能を追加する設計思想です。
この考え方は、ガンプラのカスタマイズという『ガンダムビルド』シリーズのテーマにもよく合っています。パーツを組み合わせる楽しさと、劇中の戦術的な意味を同時に表現しているからです。
購入する人・組み立てる人に向いているポイントアースリィガンダムのキットは、次のような人におすすめできます。
- コアガンダムとアースリィガンダムの両形態を楽しみたい人。
- 合体・分離ギミックを備えたガンプラが好きな人。
- プラネッツシステムを再現し、別売りアーマーとの組み換えを楽しみたい人。
- 『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』のヒロトの機体を手元に置きたい人。
- 塗装や改造によってオリジナルの換装形態を制作したい人。
反対に、組み換えをほとんど行わず、完成した機体を固定ポーズで飾ることだけを重視する人や、大型キットの迫力を求める人は、ほかのHG商品とも比較するとよいでしょう。
このキットの価値は、完成した姿だけではなく、組み立てた後にも換装やカスタマイズを繰り返して遊べることにあります。
【よくある誤解を解消】アースリィガンダムに関するよくある質問(FAQ)
Q1:アースリィガンダムは誰が操縦している機体ですか?
A1:『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』の主人公ヒロト(クガ・ヒロト)が操るガンプラです。ヒロト自身がビルダーとして制作し、コアガンダムとアースアーマーを組み合わせて運用します。
Q2:アースリィガンダムとコアガンダムの違いは何ですか?
A2:コアガンダムは基本となる小型の機体で、アースリィガンダムはそこにアースアーマーを装着した形態です。装甲や武装が強化され、より汎用性の高い戦闘が可能になります。
Q3:プラネッツシステムとコアドッキングカスタムは同じものですか?
A3:厳密には異なります。プラネッツシステムはアニメ劇中に登場する換装システムで、コアドッキングカスタムはその機構をガンプラで再現するための仕組みです。
Q4:アースリィガンダムとアルスアースリィガンダムは同じ機体ですか?
A4:別の機体です。アルスアースリィガンダムは敵側のアルスがコアガンダムとプラネッツシステムを参考にして開発した機体で、アルスコアガンダムとアルスアースアーマーを組み合わせて完成します。
Q5:アースリィガンダムとマーズフォーガンダムではどちらが強いですか?
A5:戦闘目的によって異なります。アースリィガンダムは汎用戦闘向け、マーズフォーガンダムは近接格闘戦向けです。プラネッツシステムは戦況に応じて機体特性を変更することを目的としています。
Q6:HGBD:R 1/144 アースリィガンダムの発売日と価格はいくらですか?
A6:2019年10月12日発売で、発売当時のメーカー希望価格は1,540円(税込)です。2026年の実売価格は販売店や在庫状況によって異なります。
Q7:アースリィガンダムのガンプラには何が付属しますか?
A7:BANDAI SPIRITSの公式商品情報では、ライフル1個、シールド1個、ホイルシール1枚が付属品として掲載されています。また、コアガンダムとアースアーマーの合体・換装機構を再現できます。
アースリィガンダムは、『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』の主人公ヒロトが操る、コアガンダムとアースアーマーの合体形態です。
その中心的な特徴は、プラネッツシステムによる換装機構です。コアガンダムを共通の素体として、惑星をモチーフにしたアーマーを交換することで、汎用戦闘型のアースリィガンダムや近接格闘型のマーズフォーガンダムなど、異なる性能を持つ機体へと変化できます。
また、ビームライフルとエネルギーパック内蔵シールドを連携させる攻撃機構も、アースリィガンダムならではの特徴です。装甲だけでなく武装まで強化できる点に、機体設計の面白さがあります。
ガンプラについても、HGBD:R 1/144はコアガンダムとアースアーマーの組み換えを楽しめる商品です。2019年発売のキットですが、合体・分離という遊びと、自由なカスタマイズという『ガンダムビルド』シリーズの魅力を体感できます。
2026年にアースリィガンダムを知った人も、作品を見直したい人も、ガンプラを購入したい人も、まず押さえておきたいのは「コアガンダムを中心に、装備を変えることで戦い方そのものを変える」という設計思想です。
単に見た目が変わるだけではなく、機体の役割まで変化する。それこそが、アースリィガンダムとプラネッツシステムが持つ最大の魅力です。