2026年11月2日現在、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は、FIFAワールドカップ2026でのベスト32敗退を経て、2027年のAFCアジアカップに向けた新たな強化段階に入っている。W杯ではグループFを2位で突破したものの、ラウンド32でブラジルに1-2で敗戦。一方、9月から10月にかけての国内4連戦では4連勝を記録し、キリンカップサッカー2026でも優勝を果たした。
注目は、FIFAランキング17位という現在地、久保建英や堂安律、上田綺世ら主力選手の存在、松木玖生や谷村海那ら新戦力の台頭、そして森保一監督の続投方針だ。11月にはブラジル代表、パラグアイ代表との国際試合も控えている。W杯後のチームに何が起き、次のアジア王者を目指す日本代表はどこへ向かうのか。試合結果、最新メンバー、戦術、監督人事を時系列で整理する。
【W杯2026の結果】日本代表はブラジルに惜敗、グループF突破後の現在地

2026年の日本代表を振り返るうえで、最も大きな出来事は北中米3カ国共催のFIFAワールドカップだ。日本は1998年フランス大会から8大会連続、通算8回目の出場を果たした。
グループFは2位通過、オランダ・チュニジア・スウェーデンと対戦日本が入ったグループFには、オランダ、チュニジア、スウェーデンが名を連ねた。初戦のオランダ戦では2度のビハインドを追いつき、2-2の引き分け。続くチュニジア戦では4-0と快勝し、上田綺世が2得点を挙げた。
最終節のスウェーデン戦は1-1。3試合を1勝2分け、勝ち点5で終え、グループ2位でノックアウトステージへの進出を決めた。
特にチュニジア戦の4得点は、日本代表のワールドカップにおける1試合最多得点記録となった。鎌田大地、上田綺世、伊東純也が得点し、攻撃陣の複数の選手が結果を残したことも収穫だった。
ラウンド32のブラジル戦は1-2、佐野海舟が先制点2026年6月29日(現地時間)、日本はヒューストンでブラジルと対戦した。
日本は前半29分、佐野海舟が中盤で相手のパスを奪い、そのまま前進してミドルシュートを決める。5度の世界制覇を誇るブラジルを相手に先制し、前半を1-0で折り返した。
しかし、後半はブラジルの修正に苦しむ。56分にカゼミーロに同点ゴールを許すと、90分を過ぎた後半アディショナルタイム5分にガブリエウ・マルティネッリが決勝点。日本は1-2で敗れ、ラウンド32で大会を終えた。
この試合で見逃せないのは、前半と後半で試合の主導権が大きく変化した点だ。日本は前半、コンパクトな守備ブロックと速攻でブラジルの攻撃を制限した。一方、後半はブラジルが中盤のライン間を使い、サイドからクロスを供給する展開に変更。日本はセカンドボールを回収できず、自陣に押し込まれる時間が増えた。
JFAの試合レポートでも、後半の対応力と世界トップクラスの相手に対する攻守両面の積極性が今後の課題として浮かび上がっている。
日本代表の歴代W杯成績と2026年の位置づけ日本のワールドカップ最高成績は、2002年、2010年、2018年、2022年のベスト16だ。2026年大会ではラウンド32が新設されたため、従来の大会と単純に比較することはできない。
今回の大会は、グループリーグを突破する力を維持しながら、決勝トーナメントで世界の強豪を上回るための課題が明確になった大会だった。8大会連続出場という安定感と、初戦の壁を越えられなかった悔しさ。その両方を次の強化につなげる必要がある。
【FIFAランキング17位】キリンカップ優勝で見えた日本代表の復調と課題
2026年11月2日時点で、日本代表のFIFA男子世界ランキングは17位。FIFA公式のランキング情報では、2026年7月20日が直近の公式更新日で、次回更新は11月18日とされている。
日本の歴代最高順位は9位。17位という数字は、アジアの強豪としての地位を保ちながら、世界のトップ10を目指すうえでの現在地を示している。
17位という数字をどう評価するべきかFIFAランキングは国際試合の結果などをもとに算出される指標であり、特定の大会での順位や実力をそのまま表すものではない。
例えば、日本はW杯でグループFを2位通過したが、ラウンド32ではブラジルに敗れた。ランキング17位という評価だけでは、強豪相手にどこまで戦えるか、試合終盤に守備の強度を維持できるかといった課題までは読み取れない。
順位を見るときは、対戦相手の強さ、試合内容、得点力、守備の安定性を併せて評価することが大切だ。
W杯後の国内4連戦は4連勝日本代表はワールドカップ終了後、9月から10月にかけて国内で4試合を実施した。この4試合では、森保監督が新戦力を試しながらチームの再構築を進めた。
- 9月24日・ウルグアイ戦:日本 3-1 ウルグアイ
- 9月28日・ベネズエラ戦:日本 2-1 ベネズエラ
- 10月1日・エクアドル戦:日本 0-0 エクアドル(PK戦5-4で日本勝利)
- 10月5日・ニュージーランド戦:日本 2-1 ニュージーランド
ウルグアイ戦では松木玖生と塩貝健人が代表初ゴールを記録。ベネズエラ戦では上田綺世が2得点を挙げた。
エクアドル戦は90分で決着がつかなかったものの、PK戦を制して決勝進出。ニュージーランドとの決勝では上田綺世と堂安律が得点し、2-1で勝利した。
これにより、日本は国内4連戦で4連勝。キリンカップサッカー2026のタイトルも獲得した。
W杯敗退後に結果を残したことは、チームの立て直しという面で大きな意味を持つ。ただし、国内での勝利をそのままブラジルなど世界の強豪との実力差が縮まった証拠と捉えるのは早い。11月の試合で、より高いレベルの相手にどこまで対応できるかが次の判断材料になる。
【最新メンバーと若手】SAMURAI BLUEの主力・注目選手を整理
2026年9月17日、森保一監督は9月のキリンチャレンジカップと10月のキリンカップに向けて、31人の代表メンバーを発表した。
この招集では、ワールドカップ出場メンバーを中心にしながら、4人の初招集選手と7人の復帰選手を加えた。W杯後の世代交代と戦力の底上げを意識した構成になっている。
主力として注目したい選手鈴木彩艶は、ゴールキーパーとして守備の安定を支える存在だ。W杯でも正GKとして起用され、今後の代表の守備構築において重要な役割を担う。
久保建英は、狭いスペースでのボールコントロールとチャンスメークに強みを持つ。相手の守備ラインを動かし、攻撃に変化をつけられる選手として期待される。
堂安律は、右サイドからの突破やカットイン、ゴール前への侵入が持ち味。ニュージーランド戦では決勝点を決め、攻撃の中心選手として存在感を示した。
上田綺世は、ゴール前でのポジショニングとフィニッシュ能力が武器。W杯のチュニジア戦で2得点を記録し、ニュージーランド戦でも先制点を挙げた。日本の得点力を考えるうえで欠かせない選手だ。
佐野海舟は、ボール奪取と中盤での推進力が持ち味。ブラジル戦で先制点を決めたことからも、守備的な役割だけでなく、攻撃の起点としての能力が注目される。
そのほか、鎌田大地、伊東純也、前田大然、中村敬斗、田中碧、伊藤洋輝、板倉滉、冨安健洋らもチームの重要な戦力となっている。
世代交代を象徴する初招集組今回のメンバー発表で注目されたのが、若手選手の積極的な起用だ。
- 松木玖生:2024年のAFC U-23アジアカップ優勝にも貢献した選手。ウルグアイ戦では代表デビュー戦で得点を記録した。
- 谷村海那:横浜F・マリノスで結果を残し、初めてA代表に招集された攻撃的な選手。
- 中野就斗:サンフレッチェ広島でプレーする選手。クラブでの攻守両面の働きが評価され、初招集となった。
- 齋藤俊輔:ベルギーのKVCウェステルローでプレーする若手選手。将来の攻撃陣を担う候補の一人だ。
- 塩貝健人:ウルグアイ戦で代表初ゴールを記録し、限られた出場時間でも結果を残した。
特に松木や塩貝のように、代表デビューや出場機会を得たタイミングで得点を記録できる選手が出てきたことは明るい材料だ。
一方、初招集されたからといって、すぐに主力へ定着するわけではない。所属クラブでの出場時間、国際試合での判断速度、守備時のポジショニングなど、継続的な評価が必要になる。
2026年の主要な出来事と関係者の動きW杯からアジアカップまでの流れを整理すると、現在の日本代表がどの段階にいるのかが見えてくる。
| 時期 | 関係する主体・出来事 | 結果・今後への影響 |
|---|---|---|
| 2026年6月 | 日本代表・W杯グループF | 1勝2分け、勝ち点5で2位通過 |
| 2026年6月29日 | 日本代表対ブラジル代表 | 1-2で敗戦。ラウンド32敗退 |
| 2026年7月23日 | JFA・森保一監督 | 2027年アジアカップ終了まで続投決定 |
| 2026年9月17日 | 森保監督・代表メンバー31人 | 初招集4人、復帰7人を含む新体制を発表 |
| 2026年9月24日〜10月5日 | SAMURAI BLUE・国内4連戦 | 4連勝。キリンカップ2026優勝 |
| 2026年11月14日 | 日本代表対ブラジル代表 | シンガポールでW杯後の再戦 |
| 2026年11月17日 | 日本代表対パラグアイ代表 | アジアカップ前の重要な強化試合 |
| 2027年1月〜2月 | AFCアジアカップサウジアラビア2027 | 森保体制で臨む最後の主要大会 |
この流れから読み取れるのは、主力の維持と若手の抜擢を同時に進める強化方針だ。W杯メンバーを全員入れ替えるのではなく、経験者を土台にしながら新しい選手を組み込んでいる。
【日本代表のフォーメーション・戦術】3バックと4バックを使い分ける理由
2026年の日本代表の戦術面で注目したいのは、3バックを基本としながら、相手に応じて4バックにも変更できる柔軟性だ。
基本形は3-4-2-1、サイドの推進力を生かす森保監督のチームでは、3-4-2-1を中心としたフォーメーションが継続して採用されてきた。
3人のセンターバックを配置し、両サイドのウイングバックが攻守に幅広く動く。中央ではボランチがボールを回収し、2シャドーが相手の守備ラインと中盤の間でチャンスを作る。
このシステムの利点は、守備時に5バックを形成できることと、ボールを奪った後に前線へ素早く人数を送り込めることだ。
ブラジル戦でも日本は3-4-2-1を採用し、前半はコンパクトな守備から速攻を狙う形で先制点につなげた。
キリンカップ決勝では4-2-3-1を採用10月5日のニュージーランド戦では、従来の3バックから変更し、4-2-3-1を採用した。
最終ラインには中野就斗、瀬古歩夢、伊藤洋輝、鈴木淳之介を配置。中央のボランチは佐野海舟と鎌田大地が担当し、前線には堂安律、久保建英、前田大然、1トップに上田綺世を起用した。
4バックに変更したことで、サイドバックの攻撃参加と、堂安・久保が中央寄りの位置でプレーする形を作りやすくなった。実際に堂安は71分に決勝点を記録している。
ただし、4バックにも課題はある。サイドバックが高い位置を取ると、その背後にスペースが生まれ、ボールを失った際にカウンターを受けやすい。ニュージーランド戦でも、攻撃に人数をかけた後の守備対応は改善の余地を残した。
戦術の進化は「固定」ではなく「使い分け」日本代表の戦術を評価するとき、3バックから4バックに変更したことだけを取り上げて、チームが完全に別のスタイルへ移行したと判断するのは適切ではない。
重要なのは、選手の特徴と相手の守備配置に合わせて、システムを変えられることだ。
例えば、前田大然のスピードとプレス能力を生かすなら、相手の最終ラインに圧力をかける形が有効になる。一方、久保や堂安に中央で自由を与えるなら、両サイドバックの攻撃参加を組み合わせた4-2-3-1も選択肢になる。
上田綺世をゴール前で生かすためには、サイドからのクロスだけでなく、中央での連係や縦方向へのパス供給も欠かせない。
11月のブラジル戦とパラグアイ戦では、こうした戦術の使い分けがどこまで機能するかが注目点になる。
【森保一監督の現在】続投はアジアカップまで、その後は大岩剛氏へ
2026年7月23日、日本サッカー協会は森保一監督の続投を正式決定した。ただし、2030年ワールドカップまでの長期契約ではない。
JFAの発表によると、森保監督が指揮を執るのは、2027年1月7日から2月5日まで開催されるAFCアジアカップサウジアラビア2027の終了まで。その後は、現在U-21日本代表を率いる大岩剛監督がSAMURAI BLUEの監督に就任する方針だ。
森保監督は2027年アジアカップまで指揮7月24日の記者会見で森保監督は、続投決定を受けて次のように語った。
「しっかりと結果を出して次につなげられるようにベストを尽くしたい」
森保監督にとって、2026年W杯の敗退を受けてチームを再構築し、アジアカップで結果を出すことが次の大きな仕事になる。
日本代表は過去にアジアカップを4度制している。1992年、2000年、2004年、2011年の優勝は、いずれも日本サッカーの歴史に残る実績だ。2027年大会で5度目の優勝を目指すことになる。
後任候補ではなく、後任として決定した大岩剛監督森保監督の後を引き継ぐことが決まっているのは、大岩剛氏だ。
JFAの方針では、2027年3月から大岩氏が2030年FIFAワールドカップを目指すSAMURAI BLUEを指揮する。同時に、2028年ロサンゼルスオリンピックを目指すU-21日本代表の監督も兼務する予定となっている。
これは従来の「ワールドカップ終了後に次の監督体制へ移行する」という考え方とは異なる人事だ。森保体制でアジアカップまでを戦い、その後に次のワールドカップへ向けた新体制へ移る、明確な引き継ぎ期間が設けられた形となる。
この決定は、単なる監督交代ではなく、A代表と年代別代表の強化方針をつなぐ意味も持つ。大岩監督がU-21世代の選手を把握していることは、若手の継続的な育成という点でも注目される。
【11月ブラジル戦・パラグアイ戦】試合日程とアジアカップへの展望
2026年11月の日本代表は、シンガポールで開催される「MIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPORE」に参加する。
このシリーズでは、ブラジル、パラグアイ、シンガポールの各代表が参加。日本は11月14日にブラジル、11月17日にパラグアイと対戦する。
日本代表の11月試合日程- 2026年11月14日(土)18:15(シンガポール現地時間)
日本代表 vs ブラジル代表
会場:シンガポール・ナショナルスタジアム - 2026年11月17日(火)21:10(シンガポール現地時間)
日本代表 vs パラグアイ代表
会場:シンガポール・ナショナルスタジアム
日本時間に換算すると、ブラジル戦は11月14日19時15分、パラグアイ戦は11月17日22時10分のキックオフとなる。
テレビ・配信については、JFAの発表ではブラジル戦がテレビ朝日系全国ネットで生中継、U-NEXTでも無料ライブ配信。パラグアイ戦は日本テレビ系全国ネットで生中継され、TVerでのライブ配信も予定されている。
ブラジル戦はW杯のリベンジだけではないブラジル戦で最大の注目を集めるのは、6月のW杯で敗れた相手との再戦だ。
ただし、今回の目的は単純なリベンジではない。W杯で露呈した後半の守備対応、相手の戦術変更への適応、ボールを奪った後の攻撃の精度を改善できているかが重要になる。
ブラジルは個人の技術だけでなく、ポジションを入れ替えながら相手の守備組織を崩す能力にも優れている。日本が前回のように前半だけでなく、試合終了まで守備の強度を保てるかが焦点だ。
また、攻撃面では久保建英や堂安律が相手の守備ラインの間でどれだけボールを受けられるか、上田綺世に決定的なパスを供給できるかも見どころとなる。
パラグアイ戦では守備の完成度を確認パラグアイも侮れない相手だ。南米特有の強度の高い守備と、ボールを奪ってからの速い攻撃への対応が求められる。
日本にとっては、ブラジル戦とは異なるタイプの相手と対戦することで、複数の戦術的課題を検証できる機会になる。
なお、このシンガポールでのシリーズは、一般的なトーナメント大会とは異なる。各試合は90分で終了し、延長戦やPK戦は実施されず、最終順位も決定されない。したがって、キリンカップのような優勝争いではなく、国際強化試合として捉えるのが正確だ。
AFCアジアカップ2027はグループFで3カ国と対戦11月の2試合を終えた日本代表が目指す次の大きな舞台は、2027年1月7日から2月5日までサウジアラビアで開催されるAFCアジアカップだ。
組み合わせ抽選の結果、日本はグループFに入り、カタール、タイ、インドネシアとの対戦が決まっている。
- 1月11日:日本 vs インドネシア
- 1月16日:タイ vs 日本
- 1月20日:日本 vs カタール
カタールは過去のアジアカップで優勝経験を持つ強豪であり、タイやインドネシアも油断できない相手だ。
日本はアジアカップ最多となる4度の優勝経験を持つ。しかし、2024年の前回大会では準々決勝で敗退している。2027年大会では再びアジアの頂点を目指すとともに、森保監督の最後の大会を結果で締めくくれるかが注目される。
【日本代表男子サッカー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月現在、日本代表のFIFAランキングは何位?
A1:17位です。FIFA公式情報における直近の公式更新は2026年7月20日で、次回更新は11月18日とされています。歴代最高順位は9位です。
Q2:2026年ワールドカップで日本はブラジルに勝った?
A2:勝っていません。2026年6月29日のラウンド32で対戦し、日本は佐野海舟のゴールで先制しましたが、カゼミーロとガブリエウ・マルティネッリの得点で逆転され、1-2で敗れました。
Q3:森保一監督は2026年以降も続投する?
A3:2027年のAFCアジアカップ終了まで続投します。その後、2027年3月から大岩剛氏が日本代表監督に就任する方針がJFAから発表されています。
Q4:日本代表の11月のブラジル戦とパラグアイ戦はいつ?
A4:ブラジル戦は11月14日、パラグアイ戦は11月17日です。いずれもシンガポール・ナショナルスタジアムで開催されます。日本時間ではそれぞれ19時15分、22時10分キックオフです。
Q5:キリンカップサッカー2026で日本代表は優勝した?
A5:優勝しました。10月5日の決勝でニュージーランドを2-1で破り、タイトルを獲得しています。日本は9月から10月の国内4連戦を4連勝で終えました。
2026年の日本代表男子サッカーは、ワールドカップでグループFを突破しながら、ラウンド32でブラジルに敗れるという結果に終わった。世界の強豪と戦える組織力を示した一方、後半の試合運びや守備の修正力には課題が残った。
その後の国内4連戦ではウルグアイ、ベネズエラ、エクアドル、ニュージーランドを相手に4連勝。キリンカップ優勝という結果に加え、松木玖生、谷村海那、中野就斗、塩貝健人ら新戦力が存在感を示した。
FIFAランキング17位という評価を維持するなか、11月のブラジル戦とパラグアイ戦は、チームの進化を測る重要な機会になる。特にブラジル戦では、W杯で露呈した後半の対応力を改善できるかが大きなポイントだ。
【プロの結論】
2026年の日本代表を評価する際に見るべきなのは、単純な勝敗やFIFAランキングだけではない。重要なのは、強豪相手に90分間戦術を維持できるか、選手交代によって試合の流れを変えられるか、若手が主力のポジションを競えるところまで成長しているかという3点だ。
森保監督に残された時間は2027年アジアカップまで。限られた期間で主力の完成度を高めながら、次世代の選手をどこまでチームに組み込めるかが問われる。
そして、その先には大岩剛新監督のもとで目指す2030年ワールドカップが待っている。11月の2試合とアジアカップは、単なる次の大会ではなく、日本代表が世界のトップレベルへ近づくための重要な転換点となりそうだ。