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かいけつゾロリ映画は全7作?2026年版・公開順一覧とZZのひみつを徹底解説

小野寺 翔 小野寺 翔 • 更新: • 公開: • 読了約 25 分
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児童書として長年親しまれてきた『かいけつゾロリ』は、テレビアニメだけでなく、劇場版でも数々の冒険を描いてきた人気シリーズだ。1993年の初アニメ映画化から2022年公開の『映画かいけつゾロリ ラララスターたんじょう』まで、劇場公開された作品を広く数えると全7作。なかでも2017年の『ZZ(ダブルゼット)のひみつ』は、ゾロリの母ゾロリーヌの若い頃や、父親につながるゾロンド・ロンとの関係、胸の「ZZ」マークの秘密に迫る異色作となっている。

2026年11月現在、劇場版の最新作は2022年公開の『ラララスターたんじょう』だ。この記事では、かいけつゾロリ映画の歴代作品を劇場公開順に整理し、それぞれのあらすじや見どころを紹介。さらに『ZZのひみつ』で描かれたゾロリーヌとの出会い、父親の正体、原作と映画・テレビアニメの違いまで詳しく解説する。

【まず結論】かいけつゾロリ映画は全7作!2026年の最新状況

かいけつゾロリ映画

『かいけつゾロリ』は、原ゆたかが手がけ、ポプラ社から刊行されている児童書シリーズだ。1987年に刊行が始まり、キツネのゾロリと子分の双子イノシシ、イシシ・ノシシが繰り広げる冒険を中心に展開している。

ゾロリの目標は、いたずらの王者になること、かわいいお嫁さんをもらうこと、そして自分のお城を手に入れること。いたずらの計画を立てては失敗するものの、持ち前の発明力や機転、仲間を思いやる優しさで困難を乗り越えていく。

劇場版では、こうした原作の基本設定を引き継ぎながら、映画ならではの冒険や新しい登場人物を加えてきた。作品によっては原作の物語をベースにし、別の作品では映画独自の脚本を採用している。

公開作品の数え方には少し注意が必要だ。1993年の『かいけつゾロリ』は約30分の短編で、2つのエピソードをまとめた併映作品。その後、2006年から長編劇場版が制作されている。このため、1993年の作品を含めて7作とする数え方と、2006年以降の長編6作を中心に紹介する数え方がある。

2026年11月時点で、最新の劇場版は2022年12月9日公開の『映画かいけつゾロリ ラララスターたんじょう』。ポプラ社の公式ニュースでは2026年も大冒険展などの関連企画が案内されているが、新しい劇場版の公開日は発表されていない。

【劇場版公開順】かいけつゾロリ歴代映画7作品の一覧とあらすじ

かいけつゾロリ映画を初めて見るなら、基本的には劇場公開順がおすすめだ。特に後半の作品では、ゾロリの家族や過去に関係する設定が掘り下げられているため、シリーズの変化を追いやすい。

以下は1993年の短編映画から2022年の最新長編までを並べた一覧だ。公開日と作品内容は、映画.comやサンライズ、ポプラ社などの作品情報をもとに整理している。

公開日 映画タイトル 主なあらすじ・見どころ
1993年7月17日 かいけつゾロリ 「まほう使いのでし」「大かいぞくの宝さがし」の2編を収録した約30分の初アニメ映画。
2006年3月11日 まじめにふまじめ かいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん 少女テイルを助けたゾロリが、ペンダントに隠された地図を手がかりに古城のお宝を探す。
2012年12月22日 映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん! ガパパ村の子どもたちを救うため、ガパール山で宝探しと薬の材料探しに挑む。
2013年12月14日 映画かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご 巨大台風で海に流された恐竜の卵を取り戻す、家族愛を描いた冒険物語。
2015年9月12日 映画かいけつゾロリ うちゅうの勇者たち 宇宙に飛び出したゾロリたちが、ムムーン星で巨大怪獣退治に挑む完全オリジナルストーリー。
2017年11月25日 映画かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ 過去にタイムスリップし、若き日のゾロリーヌやゾロンド・ロンと出会う。ZZマークの秘密にも迫る。
2022年12月9日 映画かいけつゾロリ ラララスターたんじょう 歌手を目指す少女ヒポポをスターにするため、ゾロリたちが奮闘するミュージカル仕立ての作品。
1993年『かいけつゾロリ』

1993年7月17日に公開された、ゾロリの初アニメ映画化作品だ。上映時間は約30分で、「まほう使いのでし」と「大かいぞくの宝さがし」の2編で構成されている。

魔法使いの杖を手に入れようとする話や、海賊船長から託された宝物をめぐる冒険など、初期のゾロリらしいいたずらと機転が楽しめる。『それいけ!アンパンマン 恐竜ノッシーの大冒険』との併映作品として劇場公開された。

現在の長編映画とは上映形式も異なるため、シリーズの歴史をたどりたいファン向けの作品といえる。

2006年『なぞのお宝大さくせん』

2006年3月11日公開。テレビアニメ『まじめにふまじめ かいけつゾロリ』の劇場用新作として制作された作品だ。

海賊タイガーに追われていた少女テイルを助けたゾロリは、彼女のペンダントに隠された地図の謎に気づく。テイルの父親が残した宝物を探すため、イシシとノシシを連れて古城へ向かう。

ゾロリがテイルに一目ぼれする展開もあり、お嫁さんとお城を手に入れたいという主人公の夢が冒険の動機に絡んでいる。原作の「なぞのおたから大さくせん」をベースにした作品だ。

2012年『だ・だ・だ・だいぼうけん!』

2012年12月22日公開。舞台となるのは、伝説のお宝が眠るとされるガパール山だ。

ゾロリとイシシ、ノシシは、ガパパ村で子どもたちの間に広がる謎の病気「しましま病」の存在を知る。病気を治すためには、山にあるパープルストーンとぴっかりごけが必要だった。

お宝を手に入れたいという自分の欲望だけでなく、病気の子どもたちを助けたいという思いも重なり、ゾロリは仲間とともに危険な山へ向かう。トレジャーハンターのゾロンド・ロンも登場し、後の『ZZのひみつ』につながる人物関係を知るうえでも注目したい作品だ。

2013年『まもるぜ!きょうりゅうのたまご』

2013年12月14日公開。恐竜たちが暮らす南の島、おっとっ島を舞台にした冒険作品だ。

恐竜のママから招待されたゾロリたちは、新しく生まれた大きな卵を見に島を訪れる。しかし、巨大台風が島を直撃し、大切な卵が海へ流されてしまう。

卵を守るために荒れた海へ飛び込むゾロリたちの姿が物語の中心となる。ゾロリが自分の利益だけではなく、誰かとの約束や大切な命を守るために行動するところが見どころだ。

サンライズの公式作品紹介でも、恐竜の卵を家族のもとへ送り届けることが物語の中心として紹介されている。

2015年『うちゅうの勇者たち』

2015年9月12日公開。宇宙を舞台にした完全オリジナルストーリーで、ゾロリ映画の表現を広げた作品だ。

宇宙の石で大もうけしようと考えたゾロリたちは、海底で石を探しているうちに宇宙へ飛び出してしまう。たどり着いたのは謎の星ムムーン星。そこで出会った少女クララのために、巨大怪獣退治を引き受けることになる。

脚本には岡田麿里、小柳啓伍、和場明子が参加し、監督は岩崎知子。原作者の原ゆたかも全面協力した映画オリジナル作品として制作された。

2017年『ZZ(ダブルゼット)のひみつ』

2017年11月25日公開。シリーズ30周年記念作品として制作された、歴代映画の中でも特に重要な位置を占める作品だ。

ゾロリとイシシ、ノシシが過去にタイムスリップし、若き日の母ゾロリーヌと出会う。加えて、若い頃のゾロンド・ロンも登場し、ゾロリの家族に関する過去が描かれる。

監督は藤森雅也、脚本は吉田玲子、音楽は田中公平。若き日のゾロリーヌ役には、ももいろクローバーZの百田夏菜子が起用された。

2022年『ラララスターたんじょう』

2022年12月9日公開。2026年時点で最新の劇場版となる作品で、冒険に音楽とミュージカルの要素を組み合わせている。

ゾロリは歌手を夢見る少女ヒポポの歌声に魅了され、イシシとノシシとともに彼女を売り出して大もうけしようと考える。ところが、ヒポポには大きな声で歌えなくなった事情があった。

ゾロリは仲間の妖怪たちの力も借りながら、彼女の自信を取り戻すために特訓を始める。ヒポポ役は生田絵梨花、ビート役は梶裕貴。霜降り明星のせいやと粗品も特別出演している。

2019年に刊行された絵本『かいけつゾロリ スターたんじょう』をベースに、映画オリジナルの展開を加えた作品だ。

【ZZのひみつのあらすじ】若き日のゾロリーヌとの出会いと映画の核心

『映画かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』が歴代作品の中でも注目される理由は、これまで謎に包まれていたゾロリの家族の過去に踏み込んでいることだ。

それまでのシリーズでは、ゾロリの母親や父親に関する情報は物語の背景に置かれていた。ところが30周年記念映画では、タイムスリップという仕掛けを使い、若い頃の両親とゾロリ自身を同じ時間軸で描いている。

ゾロリたちが過去へタイムスリップするまで

物語の始まりは、ゾロリとイシシ、ノシシが目覚まし時計型のゾロリ庵で眠っている場面だ。朝一番にドーナツ屋へ並ぼうとしていた3人は、突然、異空間に吸い込まれてしまう。

たどり着いたのは、見知らぬ町。そこでゾロリは美しい女性と出会い、思わず恋心を抱く。しかし、彼女が名乗った名前は「ゾロリーヌ」。なんと、未来から来たゾロリの母親の若い頃の姿だった。

ゾロリは自分が過去に来てしまったことを理解する。加えて、謎の怪獣に飲み込まれたゾロリーヌを救うため、イシシとノシシ、そしてトレジャーハンターのロン先輩と力を合わせることになる。

親子の関係を知らずに出会うという設定が、物語に笑いと切なさを生み出している。ゾロリが母親に対して抱く愛情を、過去の出来事を通じて改めて見せる構成だ。

ゾロリーヌの若い頃はどんな人物だった?

若き日のゾロリーヌは、現在の落ち着いた母親の印象とは異なり、夢に向かって勉強している若い女性として登場する。

映画の公式キャラクター紹介によると、彼女は洋服づくりを勉強中。若い頃からファッションやデザインに関心を持ち、将来に向けて努力していた人物だ。

また、未来からやって来たゾロリに対して警戒心を見せたり、対抗心を燃やしたりする一面もある。普段の穏やかな母親像だけでは分からない、若さゆえの感情の動きが描かれている。

若き日のゾロリーヌを演じたのは百田夏菜子。ももいろクローバーZのメンバーとして知られる彼女が、物語の重要人物を声で表現した。

ゾロリーヌとロン先輩の関係も見逃せない。2人は高校時代からの先輩と後輩という関係で、若い頃から互いに関わりを持っていた。ゾロリが知らなかった両親の青春時代が描かれることにより、家族の歴史に新しい奥行きが加わっている。

「ZZ」のマークに隠された秘密とは?

ゾロリの胸に刻まれている「ZZ」は、作品を象徴するトレードマークだ。長くシリーズを読んできたファンにとっても、なぜこのマークが使われているのかは気になるところだろう。

『ZZのひみつ』では、ゾロリーヌの思いや洋服づくりへの関心、ゾロリの衣装の誕生が物語に組み込まれている。単なるデザイン上の記号ではなく、家族の過去と結びついた意味を持つことが明かされる。

原ゆたかは2017年のインタビューで、このマークの秘密について、もともと最後のネタとして温めていたアイデアだったことを語っている。書籍で一冊の物語にするのは難しいと考え、映画で使うことを認めたという経緯も興味深い。

つまり、30周年記念映画は過去の人気キャラクターを再登場させただけではない。長年続いてきたシリーズの中に残されていた設定を、映画という媒体を使って一つの物語にまとめた作品なのだ。

【ゾロリの父の正体】ゾロンド・ロンとの関係とゾロリーヌの幽霊の謎

『ZZのひみつ』を理解するうえで、もう一つ重要なのがゾロリの父親につながる人物、ゾロンド・ロンの存在だ。

ゾロリの父親は、伝説的な飛行機乗りとして知られる人物。幼いゾロリの前から姿を消しており、その後も赤い飛行機が物語の中でゾロリたちを助ける描写が登場してきた。

ゾロンド・ロンはゾロリの父親なのか

ゾロンド・ロンは、世界を旅しながら宝探しをする腕利きのトレジャーハンターだ。2012年の『だ・だ・だ・だいぼうけん!』にも登場しており、ゾロリと関係の深い人物として描かれている。

『ZZのひみつ』では、その若い頃の姿が「ロン先輩」として登場する。映画の公式キャラクター紹介でも、若き日のゾロンド・ロンであり、南の島へ宝探しに行っていた人物として説明されている。

この作品で特に印象的なのが、飛行機の色に関するエピソードだ。

若い頃のロン先輩が乗っている飛行機は水色。しかし、赤いペンキが大量に付着する出来事をきっかけに、将来は自分で作る飛行機を赤くしたいという思いにつながる。この場面が、後年のゾロリを助ける赤い飛行機と父親の存在を結びつける重要な手掛かりとなっている。

ゾロリはこの出来事を通じて、目の前にいるロン先輩が自分の父親につながる存在だと気づく。父親がなぜ姿を消したのか、なぜ赤い飛行機が登場していたのかという長年の疑問に、アニメ映画ならではの形で答えを与える展開だ。

ゾロリーヌはすでに亡くなっている?幽霊として登場する理由

ゾロリーヌは、ゾロリの母親だ。現在の物語ではすでに亡くなっているものの、息子を心配して幽霊となって様子を見に来ることがある。

原作やテレビアニメでは、岩や草などの背景に姿を隠して登場することもあり、読者や視聴者が見つける楽しみの一つになっている。

母親はゾロリを深く愛しており、息子が困難に直面したときには助け舟を出すこともある。ゾロリが母親を慕い続けていることは、シリーズ全体を通して描かれてきた大切な要素だ。

ただし、『ZZのひみつ』に登場するゾロリーヌは幽霊ではない。過去へタイムスリップしたゾロリが出会う、まだ若く生きている頃の母親だ。通常のシリーズで見られる幽霊の母親と、劇場版の若い母親は、時間軸の異なる姿として区別して理解すると分かりやすい。

また、若い頃のゾロリーヌが洋服づくりを学んでいたという設定は、映画で描かれる衣装やZZマークの秘密にもつながっている。単なる家族の思い出話ではなく、シリーズの象徴的なデザインの由来を描く点にも意味がある。

【原作と映画・テレビアニメの違い】映画オリジナルはどこまである?

『かいけつゾロリ』の映画を調べると、「原作と同じ内容なのか」「テレビアニメの続きなのか」という疑問を持つ人も多い。

実際には、映画ごとに原作との関係が異なる。原作の児童書をベースにした作品もあれば、映画独自の物語を制作した作品もある。原ゆたか自身も、映像化によって演出やストーリーが変わることを認めている。

原作の児童書と映画では何が違う?

原作は、ポプラ社から刊行されている児童書シリーズだ。文章だけでなく、イラストやページの仕掛けを組み合わせ、読者がページをめくる楽しさを味わえる構成になっている。

映画では、こうした原作の世界観を残しながら、長編映像として成立するように物語が再構成される。登場人物の見せ場を増やしたり、冒険の舞台を広げたり、映画独自のキャラクターや展開を追加したりすることもある。

2017年の原ゆたかへのインタビューでは、従来の映画が自身の本を原作としていた一方、保護者から「本か映画のどちらかでいい」と受け止められることがあったと振り返っている。そこで前作から映画オリジナルの脚本にしてもらったという。

この制作方針の変化が分かりやすく表れているのが、2015年の『うちゅうの勇者たち』と2017年の『ZZのひみつ』だ。

『うちゅうの勇者たち』は宇宙を舞台にした完全オリジナルストーリー。『ZZのひみつ』も原作の既存エピソードをそのまま映画化した作品ではなく、ゾロリの過去を描くために制作されたオリジナル脚本となっている。

一方、2022年の『ラララスターたんじょう』は、絵本『かいけつゾロリ スターたんじょう』をベースにしながら、映画向けにストーリーを再構築している。原作と映画を両方楽しむことで、それぞれの表現の違いを比較できる。

テレビアニメと劇場版はどう違う?

テレビアニメは、複数のエピソードを通じてゾロリの日常や冒険を楽しむ構成が基本となる。2004年の『かいけつゾロリ』、2005年からの『まじめにふまじめ かいけつゾロリ』、2020年から2022年にかけて放送された『もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ』と、時代に合わせて映像作品が展開されてきた。

劇場版は、一つの大きな目的に向かって物語が進む長編構成が特徴だ。恐竜の卵を守る、宇宙の怪獣を倒す、過去の母親と出会う、少女をスターに育てるなど、作品ごとに明確なテーマが設定されている。

また、劇場版ではゲストキャラクターや特別出演の声優が物語に参加することも多い。『ZZのひみつ』の百田夏菜子や『ラララスターたんじょう』の生田絵梨花など、作品ごとに異なるキャスティングも見どころとなっている。

イシシとノシシは、テレビアニメでも映画でもゾロリを支える重要な存在だ。2人の掛け合いはコミカルな場面を生み出すだけでなく、ゾロリが困難を乗り越える際の仲間との絆を表現する役割も担っている。

なお、原作ではゾロリのいたずらが行き過ぎた際、母親が作者や読者に謝罪するような演出もある。一方、テレビアニメではゾロリの悪人らしい描写が原作より抑えられており、エピソードによって表現が変更されている。この違いも、児童書・テレビ・映画それぞれの媒体に合わせた演出の一例だ。

【かいけつゾロリ映画の見どころと評判】おすすめ作品はどれ?

かいけつゾロリ映画の魅力は、単純にいたずらやギャグを楽しめるだけではない。作品ごとに冒険のテーマが異なり、友情、家族愛、夢への挑戦、仲間を助ける勇気など、子どもにも伝わりやすいメッセージが盛り込まれている。

見どころ1:失敗しても前向きなゾロリの魅力

ゾロリは自分のことをいたずらの天才と考えているが、計画が思いどおりに進まないことも多い。それでも失敗を引きずらず、別の方法を考えて挑戦し続ける。

メカニックとしての才能や発明の腕前もあり、身近な材料からさまざまな乗り物や装置を作り出す。映画では、こうした能力が大きな冒険の場面で活用され、テレビアニメや児童書とは違ったスケール感で楽しめる。

見どころ2:イシシとノシシとの掛け合い

ゾロリの子分であるイシシとノシシは、双子のイノシシだ。ゾロリの無茶な計画に付き合いながら、時には失敗を引き起こし、時には大切な場面で力を発揮する。

イシシは右の鼻の穴が大きく、ノシシは右頬にホクロがあるという特徴を持つ。見た目や性格の違いを知っておくと、映画の細かな掛け合いもさらに楽しめる。

2人はゾロリの単なる手下ではなく、旅をともにする大切な仲間だ。ゾロリが誰かを助けるために行動するとき、イシシとノシシも自然に協力する。その関係性がシリーズの温かさを支えている。

見どころ3:作品ごとに変わる冒険のジャンル

歴代映画は、宝探し、恐竜、宇宙、タイムスリップ、音楽と、扱う題材が大きく異なる。子どもの好みや、家族で見たいテーマに合わせて作品を選べるのも強みだ。

特に『ZZのひみつ』は、家族の過去やシリーズの設定に興味がある人におすすめ。『まもるぜ!きょうりゅうのたまご』は恐竜好きの子どもに向いており、『ラララスターたんじょう』は歌やミュージカルが好きな人にぴったりだ。

映画の評判は?評価を見るときの注意点

『ZZのひみつ』は、親子の関係やシリーズの過去を描いた作品として、昔からのファンにも関心を持たれている。Filmarksの作品ページでは、2026年11月時点で3.8点(5点満点)、478件のレビューが表示されている。

この数字は投稿ユーザーによる評価の集計であり、映画の品質を一律に決めるものではない。ただ、30周年記念作品として家族の物語やシリーズの秘密を描いた点に関心が集まっていることを読み取る参考にはなる。

『ラララスターたんじょう』については、音楽を中心にした演出が大きな特徴だ。生田絵梨花がヒポポ役として歌唱にも参加し、ゾロリ役の山寺宏一との歌の掛け合いも楽しめる。従来の冒険アニメとは違うミュージカル作品として見ると、評価のポイントが分かりやすい。

初めて見る人におすすめの選び方

初めてシリーズに触れるなら、必ずしもすべての作品を公開順に見る必要はない。基本設定が共通しているため、各映画から見始めても物語を理解しやすい。

  • 家族の秘密や感動を楽しみたい人:『ZZのひみつ』
  • 恐竜や冒険が好きな子ども:『まもるぜ!きょうりゅうのたまご』
  • 宇宙や怪獣が好きな人:『うちゅうの勇者たち』
  • 歌やミュージカルが好きな人:『ラララスターたんじょう』
  • 宝探しや王道のゾロリらしさを楽しみたい人:『なぞのお宝大さくせん』
  • シリーズの歴史を知りたい人:1993年の初映画から公開順に鑑賞

反対に、原作のストーリーを一字一句そのまま映像化した作品を期待する人は、映画ごとの原作との関係を確認してから見るとよい。特に2015年以降の作品には、映画オリジナルの展開が多く含まれている。

かいけつゾロリの映画に関するよくある質問(FAQ)

Q1:かいけつゾロリの映画は全部で何作品ありますか?
A1:1993年の短編劇場公開作品を含めると全7作です。2006年以降の長編劇場版は6作で、最新作は2022年12月公開の『ラララスターたんじょう』です。

Q2:『ZZのひみつ』でゾロリーヌは若い頃に何をしていたのですか?
A2:若い頃のゾロリーヌは洋服づくりを勉強していました。映画では高校時代のロン先輩との関係や、ゾロリの衣装に刻まれたZZマークの秘密にも関わる姿が描かれています。なお、若い頃の声は百田夏菜子が担当しています。

Q3:ゾロリの父親の正体は誰ですか?ゾロンド・ロンですか?
A3:父親につながる人物として描かれているのが、伝説の飛行機乗りでトレジャーハンターのゾロンド・ロンです。『ZZのひみつ』では若い頃のロン先輩が登場し、赤い飛行機に関するエピソードを通じて父親との関係が描かれます。

かいけつゾロリ映画は、1993年の初アニメ映画化から2022年の『ラララスターたんじょう』まで、広く数えると全7作が劇場公開されている。作品ごとに冒険の舞台やテーマが異なり、原作をベースにした映画とオリジナル脚本の映画が共存している点が特徴だ。

なかでも『ZZ(ダブルゼット)のひみつ』は、シリーズを長く追ってきたファンにとって見逃せない作品だ。若き日のゾロリーヌとロン先輩の関係、母親の夢、父親につながる赤い飛行機、そしてZZマークの秘密を一つの物語にまとめている。

【プロの結論】かいけつゾロリ映画の価値は、原作の人気エピソードを映像化することだけにない。映画という媒体を使って、児童書では描ききれなかった家族の過去や、主人公の知らない物語を広げていることにある。

初めて見る人は、興味のあるテーマから選んでも十分に楽しめる。一方、ゾロリの家族やシリーズの設定を深く理解したいなら、1993年から公開順に鑑賞し、2017年の『ZZのひみつ』まで進むと、作品の積み重ねがより鮮明になる。

2026年現在も、ポプラ社を中心に原作や展示イベントなどの関連企画は続いている。映画だけでなく児童書やテレビアニメにも触れることで、ゾロリが長年愛されてきた理由と、失敗しても前向きに冒険を続けるキャラクターの魅力を改めて感じられるはずだ。

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小野寺 翔
トレンドリサーチャー 小野寺 翔
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アニメ・漫画の制作発表を担当。制作会社・出版社の公式告知と原作者コメントを確認してから記事化します。

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