2026年11月現在、次のNHK連続テレビ小説として注目されているのが、2027年度前期の第116作『巡(まわ)るスワン』です。主演は森田望智、脚本はバカリズムが担当。2027年春の放送を予定しており、長野県の架空の町・佐和市にある警察署の生活安全課を舞台に、女性警察官の日常と成長を描くヒューマンコメディーです。
2025年11月21日に制作と主演が発表され、2026年7月から8月にかけて追加キャスト19人が公表されました。加えて、2026年9月2日には長野県の諏訪地域で撮影がスタート。放送開始に向けた準備も進んでいます。気になる放送時期、小松美咲の人物像、森田望智とバカリズムの起用理由、発表済みキャスト、NHK ONEでの視聴方法まで、2026年11月2日時点の情報を整理します。
【2027年の次のNHK朝ドラは?】『巡るスワン』の放送時期と基本情報

次のNHK朝ドラとして発表されている『巡るスワン』は、2027年度前期に放送される連続テレビ小説です。NHKが2025年11月21日に制作発表を行い、主演の森田望智と脚本のバカリズムを同時に公表しました。
連続テレビ小説としては第116作にあたり、2027年春からNHK総合で放送される予定です。従来の朝ドラと同様、平日の朝に楽しめる15分間のドラマとして、日常生活に寄り添う作品を目指しています。
『巡るスワン』の放送概要| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 巡(まわ)るスワン |
| 作品番号 | 第116作 |
| 放送年度 | 2027年度前期 |
| 放送開始予定 | 2027年春 |
| 放送時間 | NHK総合・月曜~土曜 午前8時~8時15分ほか |
| 主演 | 森田望智 |
| 脚本 | バカリズム |
| 舞台 | 長野県の架空の町・佐和市 |
| 制作統括 | 桑野智宏 |
| プロデューサー | 舩田遼介 |
| 演出 | 吉田照幸、松木健祐、尾崎達哉ほか |
| 配信 | NHK ONEで同時・見逃し配信予定 |
| 撮影開始 | 2026年9月2日 |
なお、2026年11月2日時点で、具体的な放送開始日までは発表されていません。「2027年4月○日から」といった日付を断定する情報には注意が必要です。現在の公式案内は「2027年春放送予定」という段階です。
2026年秋にクランクインする予定とされていましたが、実際には2026年9月2日に長野県の諏訪地域で撮影が始まっています。制作発表から撮影開始へと進み、作品の輪郭が具体的になってきました。
【巡るスワンのあらすじ】小松美咲が働く生活安全課とは?
『巡るスワン』の主人公は、長野県佐和市で生まれ育った女性警察官・小松美咲(こまつ・みさき)。演じるのは森田望智です。
美咲は刑事に憧れて警察官になり、警察学校を卒業した後、交番などで経験を積んできました。しかし、現在配属されているのは、憧れていた刑事の仕事とは少し異なる生活安全課です。
生活安全課の使命は、事件を解決することよりも、事件が起こらないように未然に防ぐこと。市民の安全な暮らしを支える、警察署の中でも地道な業務が中心となる部署です。
生活安全課が取り扱う仕事は幅広い作品の公式あらすじで紹介されている業務には、次のようなものがあります。
- 悪徳商法に関する相談や対応
- 不法投棄に関する問題
- 行方不明者への対応
- 少年非行への対応
- DVやストーカーに関する相談
- 風俗営業の許認可
- 防犯啓発活動や地域住民への注意喚起
新聞やテレビで大きく報道されるような事件ばかりではありません。むしろ、誰かが困っているときに話を聞き、問題が深刻になる前に対応する仕事が中心です。
美咲は、そうした仕事に真面目に取り組みながらも、どこか物足りなさを感じています。刑事に憧れていた自分が思い描いていた警察官像と、実際の職場で求められる役割との間にギャップがあるからです。
防犯のために演劇?バカリズムらしい日常のユーモア本作の特徴的な設定の一つが、防犯活動のために自作の演劇を披露するという展開です。
事件を防ぐために演劇をする警察官という設定には、思わず笑ってしまうような意外性があります。一方で、地域住民に防犯意識を持ってもらうためには、堅苦しい説明だけでなく、親しみやすい伝え方も必要です。
こうした日常の中にある小さなおかしみは、バカリズムの脚本との相性がよさそうです。
美咲は仕事をきちんとこなす一方、休日には高校時代の友人とカフェや旅行を楽しみ、姉が遊びに来れば自宅でのんびり過ごします。友人の車に乗っていると、警察官としての習慣から安全確認をしたり、バックの誘導をしそうになったりする場面も描かれます。
仕事と私生活の境界が少し曖昧になるような描写も、本作の見どころです。
物語の中心にあるのは、華々しい事件の解決ではありません。地味に思えた仕事の意味を知り、誰かの平穏な日常を守ることに価値を見いだしていく美咲の姿です。
【巡るスワンのキャスト一覧】森田望智・臼田あさ美・志田未来ら19人
2026年8月4日までに、主演の森田望智を含めて計19人の出演者が発表されています。
キャストは大きく分けると、主人公が働く生活安全課のメンバー、家族や幼なじみ、そして警察署の別部署で働く警察官たちです。職場だけで物語を完結させず、主人公の私生活や人間関係にも焦点を当てる構成になっています。
佐和警察署・生活安全課の出演者- 森田望智:小松美咲。主人公。生活安全課の巡査。
- 臼田あさ美:金子沙織。生活安全課の巡査部長で、美咲の先輩。
- 岡山天音:山田拓也。生活安全課の巡査。
- 吉田美月喜:伊藤陽菜。生活安全課の巡査。
- 平原テツ:関誠。生活安全課の係長。
- 大津尋葵:河西健太。生活安全課の巡査部長。
- 諏訪珠理:岩波大輝。生活安全課の巡査。
- 矢作兼:藤森哲也。生活安全課長。
- 野間口徹:平林大輔。生活安全課の係長。
生活安全課の中心人物として注目されるのが、お笑いコンビ「おぎやはぎ」の矢作兼です。藤森哲也という生活安全課長を演じます。脚本を担当するバカリズムとのコメディー的な相性も気になるところです。
美咲の家族・幼なじみ- 志田未来:有賀千夏。美咲の姉。
- 古川琴音:笠原七海。美咲の幼なじみ。
- 富田望生:小泉真由。美咲の幼なじみ。
志田未来が演じる千夏は、美咲の姉で、幼い娘を育てながら育休中という設定です。美咲の職場とは異なる家庭の日常を描く存在でもあります。
古川琴音と富田望生は、美咲と親しい幼なじみを演じます。仕事仲間とは違う距離感で、主人公の素顔や休日の過ごし方を描く重要な役どころです。
佐和警察署の別部署に所属する出演者- 夏帆:北沢佳奈。刑事課の巡査部長。
- 鳴海唯:飯田優花。交通課の巡査。
- 田村健太郎:中村達也。地域課の巡査部長。
- 音尾琢真:松木崇。刑事課の係長。
- 高橋努:清水学。交通課の係長。
- 大倉孝二:矢崎聡。佐和警察署の副署長。
- 角田晃広:後藤秀樹。地域課の係長。
これらの出演者が加わることで、生活安全課だけでなく、警察署という組織全体の人間関係も描かれます。部署ごとに異なる仕事や考え方が、主人公の視点を通じて物語に組み込まれていく点にも注目です。
なお、上記は2026年8月までに公表された出演者を整理したものです。今後の追加発表や新たな役柄の詳細にも注目が集まります。
【森田望智が朝ドラ主演に抜てき】バカリズム脚本との組み合わせに注目
『巡るスワン』の大きな話題となったのが、森田望智の朝ドラ主演と、バカリズムによる脚本という組み合わせです。
森田望智はどんな俳優?過去の朝ドラ出演歴森田望智は1996年9月13日生まれ、神奈川県出身の俳優です。映像作品で幅広い役柄を演じてきた実力派で、2019年のNetflix作品『全裸監督』への出演でも注目を集めました。
NHKの連続テレビ小説では『おかえりモネ』や『虎に翼』に出演。『虎に翼』では米谷花江役を演じ、主人公を取り巻く人物として印象を残しました。
今回の『巡るスワン』では、物語を引っ張る主人公を演じます。これまで脇を支える役柄でも存在感を示してきた森田が、長期間にわたる朝ドラの中心人物としてどのような演技を見せるのかが見どころです。
森田は2026年9月14日の撮影開始に関する取材会で、バカリズムの台本について次のように話しています。
「バカリズムさんの台本は、セリフが本当に言いやすくて、普段私たちが口語としてしゃべっている言葉がずらっと並んでいるので、リアルに今そこでその会話が起きているようでワクワクしています」
このコメントからも、作品が大げさな演技や劇的な展開だけに頼らず、自然な会話や生活感を大切にしていることがうかがえます。
バカリズムが朝ドラ脚本を初担当脚本を担当するバカリズムは、お笑い芸人として活動する一方、脚本家としても高い評価を受けてきました。
代表的な脚本作品には『ブラッシュアップライフ』などがあります。日常の何気ない会話を丁寧に積み重ねながら、人物の関係性や意外な展開を描く作風が特徴です。
今回、バカリズムが連続テレビ小説の脚本を担当するのは初めてです。NHKの制作発表では、主演と脚本の双方がオファーによる起用と説明されています。
特に『ブラッシュアップライフ』で見られた、友人同士の自然な会話や、日常の中に潜む独特の笑いを思い浮かべる視聴者も多いでしょう。
ただし、同作と『巡るスワン』は別の作品です。今回は警察署という職場を舞台に、事件を防ぐ仕事と私生活を行き来する女性警察官の姿が中心になります。
朝ドラは半年近く続く長編ドラマです。短いエピソードの面白さだけでなく、登場人物が少しずつ変化していく過程を描く必要があります。バカリズムの会話劇が、長期間の物語の中でどのような広がりを見せるのかは、大きな注目ポイントです。
【長野県の佐和市が舞台】諏訪地域での撮影とタイトルの魅力
『巡るスワン』の舞台となる佐和市は、長野県にある架空の町です。実在する自治体ではありませんが、長野県諏訪市など、諏訪湖周辺の地域をイメージして設定されています。
2026年9月2日には、実際に長野県の諏訪地域で撮影が始まりました。主演の森田望智も初日から撮影に参加し、警察署のメンバーや姉、幼なじみと過ごす場面などを撮影する予定が発表されています。
なぜ諏訪地域が舞台のモデルになったのか本作は、都会の大規模な警察組織ではなく、地域に根差した警察署を中心に物語が進みます。
諏訪湖周辺をイメージした町を舞台にすることで、警察官と地域住民との距離感や、日常生活の中にある小さな出来事を描きやすくなります。
美咲は佐和市で生まれ育ち、故郷の警察署で働いています。職場での人間関係だけでなく、幼なじみとの交流や休日の過ごし方にも、土地に根差した生活感が反映される構成です。
また、諏訪地域でのロケーション撮影は、作品の背景に実際の信州の風景を取り込む機会にもなります。
『巡るスワン』というタイトルに込められた印象「巡る」という言葉からは、警察官が地域を巡回する姿や、人々の暮らしの中を行き来する日常が連想されます。一方、「スワン」という柔らかな響きには、作品のヒューマンコメディーらしい親しみやすさがあります。
ただし、タイトルの正式な意味や由来について、作品のあらすじだけから特定のモチーフを断定することはできません。
注目したいのは、派手な事件が起きる場所ではなく、何も起きないことに価値がある町を描いている点です。タイトルの響きと物語の穏やかな世界観が、どのように結び付くのかも楽しみです。
【歴代朝ドラと何が違う?】『風、薫る』『ブラッサム』との比較とNHK ONEの視聴方法
『巡るスワン』の特徴を理解するには、2026年に放送されている前後の朝ドラと比較すると分かりやすくなります。
2026年から2027年にかけての朝ドラの流れ2026年度前期の『風、薫る』は、明治時代の看護の世界に飛び込んだ2人の女性を描く作品です。歴史上の人物をモチーフにしたフィクションで、見上愛と上坂樹里がダブルヒロインを務めています。
続く2026年度後期の『ブラッサム』は、石橋静河主演。作家・宇野千代をモデルとした葉野珠の人生を描き、明治・大正・昭和という時代を背景にした作品です。
そして2027年度前期の『巡るスワン』では、現代の架空の町に暮らす女性警察官が主人公になります。
3作品を比較すると、時代設定や物語の中心となるテーマの違いが見えてきます。
- 『風、薫る』:明治時代の看護と、2人の女性の挑戦。
- 『ブラッサム』:作家をモデルにした女性の人生と時代の変化。
- 『巡るスワン』:現代の警察署を舞台にした女性警察官の日常と仕事。
歴代作品には、実在の人物をモデルにした作品、職業を通じて社会の変化を描く作品、家族や地域を中心にした作品など、さまざまな方向性があります。
その中で『巡るスワン』は、現代の身近な職業を題材にしながら、事件の発生ではなく事件を防ぐことに焦点を当てています。警察ドラマでありながら、日常系コメディーとしての性格が強い点が特徴です。
NHK ONEで見逃し配信はある?『巡るスワン』は、NHK ONEで同時配信・見逃し配信を行う予定です。
ここで押さえておきたいのが、2026年10月1日に行われたNHKの配信アプリの名称変更です。従来の「NHKプラス」は、アプリ名が「NHK ONE」に統一されました。
NHK ONEでは、NHK総合やEテレの対象番組を放送と同時に視聴できるほか、放送終了後7日間の見逃し配信を利用できます。
すでにNHKの受信契約がある世帯については、アプリ名の変更によって追加契約や追加負担が発生するものではないとNHKが案内しています。
朝の放送時間にリアルタイムで視聴できない人にとって、見逃し配信は便利な選択肢です。なお、NHK ONEの利用にはアカウントや利用条件などの確認が必要です。
【次のNHK朝ドラで注目したいポイント】視聴前に知っておきたい3つの見どころ
『巡るスワン』は、主演と脚本家の組み合わせだけでなく、題材そのものにも特徴があります。放送前に注目しておきたい要点は3つです。
1. 事件を解決するのではなく、事件を起こさせない仕事警察を扱うドラマでは、犯人の追跡や事件の解決が物語の中心になることが少なくありません。しかし、本作の主人公が働く生活安全課は、事件を未然に防ぐことが使命です。
仕事の成果が目に見えにくいからこそ、警察官としてのやりがいや責任をどう表現するのかが見どころになります。
2. バカリズムの脚本と朝ドラの長編構成バカリズムが得意とする日常会話の面白さが、半年近い朝ドラの中でどう生かされるのかは興味深いポイントです。
笑いのある会話を積み重ねながら、主人公の仕事への考え方や同僚との関係が少しずつ変化していけば、毎朝15分の視聴習慣にもなじみやすい作品になりそうです。
3. 職場とプライベートの両方を描く人物群像生活安全課の同僚だけでなく、姉や幼なじみ、別部署の警察官など、幅広い人物が登場します。
警察官として働く美咲と、休日に友人と過ごす美咲。その両方を描くことで、仕事上の役割だけでは見えてこない一人の女性の人間性が浮かび上がります。
特に、森田望智、志田未来、古川琴音、富田望生による家族・友人関係の描写は、職場パートとは異なる作品の魅力になりそうです。
【次のNHK朝ドラ『巡るスワン』に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:次のNHK朝ドラ『巡るスワン』はいつから放送されますか?
A1:2027年度前期、2027年春の放送開始予定です。2026年11月2日時点では具体的な初回放送日は公表されていません。
Q2:『巡るスワン』の主演と脚本家は誰ですか?
A2:主演は森田望智で、主人公の小松美咲を演じます。脚本はバカリズムが担当し、連続テレビ小説の脚本を初めて手掛けます。
Q3:『巡るスワン』の舞台・佐和市は実在する場所ですか?
A3:佐和市は架空の町です。長野県の諏訪市など、諏訪湖周辺をイメージして設定されています。2026年9月2日には実際に長野県の諏訪地域で撮影が始まりました。
Q4:『巡るスワン』の出演者は何人発表されていますか?
A4:2026年8月4日までに、森田望智を含む計19人が発表されています。臼田あさ美、岡山天音、志田未来、古川琴音、富田望生、夏帆、矢作兼、野間口徹などが出演します。
Q5:『巡るスワン』はNHK ONEで見逃し配信されますか?
A5:NHK ONEで同時配信・見逃し配信が予定されています。NHK ONEでは対象番組の放送後7日間の見逃し視聴が可能です。
2027年度前期の次のNHK朝ドラは、森田望智主演、バカリズム脚本の『巡るスワン』です。
長野県の架空の町・佐和市を舞台に、生活安全課で働く女性警察官・小松美咲が、地味に思える仕事の中に自分なりの価値を見つけていくヒューマンコメディーとして制作されています。
2026年8月までに19人の出演者が発表され、9月2日には諏訪地域で撮影がスタート。森田望智の自然体の演技、バカリズムならではの会話劇、そして警察署を取り巻く個性豊かな人間関係が期待されています。
【プロの結論】『巡るスワン』を楽しむうえで注目したいのは、単なる警察ドラマとしてではなく、「何も起こらないことを守る仕事」を描く作品として見ることです。目立つ成果がなくても、誰かの安心につながっている仕事があります。その価値を、笑いと共感を交えながらどのように表現するのかが、本作の本質的な見どころです。
放送開始日はまだ発表されていませんが、2027年春のスタートに向けて制作は進行中です。今後は追加キャスト、主題歌、番組の詳細な放送日程などの発表にも注目しましょう。
朝の15分間に、思わず笑えて、少しだけ日常の見え方が変わる。そんな朝ドラになるのか、『巡るスワン』の今後の展開に期待が高まります。