主要キャラクター・声優対照表
出典:ディズニー公式作品情報、テレビ東京の作品紹介。
サリー役:石塚英彦/ジョン・グッドマン
サリー(ジェームズ・P・サリバン)
日本語版:石塚英彦
英語版:ジョン・グッドマン
サリーは、青緑色の体毛と紫色の斑点が特徴の大型モンスターです。モンスターズ・インクのトップクラスの怖がらせ屋で、悲鳴を集める能力に優れています。
日本語版を担当するのは、お笑いコンビ・ホンジャマカの石塚英彦さん。サリーの大きな体格に似合う親しみやすさや、ブーを守ろうとする優しさが、吹き替えの魅力につながっています。
英語版は、俳優のジョン・グッドマン。映画『ビッグ・リボウスキ』などでも知られる俳優で、サリーの堂々とした存在感と温かな人柄を表現しています。
サリーは当初、人間の子供を恐ろしい存在だと考えていました。しかし、ブーとの出会いによってその認識が変わり、仕事上の成功よりも一人の少女を守ることを優先するようになります。この変化を声の演技で追っていくと、作品の感動がより深く伝わります。
マイク役:田中裕二/ビリー・クリスタル
マイク・ワゾウスキ
日本語版:田中裕二
英語版:ビリー・クリスタル
マイクは、緑色の球体に大きな一つ目が付いたような姿のモンスターです。サリーの仕事上のパートナーであり、プライベートでも一緒に暮らす親友です。
日本語版を演じるのは、爆笑問題の田中裕二さん。テンポのよい会話や、少し調子に乗りやすいマイクの性格を軽快に表現しています。
英語版の担当は、コメディ俳優として知られるビリー・クリスタルです。早口のセリフや皮肉を交えた掛け合いが特徴で、マイクのコミカルな魅力を引き立てています。
サリーが大らかで面倒見のよい性格なのに対し、マイクは現実的で口数が多く、細かいことを気にするタイプです。正反対の二人だからこそ、会話に独特の面白さが生まれています。
ブー役:井上愛理/メアリー・ギブス
ブー
日本語版:井上愛理
英語版:メアリー・ギブス
ブーは、モンスターシティに迷い込んでしまう人間の小さな女の子です。ピンク色の服を着た愛らしい姿と、好奇心旺盛な性格が印象的なキャラクターです。
日本語版は井上愛理さん、英語版はメアリー・ギブスが担当しています。ブーは大人のキャラクターのように長いセリフを話すのではなく、短い言葉や声、表情、しぐさによって感情を伝える役柄です。
ブーの存在は、映画全体の価値観を変える重要な要素です。人間の子供を怖がっていたモンスターたちが、実際にブーと接することで、彼女が危険な存在ではないことに気づいていきます。
なお、ブー役の井上愛理さんは、この作品で子役声優として出演し、2002年放送のNHK大河ドラマ『利家とまつ』にも出演しています。
【脇役にも注目】ランドール・セリア・ロズの声優とキャラクターの関係

『モンスターズ・インク』の魅力は、主役のサリーとマイクだけではありません。会社の同僚や経営陣にも個性の強いモンスターがそろっています。
ランドール役:青山穣/スティーブ・ブシェミ
ランドール・ボッグス
日本語版:青山穣
英語版:スティーブ・ブシェミ
ランドールは、周囲の景色に体を同化させる能力を持つトカゲ型のモンスターです。怖がらせ屋としてサリーをライバル視しており、物語では重要な対立人物として登場します。
日本語版は青山穣さん、英語版はスティーブ・ブシェミが担当。英語版のブシェミは独特の声質を持つ俳優で、ランドールの不気味さや執念深さを印象的に演じています。
サリーとは対照的に、成果を得るためには手段を選ばないランドール。その存在が、悲鳴を集めることを当然としてきた会社の問題点を浮き彫りにします。
セリア役:高乃麗/ジェニファー・ティリー
セリア・メイ
日本語版:高乃麗
英語版:ジェニファー・ティリー
セリアは、モンスターズ・インクの受付を担当する女性モンスターです。髪の毛が蛇のようになっている個性的な姿が特徴で、マイクの恋人でもあります。
日本語版は高乃麗さん、英語版はジェニファー・ティリー。マイクとのやり取りでは、仕事中の顔とは違った親しみやすい一面も見せます。
セリアは物語の中心人物ではありませんが、マイクの日常や職場での人間関係を描くうえで欠かせない存在です。
ロズ役:磯辺万沙子/ボブ・ピーターソン
ロズ
日本語版:磯辺万沙子
英語版:ボブ・ピーターソン
ロズは、モンスターズ・インクの事務を担当する職員です。マイクが書類や報告書の提出を怠るたびに、独特の口調で注意を促します。
日本語版の磯辺万沙子さんは、ロズの落ち着いた低めの声と、淡々とした話し方を印象づけています。英語版はボブ・ピーターソンが担当しています。
ロズは一見すると地味な事務職員ですが、物語の終盤では意外な役割を担います。初めて見る人はもちろん、結末を知ってから見直すと、序盤の何気ないやり取りにも注目したくなるキャラクターです。
その他の主要キャラクターと声優
ウォーターヌース社長
日本語版:大平透
英語版:ジェームズ・コバーン
モンスターズ・インクの社長。サリーの才能を評価し、会社の業績を気にかけています。
イエティ
日本語版:立木文彦
英語版:ジョン・ラッツェンバーガー
雪山に関係する場所で登場する、印象的な大型モンスターです。
ファンガス
日本語版:牛山茂
英語版:フランク・オズ
ランドールの仕事を手伝うモンスターです。
そのほか、ニードルマン役は日本語版が亀山助清、英語版がダニエル・ガーソン。スミッティ役は日本語版が長島雄一、英語版がダニエル・ガーソンです。フリント役は渡辺美佐、ジョージ役は茶風林が日本語版を担当しています。
【物語をおさらい】モンスターシティと怖がらせ屋の仕事とは?
『モンスターズ・インク』の舞台は、人間の世界とは別に存在するモンスターたちの都市「モンスターシティ」です。そこでは、人間の子供たちの悲鳴が生活を支える重要なエネルギー源になっています。
悲鳴を集める会社「モンスターズ・インク」モンスターズ・インクは、人間の子供たちを怖がらせて悲鳴を集める大企業です。怖がらせ屋たちは、会社に保管されている子供部屋のドアを通って人間界へ入り、仕事をします。
集められた悲鳴はエネルギーとして利用され、モンスターシティの社会を支えています。サリーはトップクラスの怖がらせ屋であり、マイクはその仕事をサポートする相棒です。
ところが、以前ほど子供たちが怖がらなくなり、都市は深刻なエネルギー不足に直面します。会社の業績が悪化するなか、モンスターたちは仕事のやり方を変える必要に迫られていました。
ブーとの出会いがモンスターたちを変えるある夜、マイクに頼まれて会社へ戻ったサリーは、稼働しているはずのない子供部屋のドアを発見します。その先から迷い込んできたのが、人間の少女です。
モンスターたちは、人間の子供に触れることを危険だと考えていました。子供検疫局、通称CDAによる厳しい管理も行われています。そのため、人間の少女がモンスターシティにいること自体が大問題になります。
サリーは少女を自宅に連れ帰り、「ブー」という名前を付けます。最初は戸惑いながらも、ブーと一緒に過ごすうちに、彼女が怖い存在ではないことを理解していきます。
この出会いによって、サリーは怖がらせ屋としての成功だけではなく、目の前にいる小さな命を守ることの意味を考えるようになります。マイクも巻き込まれながら、二人は会社を揺るがす大きな出来事に直面します。
作品の本質は、単なるモンスターと人間の追いかけっこではありません。恐怖を利用する社会の仕組みと、実際に相手と向き合うことで生まれる理解の違いを描いている点にあります。
【公開から25年】モンスターズ・インクの制作背景とアカデミー賞
『モンスターズ・インク』は、ピクサー・アニメーション・スタジオが製作し、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズが提供した長編コンピュータアニメーション映画です。
アメリカでの公開日は2001年11月2日、日本での公開日は2002年3月2日。ピクサーの長編映画としては第4作にあたり、監督のピート・ドクターにとって初めての長編監督作品となりました。
作品の基本データ公開日と監督、制作スタッフなどはディズニー公式とピクサーの公開記録に基づいています。
ピート・ドクターにとって初の長編監督作品監督を務めたピート・ドクターは、後に『カールじいさんの空飛ぶ家』や『インサイド・ヘッド』などでも知られるようになる映画監督です。
『モンスターズ・インク』では、モンスターの世界を単なる奇抜なファンタジーとして描くのではなく、会社、職場、エネルギー供給といった現実社会にも通じる仕組みを持たせています。
子供部屋のクローゼットが異世界への入口になるという発想も秀逸です。子供の頃に抱いた「クローゼットの向こうに何かいるかもしれない」という不安を、モンスター側の視点からユーモラスに描き直しています。
第74回アカデミー賞で「君がいないと」が受賞
「君がいないと」
原題:If I Didn't Have You
作詞・作曲:ランディ・ニューマン
本作を語るうえで外せないのが、ランディ・ニューマンが手がけた主題歌「君がいないと」です。英語版の原題は「If I Didn't Have You」。サリーとマイクの友情を象徴する楽曲として、映画の印象的な場面を彩ります。
この曲は、2002年3月24日に開催された第74回アカデミー賞で歌曲賞を受賞しました。作品自体も長編アニメーション賞、作曲賞、音響編集賞などを含む4部門にノミネートされています。
ここで押さえたいのは、映画が2001年公開である一方、受賞式は2002年に行われたという点です。アカデミー賞の公式記録でも、受賞曲は「If I Didn't Have You」、作曲・作詞はランディ・ニューマンと記載されています。
日本語版では、サリー役の石塚英彦さんとマイク役の田中裕二さんによる歌声も作品の楽しみの一つです。二人の掛け合いを知ってからエンディングを聴くと、主題歌の意味がいっそう伝わります。
【声優の歴代情報】日本語版と英語版を混同しないためのポイント
『モンスターズ・インク』の声優を検索すると、日本語版と英語版の名前が一緒に表示されることがあります。加えて、続編や関連シリーズのキャラクター情報が混在することもあり、誰がどの作品で演じているのか分かりにくくなりがちです。
日本語吹き替えと英語版は別々のキャスト最も大切なのは、キャラクター名だけで声優を判断しないことです。サリーの場合、英語版はジョン・グッドマン、日本語版は石塚英彦さんです。どちらも正しいキャストですが、担当している音声が異なります。
同じように、マイクのビリー・クリスタルと田中裕二さん、ブーのメアリー・ギブスと井上愛理さんも、それぞれ英語版と日本語版の配役です。
「歴代声優」という検索で注意したいこと2001年公開の映画『モンスターズ・インク』には、上記の日本語吹き替えキャストと英語版キャストが存在します。これは、同じ映画の音声バージョンの違いであり、サリー役が石塚英彦さんからジョン・グッドマンに交代したという意味ではありません。
また、『モンスターズ・ユニバーシティ』や『モンスターズ・ワーク』などの関連作品は、それぞれ別の作品としてキャスト情報を確認する必要があります。映画本編の配役と、関連作品の配役を一つの歴代交代表として扱うと、誤解につながります。
日本語吹き替え版と英語版、どちらがおすすめ?日本語吹き替え版の魅力は、サリーとマイクの掛け合いを日本語ならではのテンポで楽しめることです。石塚英彦さんと田中裕二さんという、お笑いの世界でも知られる二人の組み合わせは、作品のコミカルな部分によくなじんでいます。
一方、英語版ではジョン・グッドマンとビリー・クリスタルの演技を通じて、オリジナルのセリフ回しや声の表現を味わえます。英語の言い回しや声のニュアンスに興味がある人にもおすすめです。
初めて見る人や家族で楽しみたい人には日本語吹き替え版、オリジナルの演技や英語表現まで楽しみたい人には英語版が向いています。可能なら両方を見比べることで、声優によるキャラクター表現の違いを発見できます。
【モンスターズ・インクの声優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:モンスターズ・インクのサリーの声優は誰ですか?
A1:日本語吹き替え版は石塚英彦さん、英語版はジョン・グッドマンです。サリーはモンスターズ・インクのトップクラスの怖がらせ屋で、物語の中心人物です。
Q2:マイクの日本語版と英語版の声優は誰ですか?
A2:日本語版は爆笑問題の田中裕二さん、英語版はビリー・クリスタルです。マイクはサリーの仕事上のパートナーであり、大親友でもあります。
Q3:ブーの声優は誰ですか?
A3:日本語版は井上愛理さん、英語版はメアリー・ギブスです。ブーはモンスターシティに迷い込んだ人間の少女で、サリーの価値観を大きく変える重要な存在です。
Q4:ランドールの日本語版声優は誰ですか?
A4:青山穣さんです。英語版はスティーブ・ブシェミが担当しています。ランドールは周囲に姿を同化させる能力を持つ、サリーのライバルです。
Q5:セリアとロズの声優は誰ですか?
A5:セリアは日本語版が高乃麗さん、英語版がジェニファー・ティリーです。ロズは日本語版が磯辺万沙子さん、英語版がボブ・ピーターソンです。
Q6:モンスターズ・インクは何年に公開されましたか?
A6:アメリカでは2001年11月2日、日本では2002年3月2日に公開されました。ピクサーの長編映画第4作です。
Q7:「君がいないと」は誰が歌っていますか?
A7:原曲の「If I Didn't Have You」はランディ・ニューマンが作詞・作曲した楽曲です。日本語版ではサリー役の石塚英彦さんとマイク役の田中裕二さんによる歌唱も楽しめます。第74回アカデミー賞で歌曲賞を受賞しました。
『モンスターズ・インク』の日本語吹き替え版は、サリー役の石塚英彦さん、マイク役の田中裕二さん、ブー役の井上愛理さんを中心とするキャストが作品を彩っています。英語版ではジョン・グッドマン、ビリー・クリスタル、メアリー・ギブスが、それぞれのキャラクターに命を吹き込んでいます。
ランドール役の青山穣さん、セリア役の高乃麗さん、ロズ役の磯辺万沙子さんなど、脇役の配役にも注目すると、職場を舞台にしたモンスターたちの人間関係がさらに面白く見えてきます。
また、2001年のアメリカ公開から2002年の日本公開、そして第74回アカデミー賞での「君がいないと」の受賞まで、本作にはアニメーション映画としての歴史的な評価もあります。
2026年はアメリカ公開から25周年を迎える年です。懐かしい作品として楽しむだけでなく、日本語版と英語版を比較しながら鑑賞すると、声の表現やキャラクターの魅力を改めて発見できます。サリーとマイクの友情、そしてブーとの出会いがもたらす変化は、今見ても色あせない作品の大きな魅力です。