『最遊記RELOAD BLAST』は、峰倉かずやさんによる漫画『最遊記』シリーズの本編最終章です。原作は一迅社の『月刊コミックZERO-SUM』に掲載されてきました。
物語の舞台は、人間と妖怪、科学と妖術が共存する大陸「桃源郷」。牛魔王蘇生実験によって発生した負の波動が妖怪たちを狂暴化させ、世界の均衡が崩れたことから、三蔵一行の旅が始まります。
玄奘三蔵、孫悟空、沙悟浄、猪八戒の4人は、牛魔王の蘇生実験を阻止するため、西域・天竺を目指してきました。
『RELOAD BLAST』では、その長い旅もいよいよ終盤に差しかかります。
一迅社の公式作品紹介によると、三蔵一行は天竺を目前にしながら、異変の影響が色濃く残る土地で、さらに熾烈な戦いに巻き込まれていきます。
物語の大きな鍵となるのが、最高僧の一人である紗烙三蔵との出会いです。
恒天経文を受け継ぐ彼女との接触によって、一行の旅は新たな局面を迎えます。そして、彼らの前には五百年前から続く悲しい因縁が立ちはだかります。
本作の見どころは、単に天竺へ到達するまでの冒険を描いているだけではない点です。
これまでのシリーズで断片的に描かれてきた天界の過去や登場人物たちの関係性が、物語の終盤に向けて重要な意味を持ち始めます。
特に三蔵一行の4人は、それぞれ異なる過去や事情を抱えながら、同じジープに乗って旅を続けてきました。
三蔵の冷徹に見える態度、悟空の真っすぐな性格、悟浄の飄々とした振る舞い、八戒の穏やかな物腰。その個性の違いが、過酷な旅の中で生まれる独特のチームワークを形作っています。
また、作品全体を通して描かれるのは、善悪だけでは割り切れない人間と妖怪の関係です。敵味方の立場だけでは理解できない事情や、過去の選択によって生まれた悲劇も、物語に深みを与えています。
『最遊記RELOAD BLAST』は、長年シリーズを追ってきた読者にとって、これまで積み重ねられた人間関係や因縁を振り返る意味でも重要な作品です。
【原作は完結した?】既刊3巻と2026年の連載状況

最も検索されている疑問の一つが、『最遊記RELOAD BLAST』は完結したのかという点です。
2026年11月1日現在、原作漫画は完結していません。
一迅社の公式作品ページでは、本作を「最遊記シリーズ本編最終章」と紹介していますが、最終章という位置づけと、作品そのものが完結していることは別の意味です。
単行本は何巻まで発売されている?一迅社の公式書誌情報で確認できる単行本は、通常版が全3巻です。
発売日は次のとおりです。
| 巻数 | 発売日 | 出版社 |
|---|---|---|
| 第1巻 | 2012年6月25日 | 一迅社 |
| 第2巻 | 2014年7月25日 | 一迅社 |
| 第3巻 | 2017年10月31日 | 一迅社 |
第3巻は2017年10月31日に発売されました。通常版のほかに特装版も刊行されています。
特装版や限定版は通常版とは別の巻数として数えるものではありません。したがって、漫画を集める際には通常版の1~3巻を基準にすると分かりやすいでしょう。
連載は現在どうなっている?本作は『月刊コミックZERO-SUM』で掲載されてきましたが、毎号安定して掲載される一般的な月刊連載とは異なり、掲載間隔が長くなる時期があります。
注目されたのが、2024年9月28日発売の『月刊コミックZERO-SUM』11月号です。
一迅社の2024年9月30日付プレスリリースによると、この号には峰倉かずやさんの『最遊記RELOAD BLAST』が約5年ぶりとなる62ページの大ボリュームで掲載されました。
同号は作品が表紙を飾り、特別付録として描き下ろしイラストを使用したブロマイドも収録。想定を上回る販売状況を受け、雑誌の緊急重版も決定しました。
その後、出版社のゼロサムオンラインではshot.5〔修練②〕などのエピソードが公開されています。
2026年11月現在、出版社の作品紹介には引き続き本作が掲載されており、作品の完結や最終巻発売を告知する情報はありません。次回の掲載時期についても、確定した日程は公表されていません。
2026年は作品関連の展開も継続2026年には漫画の新刊とは別に、関連商品やイベントの展開が確認できます。
株式会社アニメイトホールディングスの2026年3月7日付発表では、ムービックから新商品としてビッグアクリルスタンドやクッションカバーの受注生産が発表されました。
さらに一迅社は2026年3月27日、『最遊記RELOAD BLAST×Hondaバイク』のコラボレーションを発表。4月24日から東京・福岡・愛知・大阪・宮城の5都市でポップアップショップを開催する企画が告知され、7月には大阪での第2弾開催も発表されました。
こうした動きから分かるのは、原作の刊行ペースと作品ブランドの展開は必ずしも同じではないということです。
新しいグッズやイベントが登場していることは、作品への継続的な関心を示す材料になりますが、それ自体が漫画の完結やアニメ続編の決定を意味するわけではありません。
2026年時点での整理は「原作未完結・通常版3巻まで・次回の刊行時期は未定」です。
【2017年のアニメを解説】放送日・全12話・主要声優キャスト
『最遊記RELOAD BLAST』は2017年にテレビアニメ化されました。
これは最遊記シリーズ20周年プロジェクトの一環として制作された作品です。スタジオぴえろの作品アーカイブでも、シリーズ4度目のテレビアニメ化として紹介されています。
アニメの放送期間と基本情報AT-Xでは2017年7月5日から放送が始まり、TOKYO MXでは7月6日から放送されました。
放送は2017年9月まで続き、全12話で構成されています。
各話のタイトルは以下のとおりです。
1. 突風
2. 雲鏡
3. 天葬
4. 哪吒
5. 花宴
6. 約束
7. 恒天
8. 結界
9. 邂逅
10. 勅命
11. 襲撃
12. 背天
最終話のタイトルは「背天」です。
監督は中野英明さん、シリーズ構成は古怒田健志さん、キャラクターデザインは佐藤陽子さんが担当。アニメーション制作はプラチナビジョンです。
音楽面では、オープニングテーマにGRANRODEOの「move on! イバラミチ」、エンディングテーマにラックライフの「リフレイン」が起用されました。
主要キャラクターと声優一覧本作の魅力を支えているのが、長くシリーズを担当してきた声優陣です。
| キャラクター | 声優 | 役柄・立ち位置 |
|---|---|---|
| 玄奘三蔵/金蝉童子 | 関俊彦 | 三蔵一行を率いる僧侶 |
| 孫悟空 | 保志総一朗 | 三蔵と行動を共にする仲間 |
| 沙悟浄 | 平田広明 | 三蔵一行のメンバー |
| 猪八戒 | 石田彰 | 三蔵一行のメンバー |
| 紅孩児 | 草尾毅 | 物語に関わる重要人物 |
| 哪吒太子 | 幸田夏穂 | 天界に関わる闘神太子 |
| 観世音菩薩 | 五十嵐麗 | 天界の重要人物 |
| タルチエ | 斎藤千和 | 物語の重要人物 |
| 賽太歳 | 諏訪部順一 | 三蔵一行の前に立ちはだかる存在 |
| 独角兕 | 山野井仁 | 物語に登場する人物 |
特に注目したいのが、三蔵・悟空・悟浄・八戒の4人を担当する声優陣です。
玄奘三蔵役の関俊彦さんは、感情を表に出しすぎない三蔵の冷静さと、時折見せる人間らしい一面を表現しています。
孫悟空役の保志総一朗さんは、悟空の明るさや無邪気さ、戦闘時の力強さを演じています。
沙悟浄役の平田広明さんは、軽妙な会話と仲間を気遣う一面を持つ悟浄を担当。
猪八戒役の石田彰さんは、穏やかな口調の奥に複雑な過去を抱える八戒を演じています。
この4人の組み合わせは、作品を長く支えてきたシリーズの大きな魅力です。
アニメの制作情報やキャストについては、ランティスの番組情報、アニメイトタイムズ、dアニメストアの作品データでも確認できます。
【RELOAD BLASTとZEROINの違い】放送順と物語の順番を比較
『最遊記RELOAD BLAST』を調べていると、必ずといってよいほど関連作品として登場するのが『最遊記RELOAD -ZEROIN-』です。
タイトルが似ているうえ、どちらも三蔵一行の旅を描いているため、続編なのか、リメイクなのか、別のエピソードなのか分かりにくい部分があります。
両作品は、放送年も制作スタッフも異なるテレビアニメです。
2017年版と2022年版の基本的な違い| 比較項目 | 最遊記RELOAD BLAST | 最遊記RELOAD -ZEROIN- |
|---|---|---|
| 放送年 | 2017年 | 2022年 |
| 話数 | 全12話 | 全13話 |
| 監督 | 中野英明 | 髙田美里 |
| シリーズ構成 | 古怒田健志 | 横手美智子・松井亜弥 |
| アニメ制作 | プラチナビジョン | ライデンフィルム |
| 主な物語の焦点 | 天竺目前の旅と五百年前の因縁 | ヘイゼルとガトとの出会い |
| 主要キャスト | 関俊彦・保志総一朗・平田広明・石田彰 | 同じ4人が続投 |
『RELOAD -ZEROIN-』の放送開始日は2022年1月6日です。AT-X、TOKYO MX、BS11、MBSなどで放送され、全13話で構成されました。
物語の違いはどこにある?『最遊記RELOAD BLAST』は、三蔵一行が天竺に近づいた段階から物語が展開します。
紗烙三蔵との出会いや恒天経文、五百年前の因縁など、物語の終盤を意識した展開が中心です。
一方、『最遊記RELOAD -ZEROIN-』では、三蔵一行が旅の途中でヘイゼル=グロースと従者ガトに出会います。
ヘイゼルは死者を蘇らせる術を持つ人物です。その能力や妖怪と人間の関係をめぐって、一行は新たな問題に直面します。
加えて、烏哭三蔵法師との因縁も物語を動かす重要な要素です。
つまり、両作品は単純に同じエピソードを別の制作会社が作り直したものではありません。
BLASTは天竺目前の物語、ZEROINはその手前の旅路で描かれる別の重要エピソードという位置づけで理解すると分かりやすくなります。
ZEROINはBLASTの続編なのか?ここは誤解しやすいポイントです。
『最遊記RELOAD -ZEROIN-』は2022年に放送されたため、放送年だけを見ると『RELOAD BLAST』の続編に見えます。
しかし、放送された順番と物語の時間的な順番は同じではありません。
ZEROINではヘイゼルとガトとの出会いを中心に旅の途中の出来事が描かれます。一方、BLASTでは天竺目前まで進んだ一行の物語が展開します。
そのため、ZEROINをBLASTの次に放送された作品という理由だけで、物語上の完全な続編と考えるのは適切ではありません。
原作を読んでいる人も、アニメから入った人も、この違いを理解しておくと作品同士の関係を整理しやすくなります。
【最遊記シリーズの漫画・アニメを見る順番】初めての人向けガイド
『最遊記』シリーズはタイトルにRELOADやBLAST、ZEROINなど似た単語が多く、初めて触れる人には少し複雑です。
おすすめは、漫画なら本編の刊行順、アニメなら基本的に放送・公開順を意識することです。
漫画を読む順番本編を追うなら、次の順番が基本です。
1. 『最遊記』
2. 『最遊記RELOAD』
3. 『最遊記RELOAD BLAST』
『最遊記』で三蔵一行の旅の基本設定やキャラクターの関係性が描かれ、『最遊記RELOAD』で旅が続きます。そして『最遊記RELOAD BLAST』が本編最終章に位置づけられています。
また、関連作品として『最遊記外伝』があります。
こちらは本編の約500年前の天界を舞台にした物語です。三蔵一行の現在につながる因縁や人物の背景を知るうえで重要な作品となっています。
本編を読んでから外伝に進むと、過去の出来事が現在の登場人物たちに与えている影響を理解しやすくなります。
アニメを見る順番アニメは、初めて見る人なら次の放送順を目安にするとよいでしょう。
1. 『幻想魔伝 最遊記』(2000~2001年)
2. 『最遊記RELOAD』(2003~2004年)
3. 『最遊記RELOAD GUNLOCK』(2004年)
4. OVA『最遊記RELOAD -burial-』(2007~2008年)
5. OVA『最遊記外伝』(2011~2013年)
6. 『最遊記RELOAD BLAST』(2017年)
7. 『最遊記RELOAD -ZEROIN-』(2022年)
劇場版『幻想魔伝 最遊記 Requiem 選ばれざる者への鎮魂歌』やOVAもありますが、まずはテレビシリーズを中心に視聴しても楽しめます。
なお、外伝は本編よりも過去の時代を描いた前日譚です。物語の時系列にこだわる場合は、公開順とは異なる順番で視聴する方法もあります。
どの作品から入るのがおすすめ?すでに『最遊記』を知っている人には、漫画の『最遊記』から順番に読む方法がおすすめです。
過去作をすべて視聴する時間がない人や、2017年のアニメが気になっている人なら、『最遊記RELOAD BLAST』から作品に触れる方法もあります。
ただし、登場人物の背景や過去の因縁は過去作を知っているほど理解しやすくなります。
特に外伝を読んでおくと、三蔵一行の物語に隠された歴史的なつながりをより深く楽しめます。
【プロの結論】最終章なのに未完結という作品の現在地と魅力
『最遊記RELOAD BLAST』を理解するうえで押さえておきたいのは、作品の位置づけと刊行状況を分けて考えることです。
一迅社が公式に「本編最終章」と紹介しているのは事実です。しかし、それは物語の最終段階を描く作品という意味であり、単行本が完結しているという意味ではありません。
この違いを理解していないと、3巻で完結した作品だと誤解してしまう可能性があります。
また、2017年のアニメが全12話で放送を終えていることも、原作漫画の完結とは別問題です。
アニメにはアニメとしての放送上の区切りがあり、原作には原作の連載と刊行の進行があります。
2026年にはHondaとのコラボレーションや新商品の受注販売など、作品を取り巻く商業的な展開も続いています。
一方で、漫画の新刊発売やアニメの続編については、別途公式発表を待つ必要があります。
こんな人におすすめの作品『最遊記RELOAD BLAST』は、次のような人に向いています。
- 長編のファンタジー作品が好きな人
- キャラクター同士の関係性や過去の因縁を重視する人
- 西遊記を大胆にアレンジした世界観に興味がある人
- アクションと人間ドラマの両方を楽しみたい人
- 三蔵一行の旅を最後まで追いかけたい人
反対に、完結済みの漫画を一気に読みたい人や、物語の結末まで一度に把握したい人は、刊行状況に注意が必要です。
既刊3巻を読んでも、シリーズ本編の最終的な結末まで描かれているわけではありません。
今後注目したい3つのポイント今後の動向を見るうえでは、次の3点が重要です。
第一に、原作の新規掲載です。掲載間隔が長くなる作品だからこそ、月刊コミックZERO-SUMや一迅社の公式オンラインサービスで新しいエピソードの情報を確認することが大切です。
第二に、単行本第4巻の発売です。新しい単行本が刊行されれば、長く待っていた読者にとって大きな節目になります。
第三に、アニメの新展開です。2017年のBLAST、2022年のZEROINに続く新作アニメが発表されるかどうかは、今後の注目点です。ただし、2026年11月1日現在、新シリーズの制作決定を示す公式発表は確認できません。
『最遊記RELOAD BLAST』に関するよくある質問(FAQ)
Q1:最遊記RELOAD BLASTは完結していますか?
A1:2026年11月現在、原作漫画は完結していません。一迅社が本編最終章と位置づけている作品ですが、最終回や完結巻の発売は発表されていません。
Q2:最遊記RELOAD BLASTは何巻まで発売されていますか?
A2:通常版は全3巻です。最新刊にあたる第3巻は2017年10月31日に発売されました。特装版もありますが、通常版とは別の巻数ではありません。
Q3:最遊記RELOAD BLASTのアニメは全何話ですか?
A3:2017年に放送されたテレビアニメは全12話です。AT-Xでは2017年7月5日から放送が始まり、最終話のタイトルは「背天」です。
Q4:最遊記RELOAD BLASTとZEROINはどちらを先に見るべきですか?
A4:初めて見る場合は、放送順に『最遊記RELOAD BLAST』(2017年)、『最遊記RELOAD -ZEROIN-』(2022年)と視聴する方法がおすすめです。ただし、物語の時間的な順序ではZEROINがBLASTより手前の旅路を描いています。
Q5:最遊記RELOAD BLASTの声優は変更されていますか?
A5:主要4人のキャストは、玄奘三蔵役が関俊彦さん、孫悟空役が保志総一朗さん、沙悟浄役が平田広明さん、猪八戒役が石田彰さんです。ZEROINでも同じ主要キャストが続投しています。
Q6:最遊記RELOAD BLASTの原作はどこで連載されていますか?
A6:一迅社の『月刊コミックZERO-SUM』に掲載されてきた作品です。公式のオンライン掲載サービスでもエピソードを確認できます。次回掲載の具体的な予定は公表されていません。
『最遊記RELOAD BLAST』は、峰倉かずやさんが描く『最遊記』シリーズの本編最終章です。
天竺を目前にした三蔵一行が、異変や五百年前の因縁に立ち向かう物語であり、シリーズを通じて積み重ねられてきた人物関係や世界観が大きな意味を持つ作品です。
2026年11月現在の状況を整理すると、次のようになります。
- 原作漫画は未完結。
- 通常版の単行本は既刊3巻。
- 次回の単行本発売日や完結時期は未発表。
- 2017年のテレビアニメは全12話。
- 主要キャストは関俊彦さん、保志総一朗さん、平田広明さん、石田彰さん。
- 2022年の『最遊記RELOAD -ZEROIN-』とは物語の時期や内容が異なる。
- 2026年もコラボレーションや関連商品の展開が続いている。
「最終章」という言葉だけを見ると、すでに完結した作品のように感じる可能性があります。しかし、現在も物語の結末は描かれていません。
三蔵一行が長い旅路の果てに何を手にするのか。五百年前の因縁がどのような結末につながるのか。
長年にわたって作品を追いかけてきた読者にとって、これからの展開も見逃せないところです。