映画館で映画を観るとき、チケットに書かれた上映開始時刻に合わせて着席したのに、なかなか本編が始まらないと感じた経験はないだろうか。「映画予告は何分あるの?」「上映開始時間から何分後に映画が始まる?」「少し遅刻しても本編には間に合う?」と疑問に思う人は少なくない。
2026年11月現在、映画館の上映前には、企業CMや劇場広告、公開予定作品の予告編などが流れる。一般的な目安は上映開始から本編まで約10〜15分。ただし、イオンシネマや109シネマズなどでは広告の編成が異なり、作品や上映形式によっても変動する。チケットに記載された時間と実際の本編開始時間の違いを理解しておけば、映画の冒頭を見逃すリスクを減らせる。
【結論】映画予告は何分?上映開始から本編までの平均時間を解説

映画館の予告編やCMは、上映開始時刻から本編が始まるまでの時間を含めて、一般的に約10〜15分を目安に考えるとよい。
ただし、これは全国の映画館に共通する公式な平均値ではない。劇場の広告契約、配給会社が用意する予告編、上映作品、上映回によって長さが変わる。
上映開始から本編までの時間の目安一般的なシネコンでの上映前プログラムは、次のような構成になっている。
- 企業CM・映画館の広告:数分程度
- 公開予定作品の予告編:5〜6分程度の例がある
- 劇場案内・マナー啓発映像など:上映内容によって追加
- 映画本編:予告編や広告が終了した後に開始
イオンシネマの公式広告資料では、上映開始後に最大6分のシネアドが流れ、その後に5〜6分の予告編を上映する構成が紹介されている。この広告モデルに当てはめると、上映開始から本編までの時間は約11〜12分となる。
一方、109シネマズの公式案内では、本編開始前に5〜15分程度のCF・予告編があると説明されている。劇場や上映回による差があることが分かる。
上映開始時刻が19時なら本編は何時から?例えば、チケットに19時00分上映開始と書かれている場合、一般的な10〜15分の目安を当てはめると、本編開始は19時10分〜19時15分ごろになる。
ただし、これはあくまで時間配分の計算例であり、19時15分まで必ず予告編が流れるという意味ではない。予告編が短い上映回では、19時10分より早く本編が始まる可能性もある。
特に、予告編を見ずに本編だけを観たい人は、時間に余裕があるからといって遅れて入場することを前提にしない方がよい。
【仕組みを解説】映画館のCMと予告編は何が違う?
映画館で本編前に流れる映像は、すべてが映画の予告編というわけではない。大きく分けると、企業CMなどの広告映像と、これから公開される映画の予告編に分類できる。
企業CM・シネアドとはシネアドとは、映画館のスクリーンで上映する広告のこと。飲料メーカー、通信会社、自動車メーカー、地域企業など、さまざまな企業が広告を出稿している。
映画館の広告には、入場者が着席する前後に流す幕間広告と、上映開始後に暗転したスクリーンで流す広告がある。
例えば、イオンエンターテイメントの公式広告資料では、次のような区分が示されている。
- プレアド:入れ替え時間中に流す広告。開演前の約10分間が掲載例として示されている。
- シネアド:開演時刻以降、映画予告編の前に流す広告。最大6分の枠が紹介されている。
ここで注意したいのは、プレアドが上映開始時刻より前に流れる広告だという点だ。チケットに書かれた時刻から本編開始までの時間と、入場開始から本編開始までの時間は同じではない。
映画予告編とは映画予告編は、これから公開される作品の内容や見どころを紹介する宣伝映像である。映画館では、配給会社が宣伝する新作の予告編や特報などが流れる。
予告編の尺は作品によって異なる。短い特報もあれば、ストーリーや登場人物を詳しく紹介する長めの予告編もある。
そのため、上映前に何本の予告編が組み込まれているかによって、映画本編までの待ち時間も変化する。
映画館のマナー映像も予告時間に含まれる?映画館では、上映前に携帯電話の使用や撮影・録音の禁止などを案内するマナー啓発映像が流れる場合もある。
こうした映像は新作映画の予告編とは異なるが、観客にとっては本編開始前に見る映像の一部だ。企業CM、映画予告編、劇場案内をまとめて「予告」と呼んでいる場合、実際の予告編だけの時間とは認識にずれが生じる。
【劇場別比較】TOHO・イオン・109・MOVIXの予告時間は何分?
映画館によって広告の流し方は異なる。2026年に確認できる各社の公式資料を比較すると、時間を把握するうえで重要なのは、広告枠の長さと予告編そのものの長さを分けて考えることだ。
大手映画館4社の比較| 映画館 | 公表資料・案内の内容 | 本編開始までの見方 |
|---|---|---|
| TOHOシネマズ | スクリーン開場は上映開始10分前が基本 | 予告時間の全国共通値は公表されていない。上映回ごとの差に注意。 |
| イオンシネマ | シネアド最大6分、予告編5〜6分。開演前のプレアド約10分の掲載例もある。 | 広告資料の構成では上映開始後約11〜12分が目安。 |
| 109シネマズ | 本編開始前のCF・予告編は5〜15分程度と案内。 | 約5〜15分を目安にする。 |
| MOVIX | 幕間CMは上映開始前5分間の枠、幕間プライムCMは直前1分間の枠、シネアドは暗転後3分間の枠。 | 広告枠の時間は公表されているが、予告編を含む合計時間は固定されていない。 |
TOHOシネマズでは、公式FAQでスクリーンの開場時間を上映開始10分前を基本として案内している。混雑状況によっては開場が前後する場合もある。
一方、上映開始から本編までの予告編・CMの合計時間については、全国共通の固定分数が公式FAQで示されているわけではない。
そのため、TOHOシネマズで映画を観る場合も、一般的な10〜15分という目安を参考にしつつ、実際の本編開始時間には余裕を持たせておきたい。
イオンシネマの予告時間イオンシネマは、広告の上映タイミングを比較的具体的に公開している。
公式のスクリーン広告資料によると、開演時刻の10〜15分前から入場が始まり、入場中には約10分のプレアドが流れる。その後、開演時刻以降に最大6分のシネアドがあり、続いて5〜6分の予告編を上映する構成だ。
したがって、上映開始時刻から本編までの時間は、資料上の広告枠を合計すると約11〜12分になる。ただし、これは広告媒体の掲載例であり、すべての作品・上映回で同じ構成が実施されることを保証するものではない。
109シネマズの予告時間109シネマズでは、各劇場の上映案内に本編開始前のCF・予告編について5〜15分程度と記載されている。
加えて、東急レクリエーションが公開する109シネマズの広告媒体資料では、上映開始前の幕間広告約10分、上映開始後のシネアド最大5分、予告編約5分という広告構成が紹介されている。
ただし、広告媒体資料の枠は広告出稿のための時間設計であり、個々の上映回におけるすべての映像の総尺を示したものではない。
MOVIXの予告時間MOVIXを運営する松竹マルチプレックスシアターズは、公式サイトで劇場広告の種類と上映タイミングを公開している。
幕間CMは上映開始時刻前の5分間の枠、幕間プライムCMは上映開始直前の1分間の枠、シネアドは劇場内のハーフライト点灯後、上映開始直後から3分間の枠となっている。
このように広告枠の配置は明確だが、映画予告編を含めた本編開始までの総時間は別の問題だ。広告枠の合計をそのまま予告時間と考えないようにしたい。
4社を比較すると、劇場ごとの違いはあるものの、全国一律で何分と断定できる共通ルールは存在しない。特にTOHOシネマズやMOVIXでは、公開資料から本編開始までの総時間を正確に計算することはできない。
【特殊上映】IMAX・4DXは通常上映より予告が短い?
IMAXや4DXなどの特別な上映形式を選ぶ場合、「通常のスクリーンより予告編が短いのでは?」と考える人もいる。しかし、上映形式だけで本編開始までの時間が決まるわけではない。
IMAXの予告時間IMAXは、大画面と専用の映像・音響システムによって映画の没入感を高める上映方式だ。
109シネマズの広告媒体資料では、IMAXでは幕間の上映がないと説明されている。これは入場時間中の広告枠に関する情報であり、上映開始後のシネアドや予告編が必ず省略されるという意味ではない。
そのため、IMAXだから本編が必ず早く始まると判断するのは適切ではない。通常上映と同じように、上映開始時刻までの着席を基本にしたい。
4DXの予告時間4DXは、座席の動きや風、水、香りなどの特殊効果を組み合わせた体感型の上映方式である。
109シネマズの公式案内でも、4DXは通常の映画作品を体感型の設備で楽しむ上映形式として紹介されている。
4DXでは鑑賞上の注意事項を事前に確認しておくことが大切だが、通常上映より予告編が何分短い、あるいは長いという全国共通の公式基準は確認できない。
上映前に流れる広告や予告編の構成は、劇場や上映回によって異なる。特別上映だからといって、到着時間を遅らせる理由にはならない。
特別上映・舞台挨拶ではどうなる?舞台挨拶付き上映、ライブビューイング、特別イベント上映などは、通常の映画上映とは進行が異なる場合がある。
イベントの開始時刻や登壇者の案内が組み込まれることもあり、一般的な予告時間を当てはめられない。
特別興行の場合は、通常の上映スケジュールとは別に案内される注意事項や開始時刻を確認することが重要だ。
【遅刻対策】映画館には何分前に到着すべき?本編を見逃さない方法
映画館の予告編が10〜15分程度あるからといって、上映開始時刻を過ぎてから到着するのはおすすめできない。
予告編の長さは上映回によって異なり、想定より早く本編が始まる可能性もある。映画の冒頭には重要な伏線や登場人物の紹介が含まれることも多いため、最初から鑑賞するなら余裕を持った行動が必要だ。
おすすめの到着時間は上映開始10〜15分前一般的な映画鑑賞では、上映開始時刻の10〜15分前までに劇場へ到着しておくと、入場や着席に余裕が生まれる。
TOHOシネマズでは、スクリーンの開場時間は上映開始10分前が基本と案内されている。チケットを購入済みでも、スクリーンへの移動や入場確認に時間がかかることがある。
特に休日や話題作の公開初週は、売店や入場ゲートが混雑しやすい。飲食物を購入する場合やグッズを探す場合は、さらに早めの到着を考えたい。
上映開始時刻に遅刻したらどうなる?上映開始時刻を数分過ぎた場合でも、まだ企業CMや予告編が流れていれば入場できる可能性はある。
ただし、映画館によって途中入場の取り扱いは異なる。予告編が流れている間なら必ず入場できるという全国共通のルールはない。
TOHOシネマズの公式FAQでは、原則として本編開始後20分までは途中入場が可能と案内している。ただし、空席状況などによって案内できない場合があり、本編開始後20分を超えた入場は原則として遠慮するよう求められている。
一方、109シネマズでは、本編上映開始後の途中入場を断る場合があると案内している。購入したチケットがあっても、必ず入場できるとは限らない。
映画館に遅れそうなときの対処法- 到着前:劇場の公式サイトで上映情報や入場案内を確認する。
- 上映開始時刻を過ぎた場合:劇場スタッフに現在の上映状況を確認する。
- 本編が始まっている場合:途中入場の可否をスタッフに尋ねる。
- 入場できた場合:周囲の鑑賞者に配慮し、スマートフォンの画面や音を出さず静かに着席する。
暗い場内では座席や通路が見えにくい。自分で無理に移動せず、スタッフの案内に従うことも大切だ。
予告編を見たくない場合は何分後に行けばいい?本編だけを観たい場合でも、上映開始から10分後に到着すれば確実に予告編が終わっているとは限らない。
作品によっては予告編が長く流れる場合もあれば、反対に短時間で本編へ切り替わる場合もある。
確実に本編の冒頭から観たい人は、上映開始時刻までに着席しておくのが最も安全だ。予告編の時間を待ち合わせや移動時間の調整に利用するのは避けたい。
【プロの結論】映画予告時間を正しく理解するための3つの判断基準
映画館の予告時間を考えるとき、単純に「何分待てば本編が始まるか」だけを覚えても、実際の鑑賞では役立たない場合がある。重要なのは、上映時刻と広告の構成、劇場の入場ルールを分けて理解することだ。
判断基準1:上映開始時刻と本編開始時刻を混同しない最も重要なのは、チケットに記載された上映開始時刻と映画本編の開始時刻が必ずしも一致しないことだ。
上映開始時刻は上映プログラムの開始を示すものであり、広告や予告編を経て本編へ進む場合がある。
例えば19時上映開始の回であれば、19時から広告・予告編が始まり、その後に映画本編へ切り替わるという流れが考えられる。
判断基準2:広告枠と予告編の長さを分けて考える映画館の広告媒体資料に記載されたCM枠は、映画予告編の上映時間とは別物だ。
イオンシネマの最大6分のシネアドと5〜6分の予告編、MOVIXの広告枠などは、それぞれ異なるタイミングに設定されている。
広告の長さだけを見て本編開始時刻を推測すると、実際の上映進行とずれる可能性がある。
判断基準3:遅刻してもよいという考え方を避ける予告編が長い上映回では、上映開始時刻を少し過ぎても本編前に入場できる場合がある。しかし、これは毎回保証されるものではない。
また、TOHOシネマズの途中入場ルールと109シネマズの案内にも違いがあるように、劇場ごとに対応は異なる。
映画の冒頭を大切にしたい人、舞台挨拶や特別上映を楽しみたい人、子ども連れで入場に時間がかかる人は、予告時間を計算に入れず早めに行動するのがおすすめだ。
映画館の予告編は、単なる待ち時間ではなく、次に観たい作品と出会える時間でもある。新作情報を楽しみたい人にとっては、上映前の数分間も映画体験の一部になる。
映画予告の時間に関するよくある質問(FAQ)
Q1:映画館の予告編は平均何分ありますか?
A1:一般的には、企業CMなども含めて上映開始から本編まで約10〜15分を目安に考えるとよいでしょう。ただし、全国共通の公式平均値はなく、劇場や上映回によって異なります。
Q2:映画の上映開始時間から10分遅れても間に合いますか?
A2:まだ予告編やCMが流れていれば、本編開始前に入場できる可能性があります。ただし、予告編の長さは固定ではありません。必ず間に合うとは限らないため、上映開始時刻までの着席をおすすめします。
Q3:TOHOシネマズの予告時間は何分ですか?
A3:TOHOシネマズでは、予告編とCMを合わせた全国共通の固定時間は公式FAQで公表されていません。一般的な10〜15分を参考にしつつ、上映回ごとの差を考慮してください。
Q4:イオンシネマの予告時間は長いですか?
A4:イオンシネマの公式広告資料では、上映開始後に最大6分のシネアド、その後に5〜6分の予告編を流す構成が紹介されています。合計すると約11〜12分ですが、すべての上映回で固定されているわけではありません。
Q5:109シネマズの予告時間は何分ですか?
A5:109シネマズの公式案内では、本編開始前のCF・予告編は5〜15分程度とされています。作品や上映スケジュールによって変動するため、15分を必ず待てるとは考えない方がよいでしょう。
Q6:MOVIXの予告時間は何分ですか?
A6:MOVIXは広告の上映枠として、幕間CM5分、幕間プライムCM1分、シネアド3分などを公式資料で紹介しています。ただし、これは広告枠の情報であり、映画予告編を含めた本編開始までの総時間ではありません。
Q7:IMAXや4DXは通常上映より予告が短いですか?
A7:IMAXや4DXだから必ず予告時間が短くなるという公式な共通基準はありません。劇場や作品によって異なるため、通常上映と同様に上映開始時刻までの着席をおすすめします。
Q8:映画館には何分前に到着すればいいですか?
A8:上映開始10〜15分前を目安に到着すると安心です。チケットの発券、売店での購入、トイレ、スクリーンへの移動などを考えると、混雑する休日や話題作ではさらに余裕を持つとよいでしょう。
映画館の予告編やCMは、上映開始から本編まで約10〜15分を実用的な目安として考えられる。ただし、イオンシネマや109シネマズ、MOVIXなどでは広告枠の構成が異なり、TOHOシネマズも全国共通の予告時間を固定しているわけではない。
また、企業CMと映画予告編は別の映像コンテンツであり、劇場広告やマナー映像が加わることもある。IMAXや4DXといった特別上映でも、予告時間が必ず短くなるとは限らない。
映画の冒頭を見逃さずに楽しむためには、予告編の長さを頼りに遅れて到着するのではなく、上映開始10〜15分前を目安に劇場へ向かうことが大切だ。
2026年の映画鑑賞でも、上映開始時刻と本編開始時刻の違いを理解しておけば、待ち時間に戸惑うことなく、落ち着いて映画を楽しめるだろう。
主な確認資料: TOHOシネマズ公式FAQ、イオンエンターテイメント公式スクリーン広告資料、109シネマズ公式案内・広告媒体資料、松竹マルチプレックスシアターズ公式広告資料。