2026年11月現在、アニメ『ルパン三世』の次元大介を演じている声優は大塚明夫(おおつか・あきお)です。2021年のテレビアニメ『ルパン三世 PART6』から担当しており、初代声優の小林清志(こばやし・きよし)から役を引き継ぎました。
小林清志は1971年のテレビアニメ第1シリーズから約50年間、次元大介を演じ続けた人物です。2021年9月7日に交代が正式発表され、同年10月9日放送の『PART6』第0話「EPISODE 0 ―時代―」が最後の出演となりました。その後、2025年公開の劇場版『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』でも、大塚明夫が次元役を担当しています。
【2026年最新】次元大介の声優は大塚明夫!現在の担当状況

現在の次元大介役は、声優の大塚明夫です。テレビシリーズ、劇場作品ともに、2021年以降の新作における次元役を引き継いでいます。
大塚明夫は、低く重厚感のある声と、人物の存在感を際立たせる演技で知られる声優です。『メタルギアソリッド』シリーズのスネーク役をはじめ、アニメ、ゲーム、海外映画の吹き替えなど、幅広い分野で活躍しています。
大塚明夫が次元大介を担当するようになった作品正式な交代の舞台となったのは、2021年10月9日から放送されたテレビアニメ『ルパン三世 PART6』です。
制作会社トムス・エンタテインメントの作品情報では、同作のキャストが次のように整理されています。
- 第0話「EPISODE 0 ―時代―」:小林清志
- 第1話以降:大塚明夫
つまり、同じテレビシリーズの中で初代と2代目の次元大介が切り替わる構成になっています。単純にシリーズが新しくなったタイミングで交代したのではなく、初回に小林の最後の演技を配置するという、特別な演出が採用されました。
2025年の劇場版『不死身の血族』でも大塚明夫が続投大塚明夫の次元大介を確認できる代表的な近年の作品が、2025年6月27日公開の『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』です。
同作の公式サイトでは、次元大介の担当声優として大塚明夫が明記されています。
本作は小池健監督による完全新作の2D劇場アニメーションです。約30年ぶりの2D劇場版という位置づけで、栗田貫一、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一ら、おなじみのキャストも集結しました。
2026年6月27日にはPrime Videoで独占見放題配信が始まったことも公式サイトで告知されています。2026年現在の次元大介を知るうえで、重要な作品です。
【歴代声優一覧】小林清志から大塚明夫へ!約50年の交代史
次元大介の声優の歴史を整理すると、テレビシリーズを中心としたレギュラーの担当者は小林清志と大塚明夫の2人です。
ただし、劇場作品には一度だけ主要キャストを一新した例外的な作品も存在します。そのため、歴代声優を調べる際は、テレビシリーズの基本キャストと、作品限定のキャストを分けて考える必要があります。
次元大介の声優交代・出演作品年表| 時期 | 作品・出来事 | 次元大介の声優 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1969年 | パイロットフィルム | 小林清志 | テレビシリーズに先立つ映像作品 |
| 1971年 | ルパン三世 PART1 | 小林清志 | テレビシリーズ開始 |
| 1987年 | 風魔一族の陰謀 | 銀河万丈 | 主要キャストを一新した特例作品 |
| 2014年 | LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標 | 小林清志 | 次元を主役級に描いた作品 |
| 2021年9月7日 | 声優交代発表 | 小林清志から大塚明夫へ | アニメ化50周年の節目 |
| 2021年10月9日 | PART6 第0話 | 小林清志 | 次元役として最後の出演 |
| 2021年10月以降 | PART6 第1話以降 | 大塚明夫 | 2代目として本格的に担当 |
| 2025年6月27日 | 不死身の血族 | 大塚明夫 | 新作劇場版に出演 |
小林清志は1971年のテレビシリーズ開始から、次元大介というキャラクターを長期間にわたって演じてきました。
その特徴は、低く落ち着いた声だけではありません。セリフの間合い、抑制された感情表現、短い言葉に込める説得力が、次元の人物像と深く結び付いていました。
ルパンの相棒として、必要以上に感情を表に出さず、それでも仲間を見捨てない。そんな次元の人間性を、小林の演技が長年にわたって支えてきたのです。
例外は1987年の『風魔一族の陰謀』歴代声優を語るうえで忘れてはいけないのが、1987年の『ルパン三世 風魔一族の陰謀』です。
この作品では主要キャストが一新され、次元大介を銀河万丈が担当しました。ルパン三世役は古川登志夫、石川五ェ門役は塩沢兼人という配役です。
ただし、これは通常のテレビシリーズにおける世代交代とは異なる、作品限定のキャスト変更でした。そのため、銀河万丈を小林清志と大塚明夫の間に位置する通常の2代目と考えるのは正確ではありません。
テレビシリーズの基本的な継承関係は、小林清志から大塚明夫への交代です。
【なぜ交代した?】2021年の声優変更理由と小林清志の最後の出演
2021年9月7日、テレビアニメ『ルパン三世 PART6』の公式サイトが次元大介役の交代を発表しました。
交代の背景を理解するうえで重要なのが、当時88歳だった小林清志本人のコメントです。
小林清志が語った「90歳まで演じたかった」という思い交代発表時、小林は次元役への思いを率直に明かしました。
「我儘を言えば90歳までやっていたかったが残念。」
加えて、年齢を重ねることで声に変化が生じることや、次元の声が聞き取りづらいという指摘についても言及しています。
本人は当時88歳であることを踏まえ、自分なりに努力してきたと説明しました。そして後任の大塚明夫に次元役を託す姿勢を示しています。
このコメントから読み取れるのは、単なる制作上のキャスト変更ではなく、長年役を背負ってきた本人の思いと、年齢による変化が重なった節目だったということです。
一方、2021年9月7日の公式発表そのものは、交代の詳細な医学的理由などを公表したものではありません。小林自身のコメントが、交代の背景を理解するうえで最も具体的な手掛かりになっています。
大塚明夫へのバトンタッチで語られた覚悟後任に選ばれた大塚明夫にとっても、次元大介は特別なキャラクターでした。
大塚は幼少期から『ルパン三世』を見て育ち、小林が演じる次元に憧れていたことを明かしています。
交代発表時には、小林の思いを受け止め、次元というキャラクターを大切に演じていく決意を示しました。
大塚にとっての課題は、単に声を似せることではありません。50年間積み重ねられた次元の人物像を尊重しながら、自分自身の演技でその役を成立させることでした。
小林清志の最後の出演は2021年10月9日小林清志が次元大介を演じた最後の作品は、『ルパン三世 PART6』の第0話「EPISODE 0 ―時代―」です。
2021年10月9日深夜に放送された同エピソードでは、次元が自分の人生や時代の変化を感じさせる言葉を口にします。
冒頭の「とうとうオレも潮時かもしれねえな」というセリフは、物語上の次元の心境と、約50年間演じてきた小林自身の卒業が重なる印象的な場面でした。
この回の次元は、単なるキャラクターの交代を超え、長年作品を支えてきた声優への敬意を感じさせる存在になっています。
小林清志は2022年に89歳で逝去小林清志は2022年7月30日、肺炎のため89歳で亡くなりました。所属していた東京俳優生活協同組合が同年8月8日に公表しています。
ここで押さえておきたいのは、声優交代が発表されたのは2021年9月であり、小林の逝去はその約10か月後だったという時系列です。
つまり、亡くなったことが直接の交代理由だったわけではありません。小林は生前に次元役を勇退し、後任の大塚にバトンを渡していました。
【作品別に検証】次元大介の声が違う理由は?墓標・PART6・不死身の血族
『ルパン三世』を視聴していると、次元大介の声が作品によって違うと感じることがあります。
これは必ずしも再放送時の編集や音声変更が原因ではありません。作品が制作された時期や、個別作品のキャスト構成によって担当声優が異なるためです。
『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』は小林清志2014年に発表された『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』では、次元大介を小林清志が担当しています。
同作は小池健監督による『LUPIN THE IIIRD』シリーズの作品で、若きルパンと次元の関係をハードな世界観で描いています。
物語では、次元が狙撃犯ヤエル奥崎と対峙します。次元の早撃ちだけでなく、ガンマンとしての矜持や、ルパンとの関係性が深く描かれている点も見どころです。
この作品を見ている人が小林の声を聞くのは、当時の正規キャストがそのまま出演しているためです。
『ルパン三世 PART6』は途中で声優が交代『PART6』は2021年10月から2022年3月まで放送されたテレビシリーズです。
第0話では小林清志、第1話からは大塚明夫という構成になっています。
そのため、同じシリーズを最初から見直した場合でも、最初のエピソードと本編の次元の声が異なります。これは意図された正式なキャスト交代であり、作品の不具合ではありません。
2025年公開『不死身の血族』は大塚明夫2025年6月27日公開の『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』では、大塚明夫が次元を担当しています。
公式サイトのキャラクター紹介にも「次元大介/大塚明夫」と掲載されています。
同作は、地図に存在しない謎の島を舞台に、ルパン一味が不死身の存在と対峙する物語です。次元の宿敵としてヤエル奥崎も登場し、銃の腕前や過去の因縁が物語の緊張感を高めます。
なお、次元の声を担当する大塚明夫と、敵役ムオムを担当する片岡愛之助は別のキャラクターです。大塚明夫は次元役として出演し、片岡愛之助はムオム役を演じています。
旧作と新作を見比べるときは、作品の公開年とキャスト表記を確認するのが最も確実です。
【徹底比較】小林清志と大塚明夫の次元大介は何が違う?
小林清志と大塚明夫は、どちらも次元大介の持つ渋さや大人の男らしさを表現できる声優ですが、演技の印象には違いがあります。
重要なのは、大塚が小林の演技を単純に模倣しているわけではないという点です。小林が築いた人物像を尊重しつつ、大塚自身の声と表現によって次元を演じています。
小林清志版は枯れた渋さと独特の間合い小林清志の次元を象徴するのは、落ち着いた低音と、言葉を必要以上に飾らない演技です。
次元は、ルパンのように大げさなリアクションをする人物ではありません。危険な場面でも冷静さを保ち、短い言葉で状況を整理する役柄です。
小林の声には、そうしたキャラクターの人生経験や、長く修羅場をくぐり抜けてきた男の余裕を感じさせる魅力がありました。
大塚明夫版は重厚な低音と力強い存在感大塚明夫の次元は、低音の厚みと声の芯の強さが印象的です。
小林版と比較すると、より力強く、現代的なアニメーションの中でも存在感が際立つ演技として受け取る視聴者もいるでしょう。
一方で、次元の冷静さ、仲間への信頼、職業的なプロ意識といった根本的な人物像は引き継がれています。
大塚明夫本人が語った小林清志への敬意2023年のオリコンのインタビューで、大塚明夫は小林清志から受け継いだ次元について語っています。
「どこまでいっても『清志さんの面影』を感じてほしい」
この発言からは、初代の演技を消して新しい次元を作るのではなく、小林が築いたキャラクターの本質を残そうとする姿勢がうかがえます。
また、小林自身も交代時のコメントで、次元の魅力を「江戸のイキ」や「JAZZ」に例えていました。
大塚は、こうした小林の言葉を演技の指針として受け止めています。声質が変わっても、次元らしさを支える美学は継承されているのです。
どちらの次元から見るべき?作品選びの判断基準- 昔ながらの次元を楽しみたい人:『ルパン三世 PART1』や『次元大介の墓標』など、小林清志の出演作品がおすすめ。
- 現在の次元を知りたい人:『ルパン三世 PART6』第1話以降や『不死身の血族』がおすすめ。
- 声優交代の歴史を比較したい人:『PART6』第0話と第1話を続けて見ると、交代のタイミングが明確に分かる。
どちらが優れているかという単純な比較よりも、約50年間の歴史を築いた小林の演技と、その先を担う大塚の演技を一つの流れとして楽しむことに価値があります。
【次元大介の声優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、次元大介の声優は誰ですか?
A1:大塚明夫です。2021年のテレビアニメ『ルパン三世 PART6』第1話から担当しており、2025年公開の劇場版『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』でも次元大介を演じています。
Q2:小林清志が次元大介を演じた最後の作品は何ですか?
A2:2021年10月9日放送の『ルパン三世 PART6』第0話「EPISODE 0 ―時代―」です。この作品が約50年間担当してきた次元大介役の最後の出演となりました。
Q3:『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』の声優は誰ですか?
A3:小林清志です。2014年公開の作品であり、2021年の声優交代より前に制作されています。そのため、初代の次元大介の声を聞くことができます。
Q4:次元大介の声優が大塚明夫に交代した理由は何ですか?
A4:小林清志が88歳だった当時、年齢による声の変化や自身の限界についてコメントしていました。本人は90歳まで演じたい思いも語っていましたが、最終的に大塚明夫へ役を託しました。
Q5:次元大介の声優は小林清志と大塚明夫だけですか?
A5:通常のテレビシリーズの継承関係では、この2人が中心です。ただし、1987年の『ルパン三世 風魔一族の陰謀』では、作品限定で銀河万丈が次元大介を演じています。
2026年11月現在、次元大介の声優は大塚明夫です。2021年の『ルパン三世 PART6』から担当し、2025年公開の『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』でも続投しています。
初代の小林清志は1971年から約50年間、次元大介というキャラクターを演じ続けました。2021年10月9日の『PART6』第0話を最後に勇退し、翌2022年に89歳で逝去しています。
今回の声優交代を理解するうえで大切なのは、単に担当者が変わったという事実だけを見るのではなく、小林が築いた次元の人物像と、大塚が受け継いだ演技の両方に目を向けることです。
昔の『ルパン三世』には小林清志の渋い声があり、現在の作品には大塚明夫の重厚な声があります。声は変わっても、ルパンの相棒としての次元大介の魅力は続いています。
これから『ルパン三世』を視聴するなら、作品の制作年代と担当声優を意識して見比べてみてください。約半世紀にわたって受け継がれてきた次元大介というキャラクターの奥深さが、より鮮明に伝わってくるはずです。