メジャーリーグ(MLB)の開幕戦は、毎年3月下旬から4月上旬にかけて行われる、長いレギュラーシーズンの幕開けを告げる重要なイベントだ。2026年は米国時間3月25日、サンフランシスコ・ジャイアンツ対ニューヨーク・ヤンキースの一戦でシーズンがスタートした。日本時間では3月26日午前9時5分のプレーボールとなり、翌日以降には大谷翔平、山本由伸らが所属するドジャースをはじめ、全30球団が順次初戦を迎えた。
2026年の開幕日程は、単純に全チームが同じ日に試合をする形式ではない。単独開催の「Opening Night」、伝統的な「Opening Day」、その翌日の開幕カードまで複数日に分かれている。加えて、日本国内ではNHK BS、J SPORTS、SPOTV NOW、Netflixなど視聴方法も複数あり、試合によって放送・配信先が異なる。ここでは2026年の公式日程を軸に、開幕戦の仕組み、対戦相手、日本時間、開幕投手の歴史、テレビ中継と配信サービス、チケット購入の基本まで整理する。
【2026年最新】メジャー開幕戦はいつ?開催日と日程を解説

2026年のMLBレギュラーシーズンは、米国時間の3月25日(水)に開幕した。最初の試合はサンフランシスコ・ジャイアンツが本拠地オラクル・パークにニューヨーク・ヤンキースを迎えたOpening Nightだ。
この試合は通常の開幕カードに先駆けて単独で開催された。MLB公式発表によると、2026年は歴史ある両球団の対戦がシーズン最初の試合に選ばれ、試合開始は米東部時間午後8時5分だった。
2026年の開幕日程は3日間に分かれた2026年は30球団が一斉に初戦を迎えるのではなく、3月25日から27日まで段階的に開幕した。米国時間と日本時間を整理すると、次のようになる。
- 3月25日(水・米国):Opening Night。ヤンキース対ジャイアンツの1試合。
- 3月26日(木・米国):伝統的なOpening Day。22球団が11試合を実施。
- 3月27日(金・米国):残る6球団が3試合を実施。
- 3月28日(土・米国):全30球団が試合を行う最初の日。
日本時間では、それぞれ3月26日、27日、28日、29日に相当する。米国東部時間と日本時間には通常13時間の時差があるため、現地の夜に行われる試合は日本では翌朝になる。
2026年の開幕日はMLB史上最も早い記録MLB公式の日程発表によると、2026年3月26日の伝統的なOpening Dayは、特別な開幕戦や海外開催の試合を除いた場合、メジャーリーグ史上最も早い開幕日となった。
2025年の伝統的な開幕日は3月27日だったため、2026年はさらに1日早いスタートとなった。春先の開催は、気温や天候の影響を受ける球場もあるが、シーズン終盤やポストシーズンの日程を組むうえでも開幕日の設定は大きな意味を持つ。
【仕組みを解説】MLB開幕カードはどう決まる?
メジャーリーグの開幕戦は、単に前年の順位順や地区優勝チーム同士を組み合わせるものではない。MLB機構がレギュラーシーズン全体の日程を作成し、各球団の本拠地開催、対戦相手、移動、放送枠などを考慮して試合を配置する。
Opening NightとOpening Dayは別の意味混同しやすいのが「Opening Night」と「Opening Day」の違いだ。
Opening Nightは、レギュラーシーズンの最初に行われる注目試合を指す。2026年はヤンキース対ジャイアンツの1試合が単独で開催された。一方、Opening Dayは各球団がシーズン最初の試合を行う開幕日の総称として使われる。
そのため、MLBのニュースで「開幕戦は3月25日」と書かれていても、すべての球団がその日に試合をしたわけではない。2026年は3月26日と27日にも各球団の初戦が組まれていた。
開幕カードには同地区対決と交流戦がある開幕カードには、同じ地区に所属するチーム同士の対戦だけでなく、アメリカン・リーグとナショナル・リーグの球団が対戦するインターリーグも含まれる。
2026年の注目カードの一つが、ドジャース対ダイヤモンドバックスだった。両チームはナ・リーグ西地区のライバルであり、開幕直後から地区争いを意識させる顔合わせとなった。
また、ヤンキースとジャイアンツはともに長い歴史を持つ名門球団だ。MLBがこのカードをOpening Nightの単独試合に選んだことには、開幕の注目度を高める意味もある。
開幕シリーズとは何か開幕シリーズとは、各球団がレギュラーシーズンで最初に対戦するカードを指す。1試合だけを意味する開幕戦とは異なり、複数試合で構成される対戦カード全体を指す場合が多い。
日本のプロ野球と同じように、MLBでも開幕シリーズは球団にとって新シーズンのスタートを飾る重要な試合となる。ただし、MLBではOpening Nightのような単独開催が先行する場合もあり、全30球団が同時に開幕するとは限らない。
【2026年全30球団】開幕カードの対戦相手と日本時間一覧
2026年の開幕カードを確認する際は、米国現地時間だけでなく日本時間も併せて見る必要がある。以下はMLB公式の開幕日程をもとに、日本時間に換算した各球団の初戦一覧だ。
なお、試合開始時刻はプレーボール予定時刻であり、試合前のセレモニーや放送開始時刻とは異なる。
| 米国開催日 | 対戦カード | 日本時間 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 3月25日 | ヤンキース対ジャイアンツ | 3月26日 9:05 | 2026年最初の試合 |
| 3月26日 | メッツ対パイレーツ | 3月27日 2:15 | ポール・スキーンズ先発 |
| 3月26日 | ホワイトソックス対ブルワーズ | 3月27日 3:10 | 村上宗隆所属球団 |
| 3月26日 | カブス対ナショナルズ | 3月27日 3:20 | カブスのシーズン初戦 |
| 3月26日 | オリオールズ対ツインズ | 3月27日 4:05 | ア・リーグ対決 |
| 3月26日 | レッズ対レッドソックス | 3月27日 5:10 | 伝統球団同士の対戦 |
| 3月26日 | エンゼルス対アストロズ | 3月27日 5:10 | ア・リーグ西地区の対戦 |
| 3月26日 | パドレス対タイガース | 3月27日 5:10 | タリック・スクーバル先発 |
| 3月26日 | カージナルス対レイズ | 3月27日 5:15 | 交流戦 |
| 3月26日 | フィリーズ対レンジャーズ | 3月27日 5:15 | 交流戦 |
| 3月26日 | ダイヤモンドバックス対ドジャース | 3月27日 9:30 | 山本由伸が先発 |
| 3月26日 | マリナーズ対ガーディアンズ | 3月27日 11:10 | ア・リーグ対決 |
| 3月27日 | アスレチックス対ブルージェイズ | 3月28日 8:07 | 岡本和真所属球団 |
| 3月27日 | ブレーブス対ロイヤルズ | 3月28日 8:15 | 交流戦 |
| 3月27日 | マーリンズ対ロッキーズ | 3月28日 8:10 | ナ・リーグ対決 |
特に日本のファンにとって注目度が高かったのは、3月27日午前9時30分開始のドジャース対ダイヤモンドバックスだ。大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希が所属するドジャースの新シーズン初戦であり、山本が先発マウンドを任された。
また、村上宗隆が所属するホワイトソックスと、岡本和真が所属するブルージェイズも開幕カードに登場した。日本人選手の所属球団を基準に日程を確認すれば、観戦する試合を絞り込みやすい。
【歴代開幕投手】2026年の注目投手と日本人選手の記録
開幕投手は、各球団の先発ローテーションを代表する存在だ。前年の成績、コンディション、チーム内での信頼、対戦相手との相性などを考慮して監督が選ぶ。
ただし、開幕投手に指名されたからといって、その年のエースが必ず選ばれるわけではない。故障や調整状況によって起用が変わることもある。
2026年の注目開幕投手2026年はサイ・ヤング賞受賞者を含む実力派投手が開幕マウンドに立った。MLB公式が発表した主な顔ぶれは次の通りだ。
- 山本由伸(ドジャース):2年連続の開幕投手。ダイヤモンドバックス戦に先発した。
- ポール・スキーンズ(パイレーツ):メッツ戦で開幕投手を担当。前年に続いて大役を担った。
- タリック・スクーバル(タイガース):3年連続で開幕投手を務めた。
- マックス・フリード(ヤンキース):ジャイアンツとのOpening Nightに先発した。
- ローガン・ウェブ(ジャイアンツ):5年連続で開幕投手を担当した。
- クリス・セール(ブレーブス):7度目の開幕投手という実績を持つ。
なかでも山本由伸は、2025年のワールドシリーズでMVPを獲得した実績を引っ提げて2026年の開幕戦に臨んだ。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、2年連続で山本にシーズン最初の先発を託した。
日本人メジャーリーガーの歴代開幕投手日本人投手がMLBの開幕投手を務めることは、長年にわたって注目されてきた。歴代の主な選手と担当年を整理すると、次のようになる。
- 野茂英雄:2000年、2003年、2004年
- 松坂大輔:2008年
- 黒田博樹:2009年
- 田中将大:2015年、2016年、2017年、2019年
- ダルビッシュ有:2017年、2021年、2022年、2024年
- 大谷翔平:2022年、2023年
- 山本由伸:2025年、2026年
歴代最多回数では、田中将大とダルビッシュ有がそれぞれ4回で並ぶ。野茂英雄が3回で続き、山本由伸は2026年の登板によって2回となった。
なお、開幕投手の評価は単純な勝敗だけでは決まらない。開幕戦はシーズンを象徴する試合であり、監督がその投手をチームの顔として送り出す意味も大きい。複数年にわたって指名されることは、球団から継続的な信頼を得ている証拠でもある。
【2026年の放送予定】メジャー開幕戦はテレビ・配信のどこで見られる?
日本でMLB開幕戦を観戦する場合、テレビ中継とインターネット配信を分けて確認する必要がある。2026年はNHK、J SPORTS、SPOTV NOW、Netflixなどが視聴手段となった。
NHK BS・総合テレビNHKは2026年シーズンもMLB中継を実施し、レギュラーシーズン160試合以上、ポストシーズンなどを含めて200試合以上の放送を予定すると発表した。
ドジャースの開幕3連戦については、第1戦と第3戦をNHK BS、第2戦を総合テレビとBSP4Kで生中継する編成だった。
主な開幕時の放送予定は以下の通り。
- 3月27日(金)午前9時:ダイヤモンドバックス対ドジャース、第1戦(NHK BS)
- 3月28日(土)午前10時40分:ドジャース第2戦(NHK総合・BSP4K)
- 3月29日(日)午前10時:ドジャース第3戦(NHK BS)
- 3月27日(金)午前3時:ホワイトソックス対ブルワーズ(NHK BS)
- 3月28日(土)午前8時:アスレチックス対ブルージェイズ(NHK BS)
NHK総合で中継された第2戦は、NHK ONEで同時・見逃し配信も予定されていた。テレビ放送とインターネット配信では対象番組が異なるため、利用前に番組ごとの配信条件を確認したい。
J SPORTSJ SPORTSは2026年もMLB中継を展開し、ドジャースの大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希らの先発出場試合を中心に放送した。
開幕戦のヤンキース対ジャイアンツやドジャース戦など、注目カードを視聴する選択肢となった。
ただし、注意したいのはサービスの違いだ。J SPORTSのテレビ放送とJ SPORTSオンデマンドは同じ視聴環境ではない。2026年の公式案内では、J SPORTSオンデマンドでMLBの配信は行われないと説明されていた。
SPOTV NOWSPOTV NOWは、MLBをインターネットで視聴したい人向けの主要サービスだ。日本語実況・解説付きの試合を含め、ライブ配信や見逃し配信を利用できる。
テレビの放送時間に合わせるのが難しい人や、スマートフォン・パソコンで試合を見たい人に向いている。
ただし、配信対象試合、見逃し視聴の期間、契約プランなどは変更される場合がある。視聴したい試合が配信対象に含まれるか、事前に番組表で確認することが大切だ。
NetflixとMLB.TV2026年のOpening NightではNetflixがヤンキース対ジャイアンツをライブ配信した。これはNetflixがMLBのレギュラーシーズンの試合を初めて配信した取り組みでもある。
一方、MLB.TVはMLB公式の動画配信サービスで、海外から試合を視聴する際の選択肢となる。実況言語や地域ごとの視聴制限、契約内容などは事前に確認したい。
ここで注意したいのが、米国向けの放送権と日本国内の放送権は同一ではないという点だ。米国でNBCやPeacockが放送する試合でも、日本では別の放送局や配信サービスが担当することがある。
Netflix、NHK、J SPORTS、SPOTV NOWのどれか一つを契約すれば、すべての開幕戦を見られるわけではない。見たい球団や試合を先に決め、その試合の日本向け放送・配信予定を確認するのが確実だ。
【チケット・観戦方法】メジャー開幕戦を現地で見るには?
メジャーリーグの開幕戦を現地で観戦したい場合、まず確認したいのが球団公式のチケット販売情報だ。開幕戦は注目度が高く、人気球団やスター選手が所属するチームの試合では、良席の確保が難しくなることもある。
チケット購入で確認するポイント- 球団公式販売:各球団の公式チケット販売ページで対象試合と販売状況を確認する。
- 公式販売・再販売窓口:正規の販売経路や認定リセールを利用する。
- 座席と料金:座席位置、手数料、税金などを含めた総額を確認する。
- 入場方法:モバイルチケットの受け取り方法や入場時の提示条件を確認する。
- 開催時刻:現地時間と日本時間を混同しないようにする。
2026年の開幕戦はすでに終了しているため、これから現地観戦を計画する場合は次のシーズンの日程発表とチケット販売開始を待つ必要がある。
現地観戦に向いている人・配信観戦に向いている人現地観戦の魅力は、球場の雰囲気や開幕セレモニー、観客の歓声を直接体験できることだ。開幕戦ならではの演出を楽しみたい人には大きな価値がある。
一方、複数球団の試合を追いたい人や、日本人選手の出場試合を幅広く見たい人には配信サービスが便利だ。移動や宿泊費も必要ないため、費用面でも現実的な選択肢となる。
開幕戦の日程で間違えやすい3つのポイント1つ目は、米国時間と日本時間の違いだ。米国時間3月25日のOpening Nightは、日本時間では3月26日となる。現地の開催日だけを見ていると、日本での視聴日を間違えやすい。
2つ目は、Opening NightとOpening Dayの違いだ。2026年は最初の1試合が3月25日、伝統的な開幕日が3月26日だった。開幕戦の日付を調べる際は、どちらを指しているか確認する必要がある。
3つ目は、開幕投手と先発予定投手の違いだ。開幕投手は公式に指名された投手を指す。予想先発や直前の登板予定とは区別して確認したい。
【よくある質問】メジャー開幕戦に関するFAQ
Q1:2026年のメジャーリーグ開幕戦はいつでしたか?
A1:米国時間2026年3月25日、日本時間では3月26日午前9時5分に行われたヤンキース対ジャイアンツが最初の試合でした。伝統的なOpening Dayは米国時間3月26日でした。
Q2:2026年のドジャースの開幕戦はいつでしたか?
A2:米国時間3月26日、日本時間3月27日午前9時30分開始のダイヤモンドバックス戦でした。山本由伸が2年連続で開幕投手を務めました。
Q3:メジャーリーグの開幕戦は日本でどこで見られますか?
A3:2026年はNHK BS、NHK総合、J SPORTS、SPOTV NOW、Netflix、MLB.TVなどが視聴手段となりました。ただし、すべてのサービスで全試合が見られるわけではありません。球団と試合日時を指定して、各サービスの番組表を確認する必要があります。
Q4:MLBの開幕戦は毎年同じ日に開催されますか?
A4:毎年同じ日ではありません。通常は3月下旬から4月上旬にかけて開催されます。海外での先行開催や特別なOpening Nightが組まれる場合もあり、球団によって初戦の日付が異なることもあります。
Q5:日本人選手で最も多くメジャーの開幕投手を務めたのは誰ですか?
A5:2026年時点では田中将大とダルビッシュ有がそれぞれ4回で最多です。野茂英雄は3回、山本由伸は2025年と2026年の2回を記録しています。
2026年のメジャーリーグ開幕戦は、米国時間3月25日のヤンキース対ジャイアンツから始まり、3月26日と27日に全30球団が順次初戦を迎えた。日本時間では3月26日から28日にかけて開幕カードが組まれ、3月29日には全30球団が試合を行う日程となった。
注目を集めたのは、山本由伸が2年連続で開幕投手を務めたドジャース対ダイヤモンドバックス戦だ。加えて、ポール・スキーンズやタリック・スクーバルといった実力派投手の登板も開幕を盛り上げた。
観戦する際に押さえたいのは、開幕日だけではない。Opening NightとOpening Dayの区別、米国時間と日本時間の換算、開幕投手の公式発表、そして試合ごとのテレビ中継・配信先を確認することが大切だ。
2027年以降の開幕戦を追う場合も、MLB公式の日程発表を起点に、NHK、J SPORTS、SPOTV NOWなど日本国内の放送・配信予定を照合すれば、見たい試合を逃しにくくなる。メジャーリーグの開幕戦は、162試合に及ぶ長いシーズンの入口であり、各球団の新たな戦いを見届ける絶好の機会となる。
主な参照資料: MLB公式2026年開幕日程・対戦カード発表、MLB公式開幕投手発表、NHKの2026年シーズン放送発表、日本人歴代開幕投手に関する報道。