映画『七つの会議』のキャストが気になっている方に向けて、野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、土屋太鳳、北大路欣也ら豪華出演者を役名・役柄とともに紹介する。2019年2月1日に公開された本作は、池井戸潤の小説を原作に、福澤克雄監督が手がけた企業サスペンス映画だ。東京建電という中堅メーカーを舞台に、社内のパワハラ問題から巨大な企業不祥事へとつながる人間模様を描いている。
特に注目したいのは、野村萬斎が演じる八角民夫と、香川照之が演じる北川誠、及川光博が演じる原島万二の関係だ。加えて、2013年にNHKで放送されたドラマ版では主演が東山紀之だったため、同じ登場人物でも配役が大きく異なる。2026年11月現在の作品情報を踏まえ、映画版のキャスト一覧、人物相関、ドラマ版との違いを整理する。
映画『七つの会議』は、野村萬斎を中心に、実力派俳優から歌舞伎俳優、落語家、ミュージシャンまで幅広い顔ぶれがそろった作品だ。
映画.comやTBSの作品紹介、映像ソフトの公式情報などに掲載された出演者情報を整理すると、主要キャストは次のとおり。
映画『七つの会議』基本情報
- 公開日:2019年2月1日
- 上映時間:119分
- 原作:池井戸潤
- 監督:福澤克雄
- 脚本:丑尾健太郎、李正美
- 音楽:服部隆之
- 配給:東宝
| 役名 | 出演者 | 人物・役柄 |
|---|---|---|
| 八角民夫 | 野村萬斎 | 東京建電営業一課の万年係長 |
| 北川誠 | 香川照之 | 東京建電の営業部長 |
| 原島万二 | 及川光博 | 営業一課の新課長 |
| 坂戸宣彦 | 片岡愛之助 | 営業一課のエース課長 |
| 三沢逸郎 | 音尾琢真 | ねじ製造会社の社長 |
| 新田雄介 | 藤森慎吾 | 東京建電の経理課長代理 |
| 浜本優衣 | 朝倉あき | 東京建電の社員 |
| 佐野健一郎 | 岡田浩暉 | カスタマー室長 |
| 田部 | 木下ほうか | ゼノックスの副社長 |
| 淑子 | 吉田羊 | 八角の元妻 |
| 三沢奈々子 | 土屋太鳳 | 三沢逸郎の妹 |
| 奈倉翔平 | 小泉孝太郎 | 商品開発部の社員 |
| 星野 | 溝端淳平 | 三沢家に関係する人物 |
| 飯山孝実 | 春風亭昇太 | 東京建電の経理部長 |
| 江木恒彦 | 立川談春 | 取引先企業の社長 |
| 加茂田久司 | 勝村政信 | 東京建電の経理課長 |
| 村西京助 | 世良公則 | 東京建電の副社長 |
| 梨田元就 | 鹿賀丈史 | 親会社ゼノックスの常務 |
| 宮野和広 | 橋爪功 | 東京建電の社長 |
| 徳山郁夫 | 北大路欣也 | 親会社ゼノックスの社長 |
この一覧で特に押さえておきたいのは、物語の中心人物である八角、北川、原島、坂戸の4人だ。
八角が起こしたパワハラ告発をきっかけに、営業部の人事が動き出す。しかし、その背後には単なる社内トラブルでは片づけられない問題が隠されている。
また、物語の後半では東京建電の親会社ゼノックスや、取引先の町工場まで関係してくる。登場人物が多いのは、企業不祥事を一人の悪役だけで説明できない構造にしているためだ。
【注目俳優】野村萬斎・香川照之・及川光博・片岡愛之助の役柄を解説

映画版の魅力は、単純な善悪では分類できない会社員たちを、それぞれ異なる個性を持つ俳優が演じている点にある。
野村萬斎:八角民夫
八角民夫(やすみ・たみお)
俳優:
東京建電の営業一課に所属する万年係長。仕事に積極的ではなく、周囲からは怠け者のように見られている。しかし、坂戸をパワハラで訴えたことから、会社の運命を左右する存在になっていく。
八角は本作の最大の謎を抱える人物だ。
一見すると、仕事をさぼっているだけの社員。しかし、彼の行動には会社の過去や製品の品質問題に関係する重大な意味が隠されている。
野村萬斎の特徴的な立ち居振る舞いや独特の間の取り方も、八角のつかみどころのなさを際立たせている。
香川照之:北川誠
北川誠(きたがわ・まこと)
俳優:
東京建電の営業部長。結果を重視する強い方針を掲げ、営業部を統率する。営業成績の優秀な坂戸を高く評価している。
北川は、会社の営業部門における強い権力を持つ人物だ。
部下に成果を求める姿勢は、企業における数字至上主義を象徴している。坂戸の異動処分に動揺する社員たちの姿からも、北川の影響力が伝わってくる。
香川照之が持つ緊張感のある演技は、組織内の上下関係や、社員が上司の顔色をうかがう空気を強く印象づけている。
及川光博:原島万二
原島万二(はらしま・まんじ)
俳優:
営業部の万年二番手といわれてきた人物。坂戸の異動後、営業一課の新課長に任命される。八角の行動に疑問を抱き、社内の問題を調べ始める。
原島は観客に近い視点を担う人物だ。
突然の人事に戸惑いながらも、八角の不可解な行動や会社の不自然な対応に疑問を持つ。
最初からすべての事情を知っているわけではないため、原島と一緒に情報を整理しながら物語の核心に近づける構成になっている。
片岡愛之助:坂戸宣彦
坂戸宣彦(さかど・のぶひこ)
俳優:
東京建電営業一課の課長で、営業部のエース。八角からパワハラで訴えられ、異動処分を受ける。
坂戸は営業成績を上げることに強いこだわりを持つ人物だ。
優秀な社員として北川から信頼されていた一方、八角との間に起きた問題が、社内の不穏な動きを表面化させる。
片岡愛之助の存在感によって、営業部のエリート社員が失脚する場面にも強い説得力が生まれている。
土屋太鳳:三沢奈々子
三沢奈々子(みさわ・ななこ)
俳優:
三沢逸郎の妹。兄が経営する町工場の経営状況を気にかけている。会社同士の取引問題を考えるうえでも重要な人物だ。
三沢奈々子は、東京建電の社内だけでは見えない問題を描くための重要な存在だ。
土屋太鳳が演じる奈々子を通して、企業の不正が取引先やその家族、地域の小さな事業者にまで影響を与えることが伝わってくる。
北大路欣也:徳山郁夫
徳山郁夫(とくやま・いくお)
俳優:
東京建電の親会社ゼノックスの社長。グループ企業全体に大きな影響力を持つ経営トップ。
徳山は、物語の企業構造を理解するうえで欠かせない人物だ。
東京建電の社内だけで問題が解決しない理由には、親会社の存在と経営上の判断が関係している。
北大路欣也の重厚な演技が、会社のトップに立つ人物の威圧感を生み出している。
【人物相関図】七つの会議の登場人物はどうつながっている?
『七つの会議』は、登場人物の所属企業や社内での役職を把握すると、ストーリーが理解しやすくなる。
物語の関係性は、大きく分けて次の3つのグループに整理できる。
1. 東京建電の営業部門- 八角民夫:営業一課の係長
- 北川誠:営業部長
- 原島万二:営業一課の新課長
- 坂戸宣彦:営業一課の前課長
この4人の関係が物語の出発点になる。
坂戸は営業部のエースとして評価されていたが、八角からパワハラで訴えられる。坂戸の異動によって原島が新課長に就任し、八角の行動を調べるようになる。
2. 東京建電と親会社ゼノックスの経営陣東京建電は、親会社ゼノックスの影響下にある企業だ。
- 宮野和広:東京建電の社長
- 村西京助:東京建電の副社長
- 梨田元就:ゼノックスの常務
- 徳山郁夫:ゼノックスの社長
- 田部:ゼノックスの副社長
東京建電の問題は、社内の管理職だけで完結しない。親会社の経営判断や企業グループ内の力関係も関わってくる。
3. 取引先と経理部門もう一つ重要なのが、町工場や経理部門との関係だ。
- 三沢逸郎:ねじ製造会社の社長
- 三沢奈々子:三沢逸郎の妹
- 浜本優衣:東京建電の社員
- 新田雄介:経理課長代理
- 飯山孝実:経理部長
- 江木恒彦:取引先企業の社長
こうした人物が加わることで、企業の不正が社内の人事問題から製品の品質や取引先の経営問題へと広がっていく。
特に三沢家の存在は、企業の判断によって中小企業がどのような影響を受けるのかを理解するうえで重要だ。
【2013年NHKドラマ版と比較】映画版とのキャストの違いは?
『七つの会議』には、映画化以前にNHKで制作されたテレビドラマ版が存在する。
2013年7月13日から8月3日までNHK総合の土曜ドラマ枠で全4回が放送された。
映画版とドラマ版の大きな違いは、主演俳優だけではない。主要人物の配役や作品の見せ方にも違いがある。
映画版・NHKドラマ版のキャスト比較| 登場人物 | 2019年映画版 | 2013年NHKドラマ版 |
|---|---|---|
| 八角民夫 | 野村萬斎 | 吉田鋼太郎 |
| 北川誠 | 香川照之 | 石橋凌 |
| 原島万二 | 及川光博 | 東山紀之 |
| 坂戸宣彦 | 片岡愛之助 | 眞島秀和 |
| 宮野和広 | 橋爪功 | 長塚京三 |
| 浜本優衣 | 朝倉あき | 村川絵梨 |
| 佐野健一郎 | 岡田浩暉 | 豊原功補 |
| 村西京助 | 世良公則 | 北見敏之 |
| 梨田元就 | 鹿賀丈史 | 神保悟志 |
| 徳山郁夫 | 北大路欣也 | 山本圭 |
2013年版で原島万二を演じたのは東山紀之だ。
映画版では及川光博が同じ役を担当しているため、両作品を見比べると人物の印象の違いを楽しめる。
また、八角民夫は映画版では野村萬斎、ドラマ版では吉田鋼太郎が演じている。
どちらも強い個性を持つ俳優だが、映画版では野村萬斎の独特な存在感、ドラマ版では吉田鋼太郎の重厚な演技が作品の印象を形づくっている。
2013年版の主な出演者ドラマ版には、次の俳優も出演していた。
- 戸田菜穂:原島江利子
- 田口淳之介:佐伯浩光
- 堀部圭亮:加瀬孝毅
- 村川絵梨:浜本優衣
- 中村育二:稲葉要
- 竜雷太:原島万作
- 甲本雅裕:三次逸郎
- 遊井亮子:三次奈々子
- 豊原功補:佐野健一郎
- 石橋凌:北川誠
- 長塚京三:宮野和広
NHKグループ公式の商品情報でも、東山紀之、吉田鋼太郎、眞島秀和、戸田菜穂、田口淳之介らの出演が確認できる。
映画版とドラマ版はどちらから見るべき?初めて『七つの会議』を見る人には、2019年の映画版がおすすめだ。
119分の中に企業不祥事の謎と人間関係が凝縮されており、比較的短時間で作品の全体像をつかめる。
一方、2013年のNHKドラマ版は全4回構成。人物の背景や会社の人間関係をじっくり追いたい人に向いている。
両方を見る場合は、映画版から視聴して、その後にドラマ版を見ると、同じ役名を異なる俳優が演じる面白さも味わえる。
【原作・制作背景】池井戸潤と福澤克雄監督が描いた企業サスペンス
映画『七つの会議』の原作は、作家・による同名小説だ。
池井戸潤は、企業や銀行を舞台にした作品で知られ、『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』なども手がけている。
本作も、会社組織の中で働く人々の葛藤や、企業の利益と社会的責任の衝突を描いている。
福澤克雄監督による映画化監督を務めたのは、。
『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』など、池井戸作品の映像化に携わってきた監督だ。
映画版の脚本は丑尾健太郎と李正美が担当。音楽は服部隆之が手がけた。
作品の中心にあるのは「パワハラ」だけではない物語は、八角が坂戸をパワハラで訴えたことから始まる。
しかし、見どころは社内のハラスメント問題だけではない。
調査が進むにつれ、ねじの品質データをめぐる不正や、企業の隠蔽体質、経営陣の判断など、より大きな問題が浮かび上がる。
この構成が本作の特徴だ。
会社で働く人間にとって、上司の指示に従うことと、自分の良心に従うことは必ずしも一致しない。
八角、原島、北川、坂戸は、それぞれ違う立場から企業という組織に向き合っている。
そのため、単純に誰が善人で誰が悪人なのかという視点だけでは、作品の本質を捉えきれない。
【2026年最新情報】七つの会議のキャストを調べる際の注意点
2026年11月時点で映画版の出演者情報を確認する際には、2019年の映画版と2013年のNHKドラマ版を混同しないことが大切だ。
特に検索結果では、作品名が同じため、野村萬斎と東山紀之のどちらが主演なのか分かりにくくなることがある。
整理すると、次のようになる。
- 野村萬斎:2019年映画版の主演。
- 東山紀之:2013年NHKドラマ版の主演。
- 吉田鋼太郎:映画版ではなく、2013年ドラマ版の八角民夫役。
- 香川照之:2019年映画版の北川誠役。
- 石橋凌:2013年ドラマ版の北川誠役。
- 及川光博:2019年映画版の原島万二役。
- 眞島秀和:2013年ドラマ版の坂戸宣彦役。
また、土屋太鳳が演じた三沢奈々子は、三沢逸郎の妻ではなく妹という設定だ。2013年版では三次奈々子という人物を遊井亮子が演じており、人物名にも違いがある。
キャストを調べる場合は、出演者名だけでなく、公開年と役名をセットで確認すると間違いが少ない。
2026年の最新情報として整理しても、映画版の基本的な配役は2019年の公開時のキャスト情報を基準にすればよい。
【プロの結論】七つの会議はキャストの関係性を知ると面白さが深まる
『七つの会議』のキャストを理解するうえで、最も大切なのは、俳優の知名度だけで出演者を覚えないことだ。
この作品は、会社の中での役職や立場によって、それぞれの登場人物が異なる判断を迫られる物語である。
野村萬斎の八角は、物語の核心に関わる人物。香川照之の北川は営業部の権力を象徴し、及川光博の原島は真実を追う視点を担う。そして片岡愛之助の坂戸は、営業成績と組織内の評価をめぐる問題の出発点になる。
加えて、土屋太鳳や音尾琢真が演じる三沢家の人物を通じて、企業の問題が取引先や中小企業にまで波及する構造が見えてくる。
作品をより深く楽しみたいなら、次の基準で視聴作品を選ぶとよい。
- 豪華俳優陣の演技を楽しみたい人: 野村萬斎主演の2019年映画版。
- 企業不祥事の謎をテンポよく追いたい人: 119分の映画版。
- 東山紀之や吉田鋼太郎の演技を見たい人: 2013年NHKドラマ版。
- 人物の背景や物語の展開をじっくり楽しみたい人: 全4回のドラマ版と映画版の両方。
【七つの会議のキャスト】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:映画『七つの会議』の主演は誰ですか?
A1:2019年公開の映画版の主演は野村萬斎です。八角民夫を演じ、香川照之、及川光博、片岡愛之助らと共演しています。
Q2:七つの会議で香川照之が演じている役は?
A2:香川照之が演じているのは北川誠です。東京建電の営業部長で、結果を重視する方針を掲げる人物です。
Q3:土屋太鳳の役名は何ですか?
A3:三沢奈々子です。音尾琢真が演じる三沢逸郎の妹で、町工場の経営を気にかけています。
Q4:北大路欣也は何役で出演していますか?
A4:親会社ゼノックスの社長、徳山郁夫役です。企業グループの経営トップとして物語に関わります。
Q5:2013年のNHKドラマ版の主演は誰ですか?
A5:東山紀之です。映画版では及川光博が演じた原島万二を担当しました。
Q6:映画版とドラマ版で八角民夫を演じた俳優は?
A6:映画版は野村萬斎、2013年のNHKドラマ版は吉田鋼太郎です。
Q7:七つの会議の監督と原作者は誰ですか?
A7:原作は池井戸潤、映画版の監督は福澤克雄です。脚本は丑尾健太郎と李正美が担当しています。
Q8:映画『七つの会議』の上映時間は何分ですか?
A8:119分です。2019年2月1日に劇場公開されました。
映画『七つの会議』は、野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、土屋太鳳、北大路欣也など、幅広い世代の実力派俳優が出演する企業サスペンスだ。
特に八角民夫、北川誠、原島万二、坂戸宣彦の4人の関係を理解すると、物語の展開が分かりやすくなる。
2013年のNHKドラマ版では東山紀之が主演を務め、吉田鋼太郎や石橋凌、眞島秀和らが出演。2019年の映画版とは異なるキャストで、同じ物語を楽しめる。
映画版は野村萬斎、ドラマ版は東山紀之。
この違いを覚えておけば、キャスト情報を調べるときにも混乱しない。俳優ごとの演技の違いや、企業組織の中での人物関係にも注目しながら鑑賞すると、『七つの会議』の魅力をさらに深く味わえるはずだ。